悪い夏(映画)のキャストと役どころ!あらすじや結末を原作小説よりネタバレ

 

映画『悪い夏』が、2025年3月20日(木・祝)に公開されます。

 

第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した小説を原作とした作品で、

真面目に生きてきた気弱な公務員が、ある出来事をきっかけに犯罪の深み

に引きずり込まれていく姿を描いたサスペンス映画。

 

この記事では、映画『悪い夏』のキャストと役どころ!またあらすじや

結末を原作小説よりネタバレします。

 

 

3月20日(木・祝)公開 『悪い夏』|本予告

 

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悪い夏(映画)のキャストと役どころ

 

役名 佐々木守
役どころ 市役所の生活福祉課に勤める
演者 北村匠海
生年月日 1997年11月3日
出身地 東京都
出演作品 法廷遊戯』『明け方の若者たち』『東京リベンジャーズ』シリーズ、『とんび』など

 

役名 林野愛美
役どころ 育児放棄寸前のシングルマザー
演者 河合優実
生年月日 2000年12月19日
出身地 東京都
出演作品 八犬伝』『ナミビアの砂漠』『あんのこと』『四月になれば彼女は』など

 

役名 宮田有子
役どころ 佐々木守の同僚で異常なほど正義に固執する女性
演者 伊藤万理華
生年月日 1996年2月20日
出身地 神奈川県
出演作品 オアシス』『チャチャ』『女優は泣かない』『映画 賭ケグルイ』など

 

役名 高野洋司
役どころ 佐々木の職場の先輩でシングルマザーの林野愛美を脅迫して肉体関係を迫る
演者 毎熊克哉
生年月日 1987年3月28日
出身地 広島県
出演作品 『世界の終わりから』『孤狼の血 LEVEL2』『そして僕は途方に暮れる』『ビリーバーズ』など

 

役名 莉華
役どころ 林野愛美の友人
演者 箭内夢菜
生年月日 2000年6月21日
出身地 福島県
出演作品 『ブルーピリオド』『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』『なのに、千輝くんが甘すぎる。』など

 

役名 山田吉男
役どころ 生活保護を不正受給する薬物の売人
演者 竹原ピストル
生年月日 1976年12月27日
出身地 千葉県
出演作品 『658km、陽子の旅』『』『影踏み』『サンセット・サンライズ』など

 

役名 古川佳澄
役どころ 夫に先立たれ、息子との困窮した生活から万引きに手を染める女性
演者 木南晴夏
生年月日 1985年8月9日
出身地 大阪府
出演作品 アンダーニンジャ』『マチネの終わりに』『シャイロックの子供たち』など

 

役名 金本龍也
役どころ 地元ヤクザの構成員
演者 窪田正孝
生年月日 1988年8月6日
出身地 神奈川県
出演作品 ラストマイル』『愛にイナズマ』『Cloud クラウド』『春に散る』など

 

 

 

悪い夏(映画)のあらすじ

 

佐々木守は市役所の生活福祉課に勤めている真面目だが気が弱い男性職員。

彼はある日、同僚が生活保護を受けているシングルマザーと肉体関係を迫って

いるらしい、という相談を受けた。

 

事の真相を確かめようとシングルマザーの所へ行くが、その行動が佐々木自身

を地獄へ引きずり込んでいくことになるのだった。

 

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悪い夏(映画)の結末を原作小説よりネタバレ

 

市役所の生活福祉課職員である佐々木守は同僚の宮田有子から同じ課に所属

している高野洋司が、4歳の娘を育てるシングルマザーの林野愛美に生活保護

打ち切りをほのめかせ、肉体と金銭を要求しているらしいと相談を受けた。

 

愛美は4歳の娘である美空を育てているシングルマザーで、市役所には秘密で

知人から紹介された風俗店で働き、収入を得ていた。

 

ある日、愛美が働く風俗店に高野が来店し、生活保護の不正受給が知られて

しまう。

 

高野は不正受給の件を秘密にすることと交換に肉体関係を愛美に迫り、彼女

から現金2万円を受け取っていた。

 

佐々木守は事の真相を確かめるためにシングルマザーの愛美が住むアパートへ

宮田と共に強引に連れられていった。

 

愛美の反応から高野が卑劣な行為を行っていることは明らかであったが、

どういうわけか愛美は高野の卑劣な行為を認めなかった。

 

実は愛美は、佐々木と宮田がアパートを訪ねてくる少し前に、ヤクザの金本龍也

からある取引を持ちかけられていたのだった。

 

愛美が働いている風俗店の店長は金本龍也であり、金本は東京に返り咲こうと

考えている暴力団の構成員だ。愛美から高野の話を聞いた友人の莉華は恋人で

ある金本に「愛美が社会事務所のケースワーカーに脅されている」と相談する。

 

金本は高野をゆすって身寄りのない困窮者への生活保護申請を許可してもらい

受給者たちを囲って金を手にしようと思いつき、金本は愛美に高野との情事を

隠しカメラで撮影するように指示した。

 

