エディントンへようこそ(映画)のキャストと役どころ!あらすじや結末ネタバレも

 

映画『エディントンへようこそ』が、2025年12月12日(金)に公開されます。

 

アメリカ・ニューメキシコ州の小さな町〈エディントン〉。

コロナ禍の混乱の中で、自由と規制をめぐる対立が町を二分し、人々の心に

潜む恐怖・怒り・狂気が露わになっていく。という現代アメリカ社会を映す

寓話的物語。

 

この記事では、映画『エディントンへようこそ』のキャストと役どころ、

またあらすじや見どころについてもまとめました、

 

 

12.12公開/映画『エディントンへようこそ』予告編

 

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エディントンへようこそ(映画)のキャストと役どころ

 

役名 ジョー・クロス
役どころ 突如市長選に立候補するエディントンの保安官。コロナ禍のマスク義務化・ロックダウン政策に対して、反発・抵抗的な立場を取る
演者 ホアキン・フェニックス
生年月日 1974年10月28日
出身地 アメリカ自治領プエルトリコ
出演作品 ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』『ボーはおそれている』『ナポレオン』など

 

役名 テッド・ガルシア
役どころ 再選を目指すエディントンの市長。ロックダウン・マスク義務などの政策を推進し、町に大企業(データセンター誘致など)を誘い込もうとしている
演者 ペドロ・パスカル
生年月日 1975年4月2日
出身地 チリ
出演作品 ファンタスティック4:ファースト・ステップ』『グラディエーターⅡ 英雄を叫ぶ声』『ドライブアウェイ・ドールズ』など

 

役名 ルイーズ・クロス
役どころ ジョーの妻。保安官である夫と家庭・精神面での軋轢を抱える
演者 エマ・ストーン
生年月日 1988年11月6日
出身地 アメリカ
出演作品 憐れみの3章』『哀れなるものたち』『クルエラ』など

 

役名 バーノン・ジェファーソン・ピーク
役どころ カルト教団の教祖。ソーシャルメディアや扇動的な発信を通じて、町の混乱に影響を与えていく
演者 オースティン・バトラー
生年月日 1991年8月17日
出身地 アメリカ
出演作品 ザ・バイクライダーズ』『エルヴィス』『デューン砂の惑星PART2』など

 

 

 

役名 ガイ・トゥーリー
役どころ エディントン保安官事務所の巡査。町の秩序と変化する政治・社会状況の狭間で揺れる存在
演者 ルーク・グライムス
生年月日 1984年1月21日
出身地 アメリカ
出演作品 『Happiness for Beginners』(原題)『Into the Ashes』(原題)『Fifty Shades Freed』(原題)など

 

役名 マイケル・クック
役どころ 若手保安官の研修生。町の警察・秩序をめぐる変化の中で新世代の警察官
演者 マイケル・ウォード
生年月日 1997年11月18日
出身地 ジャマイカ
出演作品 『The Book of Clarence』(原題)『ボブ・マーリー:ONE LOVE』『エンパイア・オブ・ライト』など

 

役名 ドーン
役どころ ルイーズの母親。陰謀論・オンライン情報・社会的焦燥感などと接触・影響される
演者 ディアドラ・オコンネル
生年月日 1951年12月30日
出身地 アメリカ
出演作品 『The Requin』(原題)『Lez Bomb』(原題)『Diane』(原題)など

 

役名 サラ・アレン
役どころ ソーシャルメディアを通じたソーシャル・ジャスティス活動を行うインフルエンサー的存在
演者 アメリー・ホーフェレル
生年月日 2002年6月5日
出身地 ドイツ
出演作品 『ナイトスイム』『ハンガーゲーム0』『The Boogeywoman』(原題・短編)など

 

役名 ロッジ
役どころ 放浪者
演者 クリフトン・コリンズ・ジュニア
生年月日 1970年6月16日
出身地 アメリカ
出演作品 『ブリックレイヤー』『赤と白とロイヤルブルー』(Amazon Prime Video)『ナイトメア・アリー』など

 

役名 バタフライ・ヒメネス
役どころ 勇敢なプエブロ族の巡査
演者 ウィリアム・ベルー
生年月日 1982年4月15日
出身地 カナダ
出演作品 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『フレッシュ』『消えない罪』(Netflix)など

 

役名 エリック・ガルシア
役どころ ガルシア市長の息子
演者 マット・ゴメス・ヒダカ
生年月日 2003年10月4日
出身地 アメリカ
出演作品 『The Wilderment』(原題)『SILO』(原題・テレビシリーズ)『Boys of a Certain Age』(原題・短編)など

 

役名 ブライアン
役どころ エリックの親友
演者 キャメロン・マン
生年月日  
出身地  
出演作品 『LAW&ORDER:性犯罪特捜班』(TVシリーズ)『メア・オフ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』(TVシリーズ)『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』(TVシリーズ)など

 

役名 ポーラ
役どころ 地元レストランのオーナー
演者 レイチェル・デ・ラ・トーレ
生年月日 5月21日
出身地  
出演作品 『Gold Raiders』(原題)『Outer Range』(原題・TVシリーズ)『Deputy』(原題・TVシリーズ)など

 

