俺ではない炎上(映画)のあらすじや結末を原作小説よりネタバレ!犯人と動機についても

 

映画『俺ではない炎上』が、2025年9月26日(金)に公開されます。

 

映画化にもなった「六人の噓つきな大学生」などで知られる浅倉秋成

の同名小説が原作で、第36回山本周五郎賞候補にもなった話題作。

 

この映画は、あなたと隣の人がいつ冤罪に巻き込まれるか分からない

そんな“現代の悪夢”を鋭く、スリリングに描いた作品。

 

この記事では、映画『俺ではない炎上』のあらすじや結末を原作小説より

ネタバレし、また犯人と事件の動機についてもまとめました。

 

 

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俺ではない炎上(映画)のあらすじ

 

大手ハウスメーカーで営業部長を務める山縣泰介はある日突然、自身のものと

思われるSNSのアカウントから女子大生の遺体画像が拡散されたことで殺人犯

に仕立て上げられてしまう。

 

仕事だけではなく家族も大切にしてきた山縣にとって全く身に覚えのない事態

に彼は無実を訴えるが瞬く間にネットは燃え上がり、炎上状態となってしまう。

 

匿名の群衆がこぞって個人情報を特定したことで彼は日本中から追いかけ

回されていく。

 

そこに山縣を追う謎の大学生のサクラ、大学生インフルエンサーの住吉初羽馬、

山縣が務める会社の取引先企業の若手社員である青江、泰介の妻の芙由子ら

多くの人物が絡み合うことで事態は予想もできない展開になっていく。

 

自身の無実を証明するために、そして真犯人を見つけ出すために山縣泰介の

決死の逃亡劇が幕を開ける。

 

 

 

俺ではない炎上(映画)のキャストと役どころ

 

役名 山縣泰介
役どころ 大手ハウスメーカー「大帝ハウス大善支社」に務める営業部長
演者 阿部寛
生年月日 1964年6月22日
出身地 神奈川県
出演作品 ショウタイムセブン』『キャンドルスティック』『異動辞令は音楽隊!』など

 

役名 サクラ
役どころ 山縣泰介を追う謎の大学生
演者 芦田愛菜
生年月日 2004年6月23日
出身地 兵庫県
出演作品 『はたらく細胞』『メタルフォーゼの縁側』『星の子』など

 

役名 住吉初羽馬
役どころ 大学生インフルエンサー
演者 藤原大祐
生年月日 2003年10月5日
出身地 東京都
出演作品 『大きな玉ねぎの下で』『リゾートバイト』『追想ジャーニー』など

 

役名 青江
役どころ 山縣泰介が勤務する大手ハウスメーカーの取引先企業の若手社員
演者 長尾謙杜
生年月日 2002年8月15日
出身地 大阪府
出演作品 『恋に至る病』『おいしくて泣くとき』『室町無頼』など

 

役名 山縣芙由子
役どころ 山縣泰介の妻
演者 夏川結衣
生年月日 1968年6月1日
出身地 熊本県
出演作品 『沈黙の艦隊』『ホテルローヤル』『あの日のオルガン』など

 

役名 塩見
役どころ 泰介の会社の同僚、泰介が逃亡中に連絡を取り、疑問を呈する重要な立ち位置
演者 浜野謙太
生年月日 1981年8月5日
出身地 神奈川県
出演作品 『隣のステラ』『劇場版 アナウンサーたちの戦争』『映画 おいハンサム!』など

 

役名
役どころ 殺人の容疑者として泰介を追う警察
演者 三宅弘城
生年月日 1968年1月14日 
出身地 神奈川県
出演作品 孤狼の血 LEVEL2』『さかなのこ』『静かなるドン』など

 

役名 六浦
役どころ 殺人の容疑者として泰介を追う警察
演者 橋本淳
生年月日 1987年1月14日
出身地 東京都
出演作品 まく子』『映画 イチケイのカラス』『よっす、おまたせ、じゃあまたね。』など

 

役名 野井
役どころ 大手ハウスメーカーで泰介の部下
演者 板倉俊之
生年月日 1978年1月30日 
出身地 兵庫県
出演作品 『激情版 エリートヤンキー三郎』『ニセ札』『映画 マイホームヒーロー』など

 

役名 マチ子
役どころ 謎めいた「スナックしずく」のママ
演者 美保純
生年月日 1960年8月4日
出身地 静岡県
出演作品 ミッシング』『明日を綴る写真館』『少年と犬』など

 

役名 静子
役どころ 目がうつろでやつれた表情の泰介の妻である芙由子の母
演者 田島令子
生年月日 1949年2月17日
出身地 神奈川県
出演作品 『寄生獣』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『TELL ME 〜hideと見た景色〜』など

 

 

 

 

 

俺ではない炎上(映画)の結末を原作小説よりネタバレ

 

殺害された女子大生がマッチングアプリで悪いことをしていたという話から

山縣泰介は10年前のある出来事を思い出した。

 

泰介の小学生の娘である夏実がパソコンを覚え、両親に秘密でSNSで知り合った

男と会う約束をしていたこと。

 

その男はロリコンで何人もの犠牲者が出ていたが、幸いにも夏実がある約束を

した場所には姿を見せなかったので彼女に被害はなかった。

 