言い逃れできない証拠を手にした金本は高野を呼び出し、生活保護を求める

者たちの申請を許可するように脅した。

 

そして金本の所に、ケースワーカーの宮田有子と佐々木守に自分と高野の関係

を知られてしまった、と愛美から連絡が入った。

 

宮田と愛美のことが全て同僚の職員にわかってしまえば高野は解雇されるのは

時間の問題であり、金本はこの計画を渋々あきらめた。

 

一方、金本の手下である山田男はこの一部始終を見ており、あることを

思いつく。

 

山田は金本の下で違法薬物の運び屋をして小金を得ていたが、実は生活保護

受給者であった。山田の担当者は偶然にも佐々木守だった。

 

佐々木は愛美の娘である美空に約束した画材を届けるうちに次第に惹かれて

いく。それを知った山田は金本には秘密で佐々木をはめて一儲けしとうと企む。

 

愛美に佐々木を誘惑させて、隠し撮りをして脅し、自分の生活保護受給額を

限度いっぱいに上げさせて、さらに金を要求しようと計画した。

 

それから佐々木は愛美と何度も会うようになり、娘の美空も佐々木に懐いて

いくようになる。傍から見れば仲の良い家族である。

 

愛美は山田からの指示を忘れていなかったが、佐々木と一緒に過ごすことに

居心地の良さを感じており、隠し撮りを積極的に行うことはなかった。

 

そのような時、金本の恋人である莉華が、連絡が取れないということを理由に

愛美の家に乗り込んできた。

 

莉華は洗濯物から愛美と佐々木が交際していることに気付き金本に報告した。

金本は山田をすぐに呼び出し、自分に秘密で計画が進んでいたことを知って

激怒するが、佐々木を利用することを考えた。

 

なんと愛美に違法薬物を渡し、佐々木に飲ませて薬漬けにしたのだ。

 

佐々木は薬物中毒になったことで判断力と思考力がなくなり、金本が連れて

きた生活保護希望者の審査を次から次へと通していく。

 

佐々木の上司である嶺本はゲイであり、佐々木に好意を持っていたことから

彼に精神科の受診を勧めた。

 

一方で、宮田有子は辞職した高野洋司の行方をなぜか必死に探していた。

 

金本が経営するコスプレバーのボーイとして高野が働いていることを佐々木は

知っていて、宮田に高野の居場所を伝えた。

 

金本や吉田に監視されて地獄のような毎日を過ごす佐々木のもとにある日、

警察が訪ねてきた。少し前に、佐々木が生活保護の申請を認めなかった親子

が自宅で餓死していた。

 

自分が生活保護を却下したことが原因で、本当に必要としている人が命を

落とした。

 

佐々木の中で何かのスイッチが切り替わり、気付くと彼は愛美のアパートで

包丁を持っていた。

 

そしてアパートに上がり込んできた莉華を包丁で刺してしまった。

 

金本がすぐに訳ありの医者のもとに莉華を運んでいくが、治療を断られて

しまい、莉華は死亡した。

 

そのような時、警察官の衣装を着た高野と彼を追って宮田がアパートに乗り

込んできた。実は高野と宮田は以前から不倫関係にあり、宮田は高野の行方

を追っていた。

 

家族も仕事も失った高野は自分をはめた愛美たちに復讐しようとサバイバル

ナイフを取り出し、戻ってきた金本ともみ合う。

 

愛美は今まで子どもに愛情を感じたことなどなかったが、本能的に娘の美空

の手を握って逃げようとした。

 

しかし、高野は見逃さずに愛美と美空を蹴り飛ばした。

 

それを目にした山田は美空と自分の娘が重なって怒りに任せて金本に体当たり

した。山田はその拍子にナイフが腹に刺さって倒れた。

 

そして大人たちの狂騒は警察の到着によって終わりを迎えた。

 

数年経ったある日、佐々木は美空が描いたと思われる絵が貼られた壁を見

つめながらアパートに引きこもっていた。事件が起きた夏になると体調を崩し、

身体が思うように動かなくなるのだ。

 

佐々木の住むアパートのインターフォンが鳴り、乱暴にドアがノックされた。

社会福祉事務所のケースワーカーがやって来た。

 

佐々木守は今、生活保護受給者として生きているのだった。

 

 

 

まとめ

社会の底辺で生きる人々の現実や善良な人間がどのようにして悪の道へと引き

ずり込まれていくのかを描いた作品。

 

主人公・佐々木の転落劇を通じて、人間の脆さや社会の闇を浮き彫りにし、

観る者に強烈な印象を与えるサスペンス映画として注目されています。

 

佐々木を演じる北村匠海をはじめ、伊藤万理華、毎熊克哉、河合優実、窪田正孝

箭内夢菜、竹原ピストル、木南晴夏など豪華俳優陣の演技も興味深いところ。

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 




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