望み(映画)のあらすじや結末をネタバレ!犯人や事件の真相についても

 

映画『望み』が、2020年10月9日(金)に公開されます。

 

「犯人に告ぐ」「検察側の罪人」など数多くの傑作を世に送り出してきた雫井脩介

さんの20万部超えベストセラー小説の映画化ということで、とても興味を惹かれる

作品。

 

とうことで今回は、映画『望み』のあらすじや結末、犯人や事件の真相について

まとめました。

 

 

映画『望み』本予告

 

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望み(映画)のあらすじ

 

一級建築士の石川一登は、妻の石川貴代美、高校生の息子の石川規士、中学生の娘

の石川雅とない不自由なく暮らしていました。

 

規士は怪我でサッカー部を退部し、悪い友達も増え無断外泊が増えていた。

またその一方で妹の雅は、名門高校進学のため、塾で受験勉強に励んでいた。

 

ところが冬休みのある日、規士が家を出たきり戻らず、連絡も取れない状況に

なってしまう。

 

翌日、一登と貴代美が心配していたところ、事態は予想打にしない衝撃的な展開に

なっていきます。

 

なんと一登と貴代美が警察に通報すべきか心配していると、規士の同級生が殺害

されたというニュースが流れる。そして事件には規士の関与が疑われているとの

こと。ところが、騒動はそれだけでは収まりません。

 

さらにもう一人殺されているという噂があったのです。

 

逃走中の少年は2名、行方不明者は3名。息子は犯人なのか?それとももう一人の

被害者なのか?

 

無実望む父親・一登とたとえ犯人であっても生きて欲しい望む母親・貴代美

のそれぞれの思いが入り交じる。

 

 

 

望み(映画)の見どころ

 

映画『望み』は、冒頭でもお話しましたが、雫井脩介さんの同名小説が原作。

雫井脩介さんは、1999年、『栄光一途』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、

作家デビュー。

 

2004年には『犯人に告ぐ』で大藪春彦賞を受賞したほか、週刊文春ミステリーベスト

10で第1位を記録し人気作家となりました。『クローズド・ノート』『検察側の罪人

など、著名な作品を多数輩出しています。

 

また今作で監督を務めるのは『トリック劇場版』『20世紀少年』『悼む人』

『イニシエーション・ラブ』『十二人の死にたい子どもたち』の堤幸彦さん。

 

4年の歳月をかけて登場人物のキャスティングと脚本作りを手掛けたそうです。

さてこれほど思い入れの強い作品だけに、どのように仕上がっているのか見どころ。

 

さらにキャストほうでは、石川一登役で堤真一さん、貴代美役で石田ゆり子さん、

規士役で岡田健史さん、雅役で清原果耶さん、寺沼役で加藤雅也さん、扶美子役で

市毛良枝さん、内藤役で松田翔太さん、高山役で竜雷太さんが出演するなど豪華俳優

陣の演技も見どころ。

 

特に思春期の子供を持ち、その子供が犯罪に関わっているかもしれないという、父親

からの立場、母親からの立場、という繊細な役どころをどのように魅せてくれるのかも

見どころになります。

 

 

 

望み(映画)の結末をネタバレ

 

ショッキングな展開の映画『望み』、さてその結末はどうなるのでしょうか?

今のところはっきりしていませんが、原作小説より紹介します。

 

規士が殺害に関与したと疑われていた事件の被害者は、倉橋与志彦だった。

帰ってこない規士を心配する貴代美は、犯人であってもいいから生きていてほしい

と願いました。

 

その一方、一登はマスコミに追われ、疲れきっていきました。おまけに得意先の

高山建設の社長の高山から、事件を理由に仕事は受けられないと通告されてしまう。

 

なぜなら被害者の倉橋与志彦は、左官業者・花塚塗装の社長の孫だから。

 

一登がデザインした家は、ほぼ高山建設や花塚塗装に任せていたことから、両社に

仕事を引き受けてもらえなくなるとたちまち一登の仕事は立ち行かなくなることを

意味していた。

 

貴代美は一登の規士に対する考えや態度に不満を言います。そして雅も学校でクラス

メイトから何やら言われ早退してきたようで、両親に不満をぶつけた。

 

そんな中、一登らの願いもむなしく規士は死体となって発見されたのです。

 

そこで事件の発端となった事情、犯人について、規士の関係性などをききました。

つまり規士は倉橋与志彦殺害の犯人などではなかったのでした。

 

