『劇場版アナウンサーたちの戦争』が、2024年8月16日（金）に公開されます。

 

2023年8月14日にNHK総合テレビ「NHKスペシャル」にて放送されたドラマを

映画化した作品。戦時中における放送と戦争の知られざる関わりを題材に、

ナチスのプロパガンダ戦の先頭に立ったアナウンサーたちの葛藤や苦悩を、

実話をもとに描いたドラマ。

 

この記事では、『劇場版アナウンサーたちの戦争』のキャストと役どころ、

またあらすじや見どころについてもまとめました。

 

 

【公式】映画『アナウンサーたちの戦争』予告編　8月16日公開

 

 

劇場版アナウンサーたちの戦争のキャストと役どころ

 

役名	和田信賢
役どころ	戦前から人気が高かった伝説のアナウンサー
演者	森田剛
生年月日	1979年2月20日
出身地	埼玉県
出演作品	『ホールドアップダウン』『人間失格』『ヒメアノ〜ル』『前科者』『白鍵と黒鍵の間に』など

 

役名	和田実枝子
役どころ	女性アナウンサーの先駆者的存在。和田信賢の妻
演者	橋本愛
生年月日	1996年1月12日
出身地	熊本県
出演作品	『ここは退屈迎えに来て』『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』『21世紀の女の子「愛はどこにも消えない」』『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』『私をくいとめて』『ホリック xxxHOLiC』『熱のあとに』『ハピネス』など

 

役名	館野守男
役どころ	開戦の臨時ニュースを読み一躍名をあげた、新進気鋭のアナウンサー
演者	高良健吾
生年月日	1987年11月12日
出身地	熊本県
出演作品	『万引き家族』『アンダー・ユア・ベッド』『人間失格 太宰治と3人の女たち』『カツベン!』『あのこは貴族』『くれなずめ』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』『愛にイナズマ』『罪と悪』など

 

役名	米良忠麿
役どころ	和田信賢の先輩のアナウンサー。開戦後に派遣されたマニラ局ではナンバー2として局長を支えた
演者	安田顕
生年月日	1973年12月8日
出身地	北海道
出演作品	『不能犯』『愛しのアイリーン』『ザ・ファブル』シリーズ、『影裏』『ホテルローヤル』『劇場版 がんばれ!TEAM NACS』『とんび』『ラーゲリより愛を込めて』『シン・仮面ライダー』『朽ちないサクラ』など

 

役名	志村正順
役どころ	和田信賢の後輩のアナウンサー。戦後もNHKを代表するスポーツアナとして活躍し続け野球殿堂入りした
演者	大東駿介
生年月日	1986年3月13日
出身地	大阪府
出演作品	『曇天に笑う』『37セカンズ』『明日の食卓』『破戒』『バイオレンスアクション』『Gメン』『罪と悪』『映画 マイホームヒーロー』など

 

役名	今福祝
役どころ	開戦直前、秘密裏にベトナムに派遣され、謀略放送に関与したアナウンサー
演者	浜野謙太
生年月日	1981年8月5日
出身地	神奈川県
出演作品	『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『雪の華』『九月の恋と出会うまで』『バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜』『くれなずめ』『夏への扉 -キミのいる未来へ-』『鳩の撃退法』『劇場版ラジエーションハウス』『アナログ』など

 

役名	朝倉寿喜
役どころ	早稲田大学の野球部主将。終戦の年、特攻隊員として飛び立つ
演者	水上恒司
生年月日	1999年5月12日
出身地	福岡県
出演作品	『望み』『ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-』『新解釈・三國志』『劇場版 奥様は、取り扱い注意』『そして、バトンは渡された』『死刑にいたる病』『あの花が咲く丘で君とまた出会えたら』など

 

役名	赤沼ツヤ
役どころ	和田実枝子の同期のアナウンサー
演者	藤原さくら
生年月日	1995年12月30日
出身地	福岡県
出演作品	『銀平町シネマブルース』など

 

役名	川添照夫
役どころ	和田信賢の後輩のアナウンサー。「宣伝・情熱は危険だ」と勇気ある苦言を呈し続けた
演者	中島歩
生年月日	1988年10月7日
出身地	宮城県
出演作品	『愛がなんだ』『水曜日が消えた』『浅草キッド』『偶然と想像』『ラーゲリより愛を込めて』『スイート・マイホーム』『おまえの罪を自白しろ』『サイレントラブ』『四月になれば彼女は』など

 

役名	長笠原栄風
役どころ	潜水艇からの中継などアイデアマンのアナウンサー
演者	渋川清彦
生年月日	1974年7月2日
出身地	群馬県
出演作品	『アウト&アウト』『半世界』『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』『ばるぼら』『キネマの神様』『孤狼の血 LEVEL2』『燃えよ剣』『99.9 -刑事専門弁護士- THE MOVIE』『ちょっと思い出しただけ』『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』『キングダム2 遥かなる大地へ』『コンビニエンス・ストーリー』『異動辞令は音楽隊!』『怪物の木こり』『夜明けのすべて』など

 

役名	並河亮
役どころ	日本放送協会で海外放送を担当した番組制作のホープ
演者	眞島秀和
生年月日	1976年11月13日
出身地	山形県
出演作品	『そらのレストラン』『劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』『蜜蜂と遠雷』『夏への扉 -キミのいる未来へ-』『大怪獣のあとしまつ』『破戒』『犬も食わねどチャーリーは笑う』『“それ”がいる森』『ある男』など

