ホテルローヤル(映画)のあらすじや結末をネタバレ!雅代と宮川の関係についても

 

映画『ホテルローヤル』が、2020年11月13日(金)に公開されます。

 

桜木紫乃さんの同名短編小説集が原作でホテルといっても、登場するホテルとは、

釧路の湿原にひっそり佇むラブホテルが舞台。

 

ということで今回は映画『ホテルローヤル』のあらすじや結末など、また雅代と宮川

の関係はどうなるのかについてもネタバレします。

 

 

映画『ホテルローヤル』予告編動画

 

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ホテルローヤル(映画)のあらすじ

 

物語の舞台となっていくのは、北海道の釧路湿原を一望できるところに位置している、

ホテル「ローヤル」。

 

主人公・田中雅代は、このラブホテルの経営者の娘で、大学受験に失敗。仕方なく

ホテル経営を手伝うことに。

 

そんなホテルローヤルには、「非日常」を求め様々な客がやって来ます。

 

投稿ヌード写真を撮影するカップル、貧乏寺の住職の妻、子育てと親の介護に

追われる夫婦や嫁の浮気に耐え行き場のない高校教師、働かない年下夫を持つ

清掃係など

 

雅代は通気孔から聞こえてくる客室からの会話を聞き、単調な毎日を過ごしていた。

 

そんな田中雅代のもとには、宮川聡史というアダルトグッズ会社の営業マンがよく

顔を見せていました。

 

実は雅代は、そんな宮川のことが好きだったのですが、それを明かすことはなく、

あくまでもラブホテルの仕事に勤しんでいくのです。

 

また雅代の父親・大吉は60代を過ぎて肺を患い、渋々雅代は、ラブホテルの経営

を引き継ぐことに。

 

そんなある日、ホテルローヤルで心中事件が起きてしまう。

 

ホテルローヤルは、世間の格好の餌食となってしまう。

またそれが影響して廃業へと追い込まれていくことになるのでした。

 

 

 

ホテルローヤル(映画)の見どころ

 

映画『ホテルローヤル』は、冒頭でもご紹介しましたように、桜木紫乃さんの

同名短編小説集の映画化作品。そして原作小説は、直木賞受賞作でもあります。

 

この原作小説は、長編ではなく短編集であるため、7話の短編から構成されています。

1つの長い話ではないぶん、より細かい人間描写が期待できるでしょう。

 

またそれぞれに印象深いエピソードで、どのエピソードが公開されるのか、順番は

どうなのかなど気になるところですが、波瑠、松山ケンイチ、余貴美子、安田顕、

原扶貴子、夏川結衣、伊藤沙莉、岡山天音といった豪華俳優陣の演技が

見どころです。

 

 

 

ホテルローヤル(映画)の結末

 

今作は、全7話からなるヒューマンドラマ。

映画では、ホテルローヤルで起こった心中事件で廃業にまで追い込まれます。

 

おそらく結末としては、小説の「えっち屋」が最後になると予想されます。

 

そうなるとアダルトグッズ会社営業の宮川とのエピソードが結末になり、ホテルを

廃業し新たな人生に旅立って行くところで最後になります。

 

もしも結末が予想通りなら、次の「雅代と宮川の関係・・・」が結末になります。

 

 

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ホテルローヤル(映画)の雅代と宮川の関係はどうなる?

 

雅代の父・大吉が仕事や家族を捨て、身籠った愛人と始めたホテルローヤルが

建てられて30年、そして雅代が大学受験に落ち、渋々家業を継いでから10年が

経っていた。

 

一組のカップルが心中事件を起こしてから1ヶ月ほどは週刊誌や写真雑誌の記者が

「3号室(事件現場)」を訪れたくらいでその後は客足が途絶え廃業をやむなく

された。

 

廃業に伴い、飲料メーカーや酒屋、出入り業者に連絡し、引き取って貰えるものは

ほとんど処分し、後はアダルトグッズ会社「えっち屋」がくれば後始末も終了する

ところだった。

 

「今週末で廃業するので、在庫を引き取ってもらえませんか」

営業担当の宮川は、約束した日時に現れた。

 

宮川は、年齢39歳、一昔の銀行員といった印象で、髪は七三、メタルフレームの

眼鏡をかけ、毎回グレーのスーツを着ている。アダルトグッズの説明するときなど

一切笑わず全く愛想がない。

 

売れ残った在庫を全てチェックし、パンフレットなど全てダンボール箱に入れ、

回収した。

 

そしてホテルのことなど話していると、宮川が「これからどうするんですか。

住む場所や仕事はもうお決まりですか」と尋ねた。

 

「どっちもない」リュックとボストンバッグ2つを指差し「車であちこち行きながら

住みたい場所を探そうかなって思っているの」と映画をメージしてるのだと答える

雅代。

 

それから宮川の妻との関係や宮川の前職の話になる。

 

そして「えっち屋」の仕事内容の話になる。その時グッズのモニターの話になり

雅代は、10年間、ホテルに縛られ何も残っていないことに苛立ちを覚える。

 

「今日はね、わたしの新しい旅立ちなの。もっとぱっと陽気にここからでて

行こうかと思うんだ」

 

そして心中事件のあった「3号室」へ向かった。その後を宮川も着いてくる。

雅代はベットの上にアダルトグッズの入った段ボール箱を放った。

 

お祓いしたから大丈夫と言い「宮川さん、これ使って遊ぼう」驚きを隠せない宮川。

「やり方忘れるくらい久し振りなんだ。悪いんだけど」と言い、Tシャツ、ブラジャー

ジーンズを脱ぎ、お願いした。

 

宮川もヒョウ柄のトランクス1枚になった。

 

ところが二人は結ばれることはなかった。

宮川が妻のことを思ってか、できなかった。

 

二人は身なりを整え、宮川は「行き先は訊ねませんが、どうかお体に気をつけて。

新しい毎日を大切にお過ごしください。では失礼します」と言って段ボール箱を

抱え、一例した後階段を下りていった。

 

雅代もリュックとボストンバックを車の後部座席に放り込み、電気のブレーカー

を落とし、鍵をかけホテルを出た。

 

カラスに突かれ穴だらけの看板を見て車を飛ばした。

 

結局二人の関係に肉体的な進展はなかったが、年齢しか知らなかった雅代にとっては、

宮川の人となりに少しは触れられたのかもしれません。

 

雅代の新しい旅立ちにとってはその方が良かったのではないでしょうか。

 

 

 

まとめ

映画『ホテルローヤル』は、設定も人間関係も含めて想像以上にディープな話

のようです。タイトルどおり田中雅代というより「ホテルローヤル」が主人公

のような感すらありました。

 

過激な設定ながらもリアルな人間模様を楽しみたい作品。

 

公開は、2020年11月13日(金)

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 




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