新解釈・幕末伝(映画)のキャストと役どころ!あらすじや見どころについても

映画『新解釈・幕末伝』が、2025年12月19日(金)に公開されます。
2020年『新解釈・三國志』、2023年『新解釈・日本史』に続く“新解釈シリーズ”
最新作。一般的な歴史映画とは一線を画し、歴史的偉人たちを「現代的感覚で
バッサリ解釈し直す」福田節コメディ。
龍馬の志士仲間、幕府側、長州・薩摩のキーパーソンたちが、史実のイメージを
吹き飛ばすほど“クセ強”のキャラとして次々登場する。
激動の幕末ドラマを、史実を知っていても知らなくても笑える形に変換する幕末、
それは、英雄たちの名前が歴史を熱く彩った時代。
だが、その陰で“名前も残っていない誰か”が、歴史のうねりをそっと支えていた
としたら?本作は、そんな「もしも」の視点から生まれた物語。
この記事では、映画『新解釈・幕末伝』のキャストと役どころ、また
あらすじや見どころについてもまとめました。
映画『新解釈・幕末伝』予告第二弾【12月19日(金)公開】
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新解釈・幕末伝(映画)のキャストと役どころ

| 役名 | 坂本龍馬 |
| 役どころ | 革命の志士 |
| 演者 | ムロツヨシ |
| 生年月日 | 1976年1月23日 |
| 出身地 | 神奈川県 |
| 出演作品 | 『アンダーニンジャ』『マイ・ダディ』『新解釈・三國志』など |
| 役名 | 西郷隆盛 |
| 役どころ | 幕末の英雄 |
| 演者 | 佐藤二郎 |
| 生年月日 | 1969年5月7日 |
| 出身地 | 愛知県 |
| 出演作品 | 『爆弾』『アンダーニンジャ』『夏目アラタの結婚』など |
| 役名 | おりょう |
| 役どころ | 坂本龍馬の妻 |
| 演者 | 広瀬アリス |
| 生年月日 | 1994年12月11日 |
| 出身地 | 静岡県 |
| 出演作品 | 『七人の秘書 THE MOVIE』『地獄の花園』『サイレント・トーキョー』など |
| 役名 | 勝海舟 |
| 役どころ | 坂本龍馬と師弟関係にある幕末から明治時代に活躍した政治家 |
| 演者 | 渡部篤郎 |
| 生年月日 | 1968年5月5日 |
| 出身地 | 東京都 |
| 出演作品 | 『爆弾』『マスカレード・ナイト』『マスカレード・ホテル』など |
| 役名 | 岡田以蔵 |
| 役どころ | 「人斬り以蔵」として恐れられた幕末の四大人斬りのひとり |
| 演者 | 岩田剛典 |
| 生年月日 | 1989年3月6日 |
| 出身地 | 愛知県 |
| 出演作品 | 『死刑にいたる病』『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』『死刑にいたる病』など |
| 役名 | 大久保利通 |
| 役どころ | 内閣制度発足前の日本国政府の実質的・事実上の内閣総理大臣 |
| 演者 | 矢本悠馬 |
| 生年月日 | 1990年8月31日 |
| 出身地 | 京都府 |
| 出演作品 | 『愚か者の身分』『ゴールデンカムイ』『破戒』など |
| 役名 | 土方歳三 |
| 役どころ | 新撰組局長である近藤勇の右腕として組織を支え、鬼の副長として恐れられた人物 |
| 演者 | 松山ケンイチ |
| 生年月日 | 1985年3月5日 |
| 出身地 | 青森県 |
| 出演作品 | 『大河への道』『BLUE/ブルー』『ホテルローヤル』など |
| 役名 | 三吉慎蔵 |
| 役どころ | 坂本龍馬の盟友にして幕末の日本で長府藩に尽力した人物 |
| 演者 | 染谷将太 |
| 生年月日 | 1992年9月3日 |
| 出身地 | 東京都 |
| 出演作品 | 『爆弾』『ベートーヴェン捏造』『風のマジム』など |
| 役名 | 徳川慶喜 |
| 役どころ | 日本の歴史を動かした徳川家最後の将軍 |
| 演者 | 勝地涼 |
| 生年月日 | 1986年8月20日 |
| 出身地 | 東京都 |
| 出演作品 | 『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』『サイレント・トーキョー』『銀魂2 掟は破るためにこそある』など |
| 役名 | 沖田総司 |
| 役どころ | 新撰組一番組長にして剣の達人として語り継がれている最強剣士 |
| 演者 | 倉悠貴 |
| 生年月日 | 1999年12月19日 |
| 出身地 | 大阪府 |
| 出演作品 | 『恋愛裁判』『平場の月』『隣のステラ』など |
| 役名 | くノ一 |
| 役どころ | 本作オリジナルキャラクター。女忍者(くノ一)として茶屋に潜む存在 |
| 演者 | 山下美月 |
| 生年月日 | 1999年7月26日 |
| 出身地 | 東京都 |
| 出演作品 | 『愚か者の身分』『火喰鳥を、喰らう』『六人の嘘つきな大学生』など |
| 役名 | 後藤象二郎 |
| 役どころ | 坂本龍馬を信じて共に熱い理想を追いかけた政治家 |
| 演者 | 賀来賢人 |
| 生年月日 | 1989年7月3日 |
| 出身地 | 東京都 |
| 出演作品 | 『新解釈・三國志』『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』『今日から俺は!!劇場版』など |
| 役名 | 近藤勇 |
| 役どころ | 新撰組の隊士の中でも第一線で活躍を続けた新撰組局長 |
| 演者 | 小手伸也 |
| 生年月日 | 1973年12月25日 |
| 出身地 | 神奈川県 |
| 出演作品 | 『ベートーヴェン捏造』『知らないカノジョ』『恋わずらいのエリー』など |
| 役名 | 吉田松陰 |
| 役どころ | 明治維新の精神的指導者・理論学者 |
| 演者 | 高橋克実 |
| 生年月日 | 1961年4月1日 |
| 出身地 | 新潟県 |
| 出演作品 | 『向田理髪店』『劇場版ラジエーションハウス』『ウェディング・ハイ』など |
| 役名 | 小石川二郎 |
| 役どころ | 幕末を専門に研究する歴史学者 |
| 演者 | 市村正親 |
| 生年月日 | 1949年1月28日 |
| 出身地 | 埼玉県 |
| 出演作品 | 『港のひかり』『夏目アラタの結婚』『碁盤斬り』など |
| 役名 | 桂小五郎 |
| 役どころ | 長州藩士。尊皇攘夷運動を推進し、版籍奉還や廃藩置県といった国家の基盤作りに尽力した人物 |
| 演者 | 山田孝之 |
| 生年月日 | 1983年10月20日 |
| 出身地 | 鹿児島県 |
| 出演作品 | 『唄う六人の女』『正体』『十一人の賊軍』など |
引用元:公式サイト
新解釈・幕末伝(映画)のあらすじ

