十二単衣を着た悪魔(映画)のあらすじや結末をネタバレ!伊藤雷の最後についても

 

映画『十二単衣を着た悪魔』2020年11月6日(金)に公開されます。

 

タイトルが映画『プラダを着た悪魔』のオマージュのように思いそうですが、

内容的には全く関係がありません。

 

しかし原作者の内館牧子さんは「源氏物語」に出てくる女君の中で、弘徽殿女御が

好きだったため、そのイメージが「プラダを着た悪魔」に登場するミランダに似て

いるということでこのタイトルになったようです。

 

自分に自信がない青年が自身を見つめ直し成長していく姿を描いた作品でフリーター

の青年が雷にうたれ『源氏物語』の世界にタイムスリップし陰陽師として活躍して

いくという奇想天外なもの。

 

ということで映画『十二単衣を着た悪魔』のあらすじや結末、また主人公の伊藤雷

の最後についてもネタバレします。

 

 

映画『十二単衣を着た悪魔』(11.6公開)予告編

 

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十二単衣を着た悪魔(映画)のあらすじ

 

伊藤雷は『源氏物語と疾患展』のイベントにアルバイトとして加わります。

 

そして『源氏物語』で出来のいい弟の二宮出来の悪い兄の一宮の存在を知り、

一宮に親近感を覚えます。

 

なぜなら伊藤雷自身がフリーターであり、対する弟の伊藤水秀才だったから。

しかも伊藤雷は就職も決まらず59連敗中、その上、彼女にもフラれてしまう。

 

その一方で弟の伊藤水は、京都大学医学部に合格したと知り、嫉妬にかられる

ことに。

 

家では伊藤水の合格祝いが行われるため、伊藤雷は帰宅することに抵抗を覚え、

家の回りをぶらつくしかなかった。

 

そんな中、雷が響きわたると伊藤雷は謎の光に吸い込まれてしまいました。

気が付くとなんと彼は、『源氏物語』の舞台である平安時代タイムスリップして

いたのでした。

 

伊藤雷は役人たちに捕まってしまいますが、イベントで『源氏物語』のあらすじや

登場人物が罹った病気(現代の病名)などをまとめた解説本や薬のサンプルを扱って

いたので、陰陽師の伊藤雷鳴と身分を詐称します。

 

平安時代では、病気になってもそれは物の怪の仕業だと念仏や護摩をたくなど

していただけだったので、わずかな量の薬でも効果覿面だった。

 

また解説本で先のことが分っている状況で予言するので、的中するのも当たり前。

伊藤雷は、凄い力を持った陰陽師だと人々から尊敬され信頼を得ます。

 

その後、伊藤雷は皇妃の弘徽殿女御の病気を現代の薬で治したことにより専属の

陰陽師として活躍できることになります。

 

弘徽殿女御は大変な野心家で、自身の息子の一宮を帝にしようとしていました。

その一宮の皇位継承のライバル関係にあったのが、母親が違う弟の二宮(光源氏)

だったのです。

 

伊藤雷は、ますます自身と一宮を重ねていき、弘徽殿女御に協力することに決める

のでした。

 

 

 

十二単衣を着た悪魔(映画)の見どころ

 

映画『十二単衣を着た悪魔』は、予想以上に注目ポイントが多い作品でした。

 

まず原作は、内館牧子さんの小説『十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞』です。

内館牧子さんは、これまでにNHK大河ドラマ『毛利元就』やNHK連続テレビ小説

『私の青空』などの脚本を手掛けてきたことで知られています。

 

そして監督を務めるのは、女優として有名な黒木瞳さん。これまでに『失楽園』

『千里眼』『仄暗い水の底から』など映画やドラマに数多くの作品に出演して

います。

 

さらに主人公の伊藤雷役を演じるのは伊藤健太郎さんです。

これまでに『コーヒーが冷めないうちに』『ういらぶ。』『惡の華』などに映画

やドラマに大活躍。またその人気で大注目の俳優です。

 

内容も奇想天外で興味深く、スタッフもキャストも超豪華で見どころ満載です。

 

とくに今回は女優の黒木瞳さんが監督を務めるということで、この奇想天外な

作品をどのように魅せてくれるのか興味深く、見どころと言えるでしょう。

 

 

 

十二単衣を着た悪魔(映画)の結末をネタバレ!

 

 

伊藤雷は、弘徽殿女御の側近となって、平安時代で活躍していきます。

現代ではパッとしない伊藤雷でしたが『源氏物語』の世界では、全く違っていました。

 

伊藤雷は、プライベートの方も充実し、平安時代で知り合った倫子という女性と結婚

することに。さらに倫子とのあいだには、子供も生まれました。

 

しかしその後、不幸にも倫子や子供とは死別してしまいます。

伊藤雷は、そのまま平安時代で26年も暮らすのでした。

 

そんな中、突然現代にタイムスリップします。

 

 

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十二単衣を着た悪魔(映画)で伊藤雷の最後はどうなる?

 

平安時代では、陰陽師として活躍し、信頼される喜びや人を愛し、また大切な人

との別れなど、たくさんの経験をし人として成長した伊藤雷ですが、突然現代に

戻ることになります。

 

ところが年を取ったはずの伊藤雷は、現代では元の若者の姿に戻っていたのです。

 

伊藤雷自身の時間は進んでいたのですが、現代では時間が止まっていたようで、

心は成長した伊藤雷ですが、姿はタイムスリップした時のままだった。

 

成長した伊藤雷は、それまでのコンプレクスから解放されていました。

そして平安時代の経験を生かして、人生をやり直すことになったのです。

 

 

 

まとめ

映画『十二単衣を着た悪魔』は、なんとも奇想天外なストーリーでした。

 

コンプレックスの塊だった若者の成長する姿を笑いあり、涙ありで描かれた

感動の物語です。

 

公開は、2020年11月6日(金)

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 




1 Responses to “十二単衣を着た悪魔(映画)のあらすじや結末をネタバレ!伊藤雷の最後についても”

  1. くろろ より:

    とても良い映画でした。
    でも、タイトルが勿体無いと思いました。
    作者の意向を残すなら、
    「十二単を着た首相」
    もしくは、十二単を着た政治家
    あたりにするでしょうか。

    女性が強く生きるを全面に出した方が、黒木瞳さんの監督の意味が見えたように思います。

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