ラーゲリより愛を込めて(映画)のあらすじや結末ネタバレ!二宮和也(山本幡男)の最後も
映画『ラーゲリより愛を込めて』が2022年12月9日(金)に公開されます。
辺見じゅん『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』が原作で『64 ロクヨン』『糸』
『護られなかった者たちへ』などを手がけた瀬々敬久監督作品。
シベリアの強制収容所で過酷な生活を強いられる日本人捕虜・山本幡男に
『硫黄島からの手紙』『母と暮らせば』『検察側の罪人』『浅田家!』『TANG
タング』などこれまで幅広い役を演じてきた二宮和也を迎え、また山本幡男の
妻役に北川景子、日本人捕虜に松坂桃李、安田顕、桐谷健太など豪華俳優陣
が出演している。
ということでこの記事では、映画『ラーゲリより愛を込めて』のあらすじ、また原作
より結末ネタバレ、そして二宮和也演じる山本幡男の最後についてもまとめました。
映画『ラーゲリより愛を込めて』予告【12月9日(金)公開】
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ラーゲリより愛を込めて(映画)のあらすじ
第二次世界大戦後の1948年ソ連で500人に及ぶ日本人捕虜が乗車している
列車が走っていた。彼らは日本に帰国できることが決まっていた。
その列車に乗車していた山本幡男は、東京外国語学校在学中、三・一五事件が
起き逮捕されて退学したものの、ロシア語の語力が堪能だったことから大連の
満鉄調査部北方調査室に勤務していました。
そんな山本幡男は、妻のモミジと4人の子供と暮らしていた。
ところがやがて徴兵され、ソ連に捕らえられてしまったということだった。
山本幡男が乗車した列車は、日本に向かう船がある港に向かっていたのだが、
再びソ連に戻されてしまうことに。
また同じ列車に乗車していた山本幡男と懇意にしていた松野輝彦は、彼と共に
いた収容所時代を回想していた。
1946年、山本幡男と松野輝彦は、収容所にやって来ます。
捕虜たちは著しく過酷な状況下に置かれ、衛生状態も悪い中、悪夢のような
生活を余儀なくされ、しかも兵士たちよって監視下に置かれていたため、常に
緊張の連続に置かれていた。
収容所では、肉体労働を強いられていたものの、山本幡男の場合は、ロシア語が
できたため通訳として使われることになります。
収容所は、あまりにも劣悪な状況で、捕虜たちの中には、あまりにも空腹が
ひどかったため、カエルやネズミを食べる者までいたほどだった。
また収容所では、囚人たちが死んだ場合、死体を埋葬するために囚人たちに
墓穴まで掘らせていた。
ところがこれだけひどい状況であっても山本幡男は、希望を捨てることはなかった。
なんとか生きたまま日本へ帰還しようと、失意のどん底にいた仲間たちのことを
激励し続けていったのだった。
ラーゲリより愛を込めて(映画)の結末ネタバレ
山本幡男は、収容所から帰国できるはずだったが、通訳をしていたことが悪影響
を及ぼし戦犯にされてしまう。スパイ扱いされ暴行されることもあり、松野輝彦
と出会ったのも病室だった。
やがて収容所では、日本の家族に手紙を出せることになり、早速、山本幡男は
手紙を書いた。
ところがそんな中、山本幡男の体調が悪化する。しかし治療してもらえず、
日に日に悪化していく。
そしてついに余命が幾ばくもなくなり遺書を書くことに。
書いた遺書を佐藤健雄に託します。
山本幡男が書いた遺書は全部で4通。主たる遺書の他、母親宛て、モミジ宛て、
4人の子供たち宛てとなっていた。
ところが収容所で日本語による文書は禁じられていた。山本幡男から遺書を
託された仲間たちは、遺書の内容を暗記するよりほかなかった。
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ラーゲリより愛を込めて(映画)二宮和也(山本幡男)の最後
1954年、山本幡男は収容所で亡くなります。
彼亡き後も日本人全員の帰国はできず、やがて収容所では日本人たちが団結し
闘って監獄送りになるという事件が起こる。
しかしこの事件によって、収容所は囚人の待遇を改善せざるを得なくなった。
そして1956年、シベリアで抑留されていた人々は解放されることに。
山本幡男から遺書を託された者たちは、日本に帰国すると山本幡男の遺族に
遺書の内容を伝えます。
そして山本幡男の死後、33年が経った1987年、山本幡男の遺書は全て遺族に
届けられることになった。
まとめ
第二次世界大戦終了後のシベリアの強制収容を描いた作品だけに、かなり
ハードな内容でした。
実績多数の瀬々敬久監督と演技派の二宮和也さんのコラボレーションによって、
どのような作品に仕上がっているのか、楽しみでしかありません。
公開は、2022年12月9日(金)
最後までありがとうございました。
ゆうすけ