 

役名	チャリー吉井
役どころ	日系アメリカ人二世。日本放送協会が海外放送開始時に英語アナウンサーとして招聘
演者	降谷建志
生年月日	1979年2月9日
出身地	東京都
出演作品	『ゲレンデがとけるほど恋したい。』『けものがれ、俺らの猿と』『アリーキャット』『こどもしょくどう』など

 

役名	松内則三
役どころ	スポーツ実況放送の基礎を築いたアナウンサー
演者	古舘寛治
生年月日	1968年3月23日
出身地	大阪府
出演作品	『宮本から君へ』『君が世界のはじまり』『罪の声』『子供はわかってあげない』『ハケンアニメ!』『ほつれる』『プリテンダーズ』など

 

役名	中村茂
役どころ	大正14年に入局した最古参アナウンサー。二・二六事件では「兵に告ぐ」の名放送で投降を勧告した
演者	遠山俊也
生年月日	1962年8月31日
出身地	新潟県
出演作品	『踊る大捜査線シリーズ』『ミッドナイト・バス』『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』『神の発明。悪魔の発明。』『チェリまほ THE MOVIE〜30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい〜』など

 

役名	下村宏
役どころ	終戦の年、戦争終結に動いた情報局総裁。日本放送協会会長を務めた
演者	小日向文世
生年月日	1954年1月23日
出身地	北海道
出演作品	『祈りの幕が下りる時』『マスカレード・ホテル』『マスカレード・ナイト』『コンフィデンスマンJP』シリーズ、『アルキメデスの大戦』『劇場版 奥様は、取り扱い注意』『“それ”がいる森』『映画 イチケイのカラス』『湯道』『大名倒産』など

 

 

 

劇場版アナウンサーたちの戦争のあらすじ

 

これまで日本でラジオは大きな役割を果たしてきました。

 

それは太平洋戦争の開戦は、ラジオのニュースで知らされ、また太平洋戦争

の終戦は、玉音放送で知らされたから。

 

そして太平洋戦争の開戦と終戦にいずれも関与していたアナウンサーが、

人気が高かった和田信賢と新進気鋭の館野守男でした。

 

太平洋戦争の開戦の日、大本営から開戦したという情報を知らされたのが

和田信賢で、国民に広く伝えたのが館野守男だった。

 

当時の国民は、館野守男の報道におおいに湧き立ちました。

 

そして館野守男の同僚だったアナウンサーたちは日本が占領していた南方の

放送局に赴任し、南方の支配に関与する。

 

そんな中、太平洋戦争は思わしくない状況になり、和田信賢は、大本営発表に

対して不信感を抱くようになった。

 

一方で、館野守男は、全く立場が逆であったため、和田信賢と館野守男は、

報道のあり方について、対立するようになってしまいます。

 

和田信賢は、学徒出陣を鼓舞する放送をさせられることになって困惑して

しまうなか、妻の実枝子の手助けもあり次第に冷静になっていく。

 

また館野守男もインパール作戦の最前線に行くことになり、太平洋戦争の

状況を自分の目で知ることになった。

 

やがて太平洋戦争が終戦する前になると、フィリピンのマニラで最後の放送

をした米良忠麿はアメリカ軍に狙われることに。さらに脅威は和田信賢にも

襲い掛かることになるのだった。

 

 

 

劇場版アナウンサーたちの戦争の見どころ

 

映画『劇場版アナウンサーたちの戦争』は『どんど晴れ』『ゲゲゲの女房』

『おかえりモネ』『八重の桜』『いだてん』などを手掛けた一木正恵監督

作品。

 

脚本は、これまで『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』『アライブ がん

専門医のカルテ』『凛子さんはシてみたい』『純愛ディソナンス』『PICU

小児集中治療室』などを手掛けた倉光泰子が担当し、2023年にNHK

総合で放送されたドラマの映画版です。

 

太平洋戦争の最中に日本軍の戦いを支えたのはラジオ放送による『電波戦』

日本放送協会とそのアナウンサーたちは国民の勝利へ『声の力』で戦意高揚

と国威発揚を偽りの情報で敵を混乱。

 

アナウンサーの中には自ら国の扇動に加担しなければならなかった現実に

悩み苦しみ続ける者もいた。事実をもとにした『放送』と『戦争』の知られざる

かかわりを描き出した作品。

 

ラジオが日本で果たした役割の大きさを太平洋戦争を通して、いい意味でも、

よくない意味でも、それぞれ扱っていくという内容。

 

戦争のために、生命、メディアまでもが支配される恐ろしい時代。

言葉の重み、命の尊さを改めて考えさせられる。

 

森田剛を始め、橋本愛、高良健吾、安田顕、大東駿介、浜野謙太、水上恒司、

藤原さくら、中島歩、渋川清彦、眞島秀和、古館寛治、小日向文世、遠山俊也

など豪華俳優陣の演技が見どころ。

 

 

 

まとめ

国の扇動に加担しなければならなかった悩みや苦しみをどのように表現し、

演じ観せてくれるのか興味深いところ。豪華俳優陣の演技に注目。

 

公開は、2024年8月16日（金）

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