今から150年前、日本の未来を変えるために後に幕末の英雄と呼ばれる坂本龍馬
と西郷隆盛が立ち上がった。
革命的な出来事が繰り返される激動の時代を経て、物語は260年間続いた江戸
幕府の終りと新しい日本の夜明けへとつながっていく。
そこには誰もが想像できなかった戦いと友情の物語があった・・・。
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新解釈・幕末伝(映画)の見どころ

日本の歴史が大きく動いた幕末を舞台に、新しい時代を創ろうと立ち上がった
坂本龍馬と西郷隆盛は本当に英雄であったのか?
多くの逸話がありながらも意外と知らない幕末に活躍した人物に新しい解釈を
加えた戦いと友情を描いた映画が『新解釈・幕末伝』である。
福田雄一監督にとって本作『新解釈・幕末伝』は劇場公開映画として20本目
となる作品。
福田雄一作品の常連俳優であるムロツヨシと佐藤二郎がダブル主演を務める他、
若手俳優の岩田剛典、松山ケンイチ、矢本悠馬、染谷将太、ベテランの市村正親
に渡部篤郎、高橋克実ら豪華な役者陣が映画を彩っている。
さらに賀来賢人、山下美月、山田孝之、小手伸也、勝地涼、広瀬アリス、倉悠貴
も出演する豪華な映画である。
幕末の志士と言われる坂本龍馬を演じているのは「喜劇役者」とも「悲劇役者」
とも呼ばれ、独特の存在感があるムロツヨシ。
映画に登場している坂本龍馬は“まあまあ”っていう人という新しい解釈が付け
加えられた。従来の龍馬像といえば、快活で先見性のある天才的リーダーだが、
本作ではそのイメージが一転。
-
どこか抜けていて調子がいい
-
しかし人たらしの魅力で気がつけば人望が集まっている
-
時に歴史的偉業を“たまたま”成し遂げる
といった、福田雄一監督らしい“愛すべきトラブルメーカー”に仕上げられている。
ムロツヨシのテンポの良い台詞回しと、あえて史実とズレた龍馬像のギャップ
が本作の核。
福田作品の魅力でもある豪華キャストの掛け合いは今作でも健在で、坂本龍馬
の仲間・幕府側・長州・薩摩といったお馴染みのメンバーが、史実のイメージを
大胆に裏切る形で登場する。
革命の志士である坂本龍馬の妻であるおりょうを演じているのは広瀬アリス。
広瀬演じるおりょうは薩長同盟成立直後の寺田屋遭難で機転を利かせて夫で
ある龍馬の危機を救うという新たな解釈が加わっている。

