映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』が、2025年2月28日（金）

に公開されます。

 

1960年代初頭のニューヨークを舞台に、19歳の無名ミュージシャン、ボブ・

ディランがスターダムを駆け上がる姿を描いた伝記映画。

 

この記事では、映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のキャストと

役どころ、またあらすじや見どころについてもまとめました。

 

 

『名もなき者／A COMPLETE UNKNOWN』予告映像│2025年2月28日(金)公開

 

 

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(映画)のキャストと役どころ

 

役名	ボブ・ディラン
役どころ	19歳でミネソタからニューヨークにやってきた無名のミュージシャ
演者	ティモシー・シャラメ
生年月日	1995年12月27日
出身地	アメリカ
出演作品	『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『DUNE/デューン 砂の惑星』『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』『デューン 砂の惑星 PART2』など

 

役名	シルヴィ・ルッソ
役どころ	ディランの恋人であり、彼の音楽活動を支える存在
演者	エル・ファニング
生年月日	1998年4月9日
出身地	アメリカ
出演作品	『ガルヴェストン』『マレフィセント2』『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』など

 

役名	ジョーン・バエズ
役どころ	ディランの音楽上のパートナーであり、共にフォークシーンを牽引するシンガーソングライター
演者	モニカ・バルバロ
生年月日	1990年6月17日
出身地	アメリカ
出演作品	『Bullish』(原題)『The Cathedral』(原題)『トップガンマーヴェリック』など

 

役名	ピート・シーガー
役どころ	ディランの先輩であり、フォークミュージックの伝説的存在
演者	エドワード・ノートン
生年月日	1969年8月18日
出身地	アメリカ
出演作品	『アステロイド・シティ』『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』『マザーレス・ブルックリン』（兼製作・脚本・監督）など

 

役名	ジョニー・キャッシュ
役どころ	カントリー音楽のスターであり、ディランと同時代に活躍したミュージシャン
演者	ボイド・ホルブルック
生年月日	1981年9月1日
出身地	アメリカ
出演作品	『ザ・バイクライダーズ』『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』『ザ・プレデター』など

 

役名	アルバート・グロスマン
役どころ	ディランのマネージャーであり、彼のキャリアをサポートする重要な人物
演者	ダン・フォグラー
生年月日	1976年10月20日
出身地	アメリカ
出演作品	『DC がんばれ!スーパーペット』『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』など

 

役名	アラン・ローマックス
役どころ	フォーク音楽の収集家であり、ディランの音楽的背景に影響を与えた人物
演者	ノーバート・レオ・バッツ
生年月日	1967年1月30日
出身地	アメリカ
出演作品	『フラッグ・デイ父を想う日』『ブロードウェイ ドリーム!』『エクソシスト 信じる者』など

 

役名	ウディ・ガスリー
役どころ	ディランが敬愛するフォーク歌手であり、彼の音楽スタイルに大きな影響を与えた
演者	スクート・マクネイリー
生年月日	1977年11月11日
出身地	アメリカ
出演作品	『カモンカモン』『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』『シング・フォー・ミー、ライル』など

 

役名	ハロルド・レブンソール
役どころ	ウディ・ガスリーのマネージャー
演者	P・J・バーン
生年月日	1974年12月15日
出身地	アメリカ
出演作品	『バビロン』『スキャンダル』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』など

 

役名	ボブ・ニューワース
役どころ	アメリカ人フォークシンガー、ディランのロードマネジャー
演者	ウィル・ハリソン
生年月日	1996年8月21日
出身地	アメリカ
出演作品	『Madam Secretary』(原題・海外ドラマ)『Daisy Joens & the Six』(原題・海外ドラマ)『Manhunt』（原題・海外ドラマ）など

 

役名	トシ・シーガー
役どころ	アメリカ人映画製作者
演者	初音映莉子
生年月日	1982年3月24日
出身地	東京都
出演作品	『嘘を愛する女』『月と雷』『万能鑑定士Q-モナ・リザの瞳-』など

 

役名	アル・クーパー
役どころ	アメリカ人作曲家
演者	チャーリー・ターハン
生年月日	1998年6月11日
出身地	アメリカ
出演作品	『ほの蒼き瞳』『チア・アップ!』『人生は小説よりも奇なり』など

 

役名	マーク・スポールストラ
役どころ	60年代初期からNYビレッジで活動してきた12弦ギターの名手としても知られる
演者	ライアン・ハリス・ブラウン
生年月日
出身地	アメリカ
出演作品

 

