ドクターデスの遺産(映画)のタイトルやブラックファイルの意味とは?原作より考察

 

映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』2020年11月13日(金)

に公開されます。

 

中山七里さんの小説『ドクター・デスの遺産』が原作のミステリー。安楽死を請け

負うドクター・デスをめぐり展開されていく衝撃的な内容となっています。

 

ということで今回は映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』のタイトル意味や

やタイトルに込められた意図、またサブタイトルにもなっている「BLACK FILE」の

意味やなぜタイトルに付けたのか?ブラックファイルとは?それぞれ原作小説より

考察しました。

 

 

映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』本予告 2020年11月13日(金)公開

 

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ドクター・デスの遺産(映画)のタイトルの意味とは?

 

映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』では、「ドクター・デス」といい、

「BLACK FILE」といい、タイトルが個性的で気になります。

 

「ドクター・デス」とは安楽死を提唱したジャック・ケヴォーキアンという学者

のこと。そして「遺産」ですが、あくまで個人の見解ではありますが、ドクター

デスが我々に遺した今回のテーマでもある「安楽死」のことではないでしょうか。

 

では「BLACK FILE」とはどういう意味だったのでしょう。

『BLACK』には「黒」「暗黒の」「正体不明の」「不正の」。

『FILE』には「書類を挟むこと」「挟んだ書類」「書類挟み」「コンピュータの情報

の集合体」といった意味があります。

 

複数の解釈が成り立ちますが、映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』の場合、

安楽死を請け負うドクター・デスがメインキャラというストーリーの流れ的に日本では

認めれれていない、安楽死を秘密裏に依頼した患者やその遺族のことを

「BLACK FILE」に例えたのではにでしょうか。

 

 

 

ドクター・デスの遺産(映画)のタイトルに込められた意図を原作より考察

 

原作小説『ドクター・デスの遺産』は、ドクター・デスによる連続安楽死事件に、

刑事の犬養と高千穂を含め、警察総出で挑む・・・。という内容。

 

また物語では『ドクター・デスの診療所』には、冷やかしも含め数多くの閲覧者が

存在します。このことからも安楽死について興味がある人、実際安楽死を望んで

いて、氏名や病名など登録する人が大勢いるということを演出?しています。

 

ドクターデスと名乗る犯人が、連続安楽死をするに至った経緯や背景を観るに、

ただ単に快楽的犯罪ということではなく、認められる認められないはさておき、

それだけ需要もあるということから、安楽死について考えるべきだというドクター

デスからの贈り物(遺産)としての意図が込められたタイトルだと考えられる。

 

 

 

ドクター・デスの遺産(映画)のブラックファイルとは?

 

では、映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』に、「BLACK FILE」というものは、

登場するのでしょうか?

 

原作小説『ドクター・デスの遺産』には、具体的にそういったものは登場して

いません。

 

あくまでも「BLACK FILE」というのは、実体をともなうようなものではなくて、

これまでご説明してきましたように、1つの概念、またドクターデスを名乗った

犯人が安楽死を請け負った患者のこと(詳細)ではないかと考えられる。

 

ドクターデスが安楽死させた患者名など詳細を犬飼たちがまとめたもの。

と考えても差し支えないと感じる。

 

 

 

なぜブラックファイルをタイトルに付けたのか?原作より考察

 

映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』の原作小説は『ドクター・デスの遺産』

ですから「BLACK FILE」はついていません。

 

では、敢えてこれを付けたのは、どうしてだったのでしょうか。

 

原作小説にはなかったタイトルをあえて映画につけるわけですから、それなりの

理由があったはずですが・・・?

 

これについては、まだ公式に理由が明らかになってはいません。

 

ですので、原作小説から考えてみたいと思いますが、ドクター・デスは、その正体

といい、犯行の背景といい、当初全く想定もできませでした。

 

極力ネタバレに触れないで言うなら、ふつうの猟奇殺人鬼のようなパターンとは

大きく異なっていたのです。

 

よって、ただの猟奇殺人鬼ではないと連想させるために、このように改題された

のではないか。またファイルにできるくらい安楽死をした、安楽死を望んでいる

患者がいるということを表すことで、この猟奇殺人を通して安楽死について考えて

させたいという意図が感じられる。

 

またドクターデスによる安楽死については、安楽死を依頼した被害者の遺族は、

自身が関わったことを認めるケース、認めようとしないケースに分かれています。

 

こうした人間心理も注目すべき要素の1つとなっていることから、秘密裏という

観点から「BLACK FILE」を付けたのかもしれません。

 

 

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まとめ

映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』は、安楽死をテーマに、もしも自分の大切な

人が病気で苦しんでいて、それが治らないと解っていて、ただただ苦しみや痛みを我慢

し苦痛に顔を歪めながら、死を待つだけなら、あなたならどうするのか?

 

もしもその大切な人から苦しいから楽にして欲しいと懇願されたら、あなたならどうする

のか?を物語を通して問うてくる作品。

 

おそらくこの問題には、答えがないのかもしれません。

その答えが出ないものを改めて考えさせらる作品。

 

現在、日本では安楽死は認められていませんが、海外では認められているところもあり

日本は遅れていると言いたいのか、それを議論し考えろとドクターデスから言われて

いるようです。おそらくこれがドクターデスの遺産ということだと思う。

 

公開は、2020年11月

現状、はっきりした日にちは、判明していませんが、もしかしたら前倒しで

公開されるかもしれません。はっきりした情報が入り次第追記します。

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 




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