プラダを着た悪魔(映画)のラストのセリフの意味は?言いたいことについても
映画『プラダを着た悪魔』が、2020年10月16日、21:00~22:54
『金曜ロードショー』で放送されます。
映画『プラダを着た悪魔』は、2006年に公開されたハリウッド映画。ローレン・
ワイズバーガーの小説が原作でアメリカのアパレル業界を華やかに描き、話題と
なり、公開から14年も経った今でも、その輝きは色褪せることがありません。
デヴィッド・フランケル監督作品で、メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ
などが出演していることでそちらも注目を浴びました。
とうことでそんな映画『プラダを着た悪魔』はつまらないのか?また今作で言い
たいことやラストのセリフについてまとめました。
プラダを着た悪魔 (The Devil Wears Prada)
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プラダを着た悪魔(映画)のあらすじ
ノースウェスタン大学を卒業したアンドレア・サックスはジャーナリストになるため
オハイオからニューヨークに出てきました。
出版社への就職を目指すアンドレアは、複数の出版社へ履歴書を送りましたが、
ある人事部から面接通知が来ます。
ところがそれは全く関心がないファッション誌から。
全く興味はなかったものの面接に行くことに。
すると『ランウェイ』という雑誌の編集長を務めるミランダ・プリーストリーの
アシスタントをするという仕事だった。
ミランダのアシスタントのエミリー・チャールトンは、パリコレクションに同行する
ことを目標に働いていますが、アンドレアがファッションに無関心こと、ミランダの
名前すら知らないことにがっかりしつつも『ランウェイ』の魅力を語るのでした。
ミランダは業界のカリスマ的存在、こと仕事のことになるとその拘りも尋常ではなく
厳しいさもかなりなもの。これまでに辞めさせられた助手も多数だった。
ミランダは、アンドレアのその野暮ったい見た目で、採用をやめようとしましたが、
「自分は見た目は良くないけれど頭は切れるし物覚えも良い」と言い返したことで
アンドレアをアシスタントに採用することにしました。
第一アシスタントのエミリーは今年こそ、パリコレに同伴できると、日々の激務に
耐えていました。
そしてアンドレアもミランダの勝手気ままな振る舞いに振り回され、なかなか上手く
その指示を対処できない状態が続きます。
そこでアンドレアはミランダの側近でもあるナイジェルに相談しにいきます。
するとナイジェルはアンドレアに努力が足りないと指摘する。
そこでアンドレアはナイジェルに今まで、こだわりのなかった容姿を見直すため、
コーディネートを頼みます。
すると翌日、そこには、見違えたアンドレアの姿が。
やがて仕事のミスもなくなったアンドレアは、ミランダに徐々に認められていくことに
なります。そしてミランダは、パリコレクションに同行させる助手をからアンドレアに
代えることにするのでしたが・・・。
プラダを着た悪魔(映画)の見どころ
このような映画『プラダを着た悪魔』ですが、ストーリーもさることながら、
登場人物の衣装も話題になりました。
ファッション業界を描いた作品である『プラダを着た悪魔』。服や靴、バッグに
いたるまでがハイブランドでコーディネートされ、まるでファッションショーを観て
いるかのようで女性には憧れの世界がそこにはあります。衣装にかかった費用
は1億円にも。
そしてアン・ハサウェイの可愛いさが見どころと言える。ダサくて冴えなかった
アンドレアが、オシャレで洗練されていく姿にワクワクする。
また彼女以外のファッションも素敵でメリル・ストリープの貫禄ある演技も見どころ
と言える。
またロケ地も、舞台となるニューヨークはもちろんのこと、パリコレクションが開催
されるパリなど、きわめて豪華なものに。
さらに、劇中に登場した楽曲も、マドンナの「Jump」「Vogue」といった人気曲など、
きわめて華やかだったため、大変、好評となっています。
ミランダやアンドレアの生き方や選択を通して、自分にとって、何が大切なのか
考えさせられる作品でまたそこが見どころでもあります。
プラダを着た悪魔(映画)の言いたいこと
まず暴君であるミランダや仕事から、どれだけ優秀であろうが、人間関係の難しさ、
大切さを言いたかったのではないでしょうか。
アンドレアは、ミランダが離婚問題で悩まされていることを知ります。
どれだけ家庭で問題があろうと「ランウェイ」の編集長。会社では一切その様子を
微塵も見せず、仕事に取り組むその姿に威厳さえ感じる。
暴君のミランダではありますが、こと仕事に関しては、プロとしてのあるべき
姿がそこにはあります。
仕事をすること、また給料をもらう以上は、プロであり、プロである以上、そこには
責任と覚悟を持って仕事に真摯に向き合い、取り組む必要があると教えられた
気持ちになりました。
いかに仕事に取り組む姿勢が大切なのか、というところも今作のテーマの一つにも
なっているのではないでしょうか。
またそれこそが今作で言いたかったことではないでしょうか。
そして尊敬していたミランダの元をアンドレアは離れる決心をします。
そしてジャーナリストの夢を叶えるべく、大手新聞社に面接を受けることに。
仕事を途中で放棄された形になったミランダ。ミランダが最も嫌うことをされた
格好になったのですが、ミランダは、新聞社に「彼女は最も期待を裏切ってくれた
アシスタントで彼女を雇わないならあなたは大バカです」と告げています。
暴君でわがまま放題だったミランダですが、実は誰より人との関わりやその大切さを
理解している、プロ中のプロなどではないでしょうか。
またその役を大好きなメリル・ストリープが演じているところが良かった!
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プラダを着た悪魔(映画)のラストのセリフの意味は?
またミランダが暴君ではあるものの、悪人ではなかったことは、ラストのセリフに
現れていました。
ミランダに
「あなたのような生き方が嫌だったら?」
と問う、アンドレア。
これにミランダは
「バカを言わないで。誰もが望んでいるわ。誰もが憧れているのよ」
と返すのでした。
一見、イヤミにも思えますが、ミランダは、自分に誇りを持った気高い人。
そうしていないと、仕事ができない、また編集長の椅子には座っていられない
ということではないでしょうか。
そしてこういう気持ちでないと自分を保っていられない。
家族や友人など、多くの犠牲のもとで、今の地位があるということを理解している
言葉だと考えられる。
またメリル・ストリープは、ミランダの最後の台詞「誰もが私に憧れているのよ」を
「誰もが私たちに憧れているのよ」に変えたそうです。
こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
『プラダを着た悪魔』は、アパレル業界を描いただけの、ただのトレンド映画では
ありません。アンドレアの成長、複雑な人間模様、また仕事に対する姿勢というの
も描かれている作品です。
放送は、2020年10月16日、夜9:00から10:54『金曜ロードショー』で。
最後までありがとうございました。
ゆうすけ