役名	マイク・ブルームフィールド
役どころ	アメリカ人ギタリスト
演者	エリ・ブラウン
生年月日	1999年8月13日
出身地	アメリカ
出演作品	『ラン・ハイド・ファイト』『キャッシュトラック』『18歳の“やっちまえ”リスト』など

 

役名	レッドベリー
役どころ	アメリカのフォークとブルース のミュージシャン
演者	ビッグ・ビル・モーガンフィールド
生年月日	1956年6月19日
出身地	アメリカ
出演作品

 

役名	メイビス・ステイプルズ
役どころ	アメリカのゴスペル歌手/R&B歌手
演者	ローラ・カリウキ
生年月日	1998年6月21日
出身地	アメリカ
出演作品	『君と一緒に過ごした夏』（Netflix）『アメリカン・ホラー・ストーリーズ シーズン3』（テレビシリーズ）『素晴らしき日々シーズン1/シーズン2』（テレビシリーズ）など

 

役名	ポール・ストゥーキー
役どころ	アメリカのシンガーソングライター
演者	スティーブン・カーター・カールセン
生年月日
出身地	アメリカ
出演作品	『Leaky Thoughts』(原題・テレビシリーズ)『Ella at the Library』(原題・短編)『Star Wars: An Idiot’s Array』(原題・短編)など

 

役名	マリア・マルダー
役どころ	アメリカ出身の歌手
演者	ケイリー・カーター
生年月日	1993年7月8日
出身地	アメリカ
出演作品	『すべてが変わった日』『ザ・リング/リバース』『チャーリーセズ/マンソンの女たち』など

 

役名	バーバラ・デイン
役どころ	アメリカのフォーク・ブルース・ジャズ歌手
演者
生年月日
出身地	アメリカ
出演作品

 

役名	デイブ・バン・ロンク
役どころ	アメリカのフォーク歌手
演者	マイケル・チェルナス
生年月日	1977年8月8日
出身地	アメリカ
出演作品	『アロハ』『人狼ゲーム夜になったら、最後』『アメリカで最も嫌われた女性』など

 

役名	ポール・バターフィールド
役どころ	アメリカのブルース歌手/ハーモニカ奏者
演者	ウィル・プライス
生年月日	2000年
出身地	アメリカ
出演作品	『After the Hunt』(原題)『Eleanor the Great』(原題)『The Chair Company』(原題・テレビシリーズ)など

 

 

他、ニック・プーポ、エリック・ベリマン、デビッド・アラン・バッシェ、ジョー・ティペット、ジェームズ・オースティン・ジョンソン、アレイナ・サーグナー

 

 

 

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(映画)のあらすじ

 

1961年、冬のニューヨーク。

 

ポケットにたった10ドルを入れてきらめきをつかむためにミネソタからひとり

の青年ボブ・ディランが降り立った。

 

恋人シルビー、「フォークの女神」と称されるジョーン・バエズ、そしてボブの

才能を認めるフォーク歌手ウディ・ガスリー、ピート・シーガーと出会い、変化

する時代に合わせて呼応するフォーク・ミュージックシーンの中でボブの魅力

と彼が生み出す歌は大きな注目を浴びて、時代を動かすまでになる。

 

やがて「フォーク・ミュージック界のプリンス」「若者の代弁者」と祭り上げ

られていくが、止まることのないその才能と魂にボブは違和感を覚える。

 

ボブは高まっていく名声に反して自身が進むべき道が何であるのか悩み、

苦しむが、1965年7月25日にある決断をする。

 

大観衆を目の前にしたボブ・ディランの手にはエレクトリック・ギターが握られ、

彼の傍らにはロックバンドの姿があった。

 

 

 

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(映画)の見どころ

 

ミネソタからニューヨークに降り立った名も無き19歳の青年ボブ・ディランが

フォーク歌手としてコンサートホールやチャートの寵児となり、自身の歌と神

秘性がセンセーションを巻き起こし、やがて頂点を極める姿を描き出していく

自伝音楽映画が『名も無き者/A COMPLETE UNKNOWN』である。

 

時代の寵児として瞬く間にチャートを賑わしてスターダムに上り詰め、80歳

を過ぎた世界中のステージに今も立ち続け、生き方そのものが幅広い世代に

支持される歌手ボブ・ディランを演じているのは、映画『君の名前で僕を

呼んで』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたティモシー・シャラメ。

 

公開されたビジュアルや予告では若き日のボブ・ディランだと思ってしまう

ほどのなりきりぶりを見せ、歌声もボブ・ディラン本人が歌っているかと

思ってしまうほどである。

 

