【映画】影裏のあらすじ結末を小説からネタバレ!感想や評価についても

 

映画『影裏』が、2020年2月14日(金)に公開されます。

沼田真佑さんのデビュー作にして、芥川賞を受賞した同名小説が原作ということ、

それを実写映画化ということでとても気になります。

 

この記事では、そんな映画『影裏』の結末を原作小説からネタバレ、また原作小説の

感想や評価についてもまとめてみました。

 

 

映画『影裏』本予告 2020年2月14日ロードショー

 

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【映画】影裏のあらすじ

 

今野秋一(綾野剛)は、転勤により、岩手県に引っ越すことになりました。

そんな今野を待っていたのが、日浅(松田龍平)という同い年の同僚との出会い

だったのです。

 

やがて今野は日浅と親しくなり、転勤先での新たな生活は充実したものになって

いきました。しかし今野と日浅の関係は、そう長くは続きませんでした。

 

夜釣りに出かけたある日、今野と日浅は些細なことから関係が悪化。日浅は今野に

「人を見るときはその裏側、影のいちばん濃いところを見ろ」と、今までの態度とは

一変し言い放ちました。朝まで飲もうという日浅の誘いも断り帰ってしまいます。

 

しかしこれっきり、今野が日浅と会うことはありませんでした。

 

あれから数ヶ月後、今野は同僚の西山から、日浅は死んだのではないかと言われ、

ショックを受けます。また西山は、日浅に金を貸していることも打ち明けるのです。

 

今野は、日浅の実家へと向い、彼の父親である征吾に、彼のことを捜すべきだと

伝えますが、すでに勘当されていて、さらに彼の兄の馨も弟のことを見限って

いたのです。

 

今野は、日浅のことを追っていきますが、しかしそこで見えてきたのは、

それまで彼が知っていたのとは違う、日浅の別の姿だったのです。

 

 

 

【映画】影裏の結末を小説からネタバレ

 

冒頭でもお伝えしたとおり、映画『影裏』の原作は、沼田真佑さんの芥川賞受賞作。

そんな原作小説がどのような結末を迎えるのか?気になりますね。

 

 

少しだけネタバレ、ご注意ください。

日浅が父親の征吾から絶縁されてしまった理由は、彼が父親を騙していたからでした。

日浅は、大学進学を理由に上京していました。ところが現実には大学を卒業していな

かったにも関わらず、あろうことか日浅は卒業証書を偽造して、卒業したかのように

見せかけていたのです。

 

しかも卒業証書を偽造した業者が、息子のやったことを黙っていて欲しかったら、

金を寄こせと、父親の征吾を脅迫し始めたのです。結果、征吾はやむなく業者に金を

支払う代わりに、日浅とは以後、関わらないことに。

 

征吾が日浅を見捨てた理由には、大学に行っているふりをして学費をだまし取っていた

こともありました。それでも結局、征吾は今野のために、日浅の捜索願提出だけはする

ことに決めます。

 

全ての事実を知ってもなお、今野は日浅を憎めず、むしろ彼らしいと思うのでした。

原作小説は、対極的な男たちを描いた、独特の作風のようですね。さて日浅は、

どこに行ったのか?見つかるのか?今後の二人の関係は?など、物語がどうなって

いくのか、気になるところ満載です。

 

 

 

【映画】影裏の良い感想や評価

映画『影裏』の原作小説への感想や評価がどのようになっているのかが興味深い

ですよね。まずは、良い感想や評価を見てみましょう。

 

 

原作小説は文体が各所で良くも悪くも注目されているようですが、結局、読者に

おもしろいと評価させる以上、やはり芥川賞受賞作だけあって、娯楽性よりも

文学性を感じさせられますね。

 

 

本作に限らず、芥川賞の受賞作は短編のため、書籍化されれば、他の作品も収録

されるものの、いずれも読者の満足度は高かったようでした。

 

 

この3編を読み終えるころには、幸せとは? 普通とは? 常識とは? 揺さぶられて不安な気持ちになりました。

引用元:読書メーター

この読者の方の場合、おそらく日浅が悪人だったことだけではなく、今野の日浅への

独特の感情への不安もあったのでしょうが、揺さぶられるくらい影響を与えるとは、

たいした作品ですよね。

 

 

 

【映画】影裏の悪い感想や評価

続いては、映画『影裏』の原作小説への悪い感想や評価を見てみましょう。

こちらは同じ文体であっても馴染むことができなかったのかもしれませんね。

 

 

震災をテーマとしているから明るくはなりようがないのかもだけど、他の二編も含めひたすら暗かった…。

引用元:読書メーター

芥川賞は純文学が対象ですので、あまりエンターテインメント性は期待しない方が

良いと言えるでしょう。

 

 

本筋がはっきり見えてこないもどかしさを感じてしまう。俗に言う「行間を読め」ってところか。正直、何を伝えたいのかがよくわからないまま読了。読解力がないということかなぁ。

引用元:読書メーター

本作だけに限ったことではないでしょうが、万人に理解できるわけではないタイプの

作品もありますので、気にしない方がいいと思いますね。

 

 

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小説『影裏』を読んだゆうすけの感想

今野と日浅、二人の時間が岩手の美しい自然や釣りをする二人と重なりゆっくり流れて

いく川のようで映像が脳裏に浮かびました。映像化でこの辺の描写がどう魅せてくれる

のか楽しみです。

 

震災により、日浅の裏(本来)の姿を知ることになる今野の心情や目線が愛情からなの

か友情からなのか、微妙で理解しにくいところが面白い。

 

日浅の人間性「常にひとりの人物としか付き合わず、それも長続きしない」というところ

と今野の「上手く人に思いを伝えるのが苦手」でしかもゲイであるがゆえの葛藤のような

ものが薄暗い影のようなものを感じ、日浅が今野に言った「人を見るときはその裏側、

影のいちばん濃いところを見ろ」と繋がり、人は自分自身の影の部分や他人の影の部分と

向き合って生きて行かなければいけないのかと考えさせられました。

 

そして一番気になったのが、日浅は今野がゲイだということに気づいていたのかという

ところ。

 

今野が日浅の裏の顔を知ってもなお、彼のことが気になるのは、彼の人間性に惹かれて

いたに違いない。またそんな日浅も今野がゲイであるかということなどどうでもよく

今野の人間性を見ていたのでしょうね。

 

不思議な世界観で正直何が言いたかったのか理解するのに難しい作品だと感じましたが

そこを映画ではどのように表現されているのか楽しみです。

 

綾野剛さん、松田龍平さん二人の雰囲気にピッタリだと思います。

 

 

こちらも合わせてご覧ください。

 

 

まとめ

映画『影裏』の原作小説を読みましたが、味わい深い作品だと感じました。

少々、難しいと感じることも否めませんが、これを映像化すればどのように

表現されるのか、興味深いところ。

 

映画版と小説版との違いがどうなるのか、はっきりしていませんが、かなり高評価

されるに違いありません。

 

綾野剛さんや松田龍平さん、演技派二人の演技に注目です!

 

公開は、2020年2月14日(金)

見逃すわけにはいきませんね。

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 




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