坂本龍馬と師弟関係にあり、幕末から明治時代に活躍した政治家である勝海舟
を演じているのは渡部篤郎。
異様な存在感にどこか暗さや影をまとった俳優の渡部篤郎が演じている勝海舟
は坂本龍馬の才能を見抜き、覚醒させる師匠という設定。
幕末の四大人斬りのひとりとされ「人斬り以蔵」として恐れられている岡田以蔵
を岩田剛典が演じている。
岩田剛典演じる岡田以蔵は、危ない人物として有名ながら、女子にはたじたじ
というおよそ人斬りとはかけ離れた人物となっている。

矢本悠馬演じる内閣制度発足前の実質的・事実上の内閣総理大臣である
大久保利通には偉い人になりたがっていたという解釈が加わり、松山ケンイチ
演じる新撰組局長の土方歳三には鬼の副長という人物だけではなく、新撰組
局長の近藤勇を操って組織を固める裏の男として解釈されている。
坂本龍馬の盟友で長府藩に尽力した三吉慎蔵が、実は龍馬の危険な計画に
いつも巻き込まれてしまいながらも最後まで付き合う人物となっている。
他にも徳川家最後の将軍である徳川慶喜は、徳川家ののれんを畳むという
重大な責任を負う将軍として描かれている。
また、新撰組一番隊長で、剣の達人である沖田聡司が、華麗な剣技で敵を
倒していく天才的な剣術の使い手として描かれている。
さらに、高橋克実演じる吉田松陰が実は危ない天才を生み出した明治維新の
精神的指導者・理論者、小手伸也演じる新撰組の局長である近藤勇が、実は
少しケチな男手、新撰組局長を引き受けたのは土方歳三の言葉があったから
という解釈が加わり、ドラマ、舞台、映画と幅広く活躍する市村正親が幕末
を専門に研究する歴史学者として登場し、新解釈の語り部となっている。
監督を務めたのは福田雄一。中国を舞台とした歴史書物「三國志」の自身で
解釈した『新解釈・三國志』でも知られる福田雄一監督は本作『新解釈・
幕末伝』では幕末から明治時代の始まりにかけての激動の時代を舞台に設定
し、坂本龍馬と西郷隆盛を主人公にした。
難しい歴史知識は必要なく、キャラ同士の会話劇・テンポのよいギャグで進行
するため、歴史が苦手な人でも置いていかれないのがシリーズの魅力。
一方で、歴史好きの観客にとっては「その事件をそう料理するか!」といった
歴史ネタの“いじり方”がむしろ楽しめる仕上がりになっている。
そして主題歌を担当したのは歌手として数多くのヒットソングを世に送り出し、
俳優としてもドラマや映画でも活躍する福山雅治。
2010年にNHK大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬を演じたことがある福山が独自
の解釈で書き下ろした主題歌が「龍」である。
もし坂本龍馬が2025年に生きていたらという問いを基に思わず前を向ける希望
にふれる歌に仕上がっている。
まとめ
映画『新解釈・幕末伝』は、「幕末 × 福田雄一 × ムロツヨシ」というだけで
コメディ映画としての完成度が保証されたような一本。
坂本龍馬の暗殺、尊皇攘夷、薩長同盟、大政奉還といった歴史的大事件が、
史実とはまったく違う角度から描かれることで、むしろ“歴史の面白さ”が際立つ
構成になっている。
-
史実を知っている人ほど笑える
-
歴史が苦手な人でも気軽に見られる
-
シリーズならではの豪華キャストによる“癖の強い偉人像”が堪能できる
そして何より、主演ムロツヨシによる“人を巻き込みがちな坂本龍馬”が一番の
見どころ。
笑いながら幕末の偉人たちを振り返る、新しい歴史エンターテインメントとして、
2025年の年末映画シーズンを代表する一本となることは間違いない。
公開は、2025年12月19日(金)
最後までありがとうございました。
ゆうすけ