だが一連の出来事を知った泰介は怒り、夏実を庭にある真っ暗な倉庫のひと晩中

閉じ込め、学校にまで文句を言いに行った。

 

泰介が覚えていることはここまでで、その後夏実は学校での噂を恐れて祖母の家

に行くようになった。夏実はひとりで祖母の家にいて窓から外を眺めるとクラス

メイトの「えばたん」こと江波戸琢哉が外を歩いているのを見た。

 

夏実のその後のことを心配して探しに来た。女子大生を殺害した犯人と思われる

人物が落としたメモに書かれていた「からにえなくさ」を捜すために、えばたん

と一緒に自宅に帰った。

 

秘密の場所に隠してある合鍵で家に入り、ゴルフをする友人がいない父親のために

父親の名前を使ってXのアカウントを作成したことを打ち明けた。

 

夏実はマッチングアプリの事件以来、パソコンの使用を禁じされた。

そのため、父のウォークマンを使ってインターネットにアクセスしていた。

 

「からにえなくさ」という言葉をインターネットで調べても意味は不明だが、

夏実は父親の泰介からひどく叱られたことをえばたんに話す。

 

えばたんは同情した。

 

逃亡中、泰介はたどり着いたのは牧場の跡地だった。そこには古い看板が立て

かけてあり、文章が書かれていた。

 

しかし文字は消えかかっており、かろうじて「から、に ※ エ な く さ」

という文字だけだ。

 

泰介は慎重に家屋に近付いていく。中に入ると自分がどこかに置き忘れていた

ウォークマンがあった。ウォークマンの中に保存された画像を見た泰介は、

自分の名前でツイートされた文章に映った画像があることに気付いた。

 

さらに近くにある柵から異様なにおいがしてきて、そこに3人目の若い女性の

死体があることにも気づく。

 

マッチングアプリを使って悪質なことをしていた複数の女性のうち3人が特に

悪質だったという。殺害された2人ともう1人。もうひとりの女性が3人目の遺体

なのだろう。

 

これで3人の女性を殺害した犯人となってしまったのだ、と泰介は死を選びたく

なった。

 

目を閉じて意識が遠のいていった時、夏実が「ごめん。この騒ぎわたしの責任」

と言いながら駆け寄って来た。

 

サクラと初羽馬も牧場跡地にいた。サクラは今いる古ぼけた牧場に泰介がいる

と目星をつけ、急がないと泰介が真犯人に殺されてしまうと言う。

 

サクラは一連の事件が詳しくわかっていた。

 

古ぼけた牧場に着くと、初羽馬はサクラから自分が戻ってくるまでに犯人が

来たら取り押さえて欲しいと頼まれていた。

 

すると犯人が走ってくるのが見えた。逃げようとする犯人に初羽馬はしがみつき、

さらにサクラと泰介も犯人にしがみついた。

 

初羽馬が警察に通報し、警察が駆けつけてきた。逃亡を続けていた泰介が謎の

人物を取り押さえており、さらに若い男女の姿が警察の目に入った。

 

警察に取り押さえられたのは泰介で、次に泰介が取り押さえていた人物が

警察に確保された。

 

事件の発端となったリツイートの責任を感じて初羽馬が「僕の責任です」

と叫んだ。

 

警察の取り調べによってその後、確保された人物は江波戸琢哉と判明した。

 

江波戸は小学生の頃の夏実の話を聞いて、泰介に対して少女を虐待した、

と怒っていた。

 

また、建築士に憧れていたもののなれず、不動産会社で成功を手にした泰介に

対して強い憎しみを抱いていた。

 

マッチングアプリで男性を食い物にする女子大生たちに対して、楽をして

生きていることが許せなかったことを理由に殺害したと言った。

 

江波戸が犯した罪をかぶせる相手は山縣泰介が一番だった。

 

江波戸は小学生の頃に夏実から合鍵の場所を聞かされており、泰介の家に忍び

込んでネットを使って泰介を殺人犯に仕立てたのだ。

 

サクラは泰介の娘である夏実のコードネームであり、夏の果実「サクランボ」

から名付けた。

 

夏実が泰介としてSNSをしていたことを知ったものの、夏実が危険にさらされて

いると思った時に反射的に古ぼけた牧場の家屋から駆け出した。

 

その行動は娘を助けたい、という気持ちからだった。

 

数日後、泰介は社会復帰を果たし、それまでとは違い、他人の気持ちを思い

やれる上司になっていた。

 

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俺ではない炎上(映画)の犯人と動機について

犯人は江波戸琢哉である。

 

泰介の娘である夏実から小学生の頃に話を聞き、泰介に対して少女を虐待した、

と怒っていた。

 

そして建築士にあこがれていたのだが実際になることはできなかった。不動産

会社で成功を手にしている泰介に対して強い憎しみを抱くようになったという。

 

女子大生の殺害に及んだ動機は、マッチングアプリで男性を食い物にして、

楽をして生きていることが許せなかったからだという。

 

泰介の娘の夏実から合鍵の場所を教えられていた江波戸琢哉は泰介の自宅に

忍び込み、ネットを使って泰介を殺人犯に仕立上げたのであった。

 

 

 

まとめ

この作品は、登場人物それぞれがSNSでの炎上と無実の恐怖にどう向き合い、

どう巻き込まれていくかが焦点となっており、キャスト陣の演技にも注目。

 

公開は、2025年9月26日(金)

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 




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