驚いたことに、ティモシー・シャラメはボブ・ディランを演じるために5年の

歳月を費やしたという。演じるために歌に加えてギターの演奏方法とハーモ

ニカの演奏方法も学んだという。

 

映画『君の名前で僕を呼んで』ではアカデミー主演男優賞ノミネートとなったが、

映画『名も無き者/A COMPLETE UNKNOWN』ではアカデミー主演男優賞受賞

に期待が大きくなる。

 

ボブ・ディランの才能を見抜き、彼の歌手としての道を先導した偉大なフォーク

歌手ピート・シーガーを演じているのは映画『真実の行方』で多重人格の疑いが

ある殺人犯を演じて映画デビューし、アカデミー助演男優賞にノミネートされた

エドワード・ノートン。

 

1998年公開の映画『アメリカン・ヒストリーX』ではネオナチに走る若者を演じ

てアカデミー主演男優賞にノミネートされた。また、2014年公開の映画『バー

ドマンあるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）』でアカデミー助演男優賞に

ノミネートされた。

 

さらに2019年公開の映画『マザーレス・ブルックリン』では製作、脚本、監督、

主演を務めており、俳優だけに留まらない才能を見せており、本作では歌声と

ギター演奏にも才能を発揮することに期待が大きくなる。

 

ボブ・ディランの恋人シルビーを演じているのは女優ダコタ・ファニングを

姉に持つエル・ファニング。

 

寡作でありながらも優れた作品を世に送り出すキャメロン・クロウ監督の

映画『幸せへのキセキ』、俳優ベン・アフレック監督の映画『夜に生きる』、

鬼才デビッド・フィンチャー監督の映画『ベンジャミン・バトン数奇な人生』

などに出演した経歴の持ち主。

 

次第にボブ・ディランと音楽を分かち合っていく「フォークの女神」と呼ばれ

る歌手ジョーン・バエズを演じているのは映画『トップガンマーヴェリック』

で海軍大尉を演じたモニカ・バルバロ。

 

「フォークの女神」という役柄であり、モニカ・バルバロ自身が歌声を披露

してくれるのかどうかエドワード・ノートンと同様に気になるところ。

 

監督を務めたのはジェームズ・マンゴールだ。1999年に公開された精神病院

を舞台にした映画『17歳のカルテ』ではアンジェリーナ・ジョリーをアカデ

ミー助演女優賞受賞に導いたことで知られている。

 

2005年に公開された映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』では実在の

カントリー歌手ジョニー・キャッシュと彼の2人目の妻ジューン・カーターの

姿を描き出し、ジューン・カーター役を演じたリース・ウィザースプーンを

アカデミー主演女優賞受賞に導いた。

 

2007年に公開された西部劇『3時10分、決断のとき』では『グラディエーター』

でアカデミー主演男優賞を受賞したラッセル・クロウと『ザ・ファイター』で

アカデミー助演男優賞を受賞したクリスチャン・ベイルを共演させている。

 

ル・マン24時間耐久レースの世界得で繰り広げられたフォードとフェラーリ

との対決を題材にした映画『フォードvsフェラーリ』では『3時10分、決断の

とき』以来12年ぶりにクリスチャン・ベイルを起用し、映画『グッド・ウィル

・ハンティング/旅立ち』でアカデミー脚本賞を受賞したマット・デイモンと

の共演を実現させた。

 

映画『フォードvsフェラーリ』を第92回アカデミー賞で作品賞、音響編集賞、

録音賞、編集賞の4部門ノミネートに導き、音響編集賞と編集賞の2部門で

オスカーをもたらした。製作を務めたマンゴールド自身はアカデミー作品賞

にノミネートされた。

 

映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』でも実在の歌手を題材にした

作品で監督を務めたジェームズ・マンゴールドがボブ・ディランの青春の

光と影、栄光と知られざる苦悩を描き出していく。

 

さらに、恋人や音楽シーンを先導する歌手との出会いや激動の時代の中で

羽ばたく姿も情熱的なエピソードを交えながら描き出していく。

 

 

 

まとめ

主演のティモシー・シャラメは、全ての歌唱シーンを自身の声で演じ、ボブ

・ディランの若き日を見事に再現しているということで、興味深いところ。

 

また本作は、単なる音楽の伝記作品にとどまらず、成功、変革、批判との闘い

を描き、時代の転換点に立つ一人のアーティストの内面を深く掘り下げています。

 

ディランがどのようにして「時代の声」となり、現代音楽に多大な影響を与えた

のかを目撃できるでしょう。

 

公開は、2025年2月28日（金）

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