規士の発見から3日後、規士が収められた棺が自宅に。通夜には、多くの友人が

参列しました。その中には高山社長もいた。高山社長は一登に詫びた

 

規士の葬儀が終わり、規士のリハビリをしていたという宮崎が挨拶してきた。

宮崎の話によると、事件の一週間ほど前、規士は宮崎のもとを訪れ、選手としては

諦めたが、リハビリの専門家になりたいと告げたそうだった。

 

一登は規士に「やりたいことを探せ」と言ったことを思い出す。

何も話さない、返事もしない規士だったが、その言葉は確かに届いていた。

 

ようやく慰問客もいなくなった頃、フリージャーナリストの内藤が現れ貴代美に

加害者への怒りの有無を尋ねます。

 

すると貴代美は、怒りはないこと、もし規士が加害者だったらと考えると自分たちは

息子に助けられたと語るのでした。

 

 

 

望み(映画)の犯人は?

 

倉橋与志彦殺害の犯人、その正体は、逃げた2人の少年たちでした。

塩山と若村でした。

 

そして規士を殺害したのも塩山でした。

 

貴代美が規士にメールをしたとき

「いろいろあってまだ帰れない。でも心配しなくていいから。またメールする」と

返信したのも、彼らの偽装でした。

 

 

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望み(映画)の事件の真相は?

 

事の発端は、規士が怪我をさせられたこと。

 

規士はプロのサッカー選手を目指していた、またその実力は本物で一年生からレギュラー

入りしていた。そんな規士を生意気だと思えたのか、上級生が練習中にわざとタックルし

大怪我を負わせてしまいます。

 

その後、加害者の上級生は何者かに襲われ、足を折られます。

犯人は塩山・若村・倉橋与志彦の3人。

 

ところが襲われた上級生は地元の不良グループとつながっていました。やがて4人は、

地元の不良グループから金を払うよう迫られることになる。

 

倉橋与志彦は、塩山、若村からこの金を払うように押し付けられていた。

規士はそのことで倉橋与志彦から相談されていました。

 

事件当日、塩山から呼び出された倉橋与志彦に石川規士は着いて行きました。

 

やがて話し合いは口論になり、倉橋与志彦がナイフを所持していたため、塩山は怖く

なり、そばにあった鉄パイプで規士を殴打。若村も倉橋与志彦からナイフを奪い取り、

塩山と若村は、倉橋与志彦を殺害してしまったのでした。

 

遺体を山林に埋めようと知り合いから車を借りるが、途中で事故を起こしてしまい

その場から逃走。その数日後に二人は逮捕されています。

 

規士は、頼みのしないことで、彼ら3人の巻沿いを食っただけだった。

 

当初、塩山の目的は、上級生を脅して金を取ろうとしていただけで、規士の復讐を

しようと倉橋与志彦が上級生の足の骨を折ってしまうのは想定外だった。

 

なので塩山は、地元の不良グループから金銭を要求された責任を上級生の足の骨を折った

倉橋与志彦にかぶせようとしたのだった。そのことで塩山・若村と倉橋与志彦は対立する

ことになった。

 

そして今回の事件の前に倉橋与志彦は規士に相談したのだった。

全ての事情を知った規士は、倉橋与志彦の味方になり、今回の事件に発展した。

 

 

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まとめ

映画『望み』は、一見救いようのないクライムものにも見えますが、事件を通して

加害者側、被害者側双方の心情が垣間見え、世間の残酷さ、マスコミの非常さなど、

人間の弱さや自分ならどう考え、行動するのか?改めて少年犯罪について考えさせ

られる作品。

 

加害者遺族、被害者遺族、双方のことを考えても誰も何も得をせず、ただただ不幸に

なっただけです。当然加害者側より、被害者側のほうが良いのに決まっていますが、

そんな単純なものでもありません。どう考えてもやりきれない気持ちが残ります。

 

両者にそれぞれの「望み」があり、それぞれに今後の戦いが待っています。

そのことを観るものに考えさせる作品だと感じる。子供を持つ親ならひとごとでは

ありませんね。

 

さてこの繊細な作品の俳優陣の演技にも期待です。

それぞれ揺れ動く心情をどのように魅せてくれるのか?楽しみです。

 

公開は、2020年10月9日(金)

 

最後までありがとうござました。

ゆうすけ

 




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