役名 レアード
役どころ 声高な抗議活動家
演者 アマデオ・アルゾラ
生年月日  
出身地  
出演作品 『The Graceful Path』(原題・TVシリーズ)『Before the Leaves Fall』(原題・短編)『Oh Boys』(原題・短編)など

 

役名  
役どころ 激怒した女
演者 ロビン・リード
生年月日  
出身地  
出演作品 『インテロゲーション:尋問~殺意の真相~』(TVシリーズ)『Café Destiny』(原題・TVシリーズ)『クライム・ボーダー 贖罪の街』など

 

役名 ニコレット
役どころ バーノンの信奉者
演者 エリーゼ・ファランガ
生年月日  
出身地 アメリカ
出演作品 『Squealer』(原題)『ストレンジャー・シングス』(TVシリーズ)『ベター・コール・ソウル』(TVシリーズ)など

 

役名 ウォーレン
役どころ ニューメキシコ州知事の経済顧問
演者 キング・オルバ
生年月日  
出身地 アメリカ
出演作品 『Burt』(原題)『You Gotta Believe』(原題)『Birthright Outlaw』(原題)など

 

役名  
役どころ 反ファシスト組織「アンティファ」のテロリスト
演者 デビッド・ピンター
生年月日  
出身地  
出演作品 『Killing Faith』(原題)『The Lost Bus』(原題)『She Rides Shotgun』(原題)など

 

役名  
役どころ 反ファシスト組織「アンティファ」のテロリスト
演者 キース・ジャーディン
生年月日 1975年10月31日
出身地 アメリカ
出演作品 『ビリー・ザ・キッド孤高のアウトロー』『バッドガイズ!!』『ジョン・ウィック』など

 

役名  
役どころ 抗議運動のリーダー
演者 サム・クイン
生年月日  
出身地 アメリカ
出演作品 『How to Blow Up』(原題)『オンリー・ザ・ブレイブ』『インデペンデンス・デイ リサージェンス』など

 

役名 フランキー・サーモン
役どころ  
演者 ダニエル・クロウズ
生年月日 1961年4月14日
出身地 アメリカ
出演作品  

 

役名  
役どころ ラジオジャーナリスト
演者 アリ・アスター
生年月日 1986年7月15日
出身地 アメリカ
出演作品  

 

 

 

エディントンへようこそ(映画)のあらすじ

 

2020年、アメリカ・ニューメキシコ州にある小さな町エディントン。

 

コロナ禍によって町はロックダウンとなり、息苦しい隔離生活を強いられる

住民の不満と不安は爆発寸前となっていた。

 

保安官ジョーはIT企業誘致で町を救おうと考える野心家の市長テッドと「マスク

をするしない」の小競り合いから対立し「俺が市長になる」と突如市長選挙に

立候補した。

 

ジョーとテッドの対立は周囲に広がっていく、SNSはフェイクニュースと憎悪

で大炎上する。

 

同じ頃、ジョーの妻ルイーズはカルト教団の教祖バーノンの扇動動画に心を

奪われ、陰謀論にハマっていく。

 

エディントンの選挙戦は疑いと論争の憤怒が渦巻き、暴力が暴力を呼び、

批判と陰謀によって真実が覆い尽くされていく。

 

この先、どうなるのか?

エディントンの町と住人は誰も予想できない破滅の道へと突き進んでいく。

 

 

 

エディントンへようこそ(映画)の結末ネタバレ

 

街で殺戮を繰り返す武装グループを相手に奮闘する保安官ジョー・クロスは

武装組織の1人にナイフで頭を刺されて重傷を負ってしまう。

 

その瞬間、BLM運動に参加していた少年ブライアンが武装集団の男を射殺し、

ジョーを救った。

 

ブライアン少年によるこの保安官救出劇はスマートフォンで撮影されており、

1年後にTikTokで拡散されていき、ブライアンは一夜にして右翼の英雄として

祭り上げられ、下院議員マージョリー・テイラー・グリーンから名誉勲章を

授与されるほどになって、悠々自適な生活を送っている。

 

動画配信者バーノンは人気者となり、講演会を見守るルイーズは彼の子ども

を妊娠している。

 

一方、重篤な脳損傷を負ったジョーは植物状態となりながらもエディントン

の市長に就任した。

 

豪華な邸宅を与えられながらも物を言えないジョーの代わりに義理の母ドーン

が代弁者として権力を握っている。

 

エディントンの広大な荒野でひときわ光を放つ巨大なデータセンターが映し

出されて映画は終りを迎えるのだった。

 

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エディントンへようこそ(映画)の見どころ

 

コロナ禍でロックダウンとなった小さな町エディントンで行われた選挙戦が

アメリカ中を巻き込む大事件へと発展していく様子を描いた作品。

 

「コロナ禍」「マスク着用論争」「SNSにおけるフェイクニュース」「陰謀論」

「社会分断」といった、近年私たちが直面してきた現実を背景に描かれている。

 

 

保守派の保安官ジョー・クロスを演じているのはホアキン・フェニックス

 

アメリカ自治領プエルトリコ出身のフェニックスは1993年10月31日に急死

した俳優リバー・フェニックスの実の弟である。

 

1986年に『スペースキャンプ』で映画に初めて出演し、翌年の1987年に映画

『ラスキーズ』で映画初主演を務めた。

 

1989年に公開された映画『バックマン家の人々』への出演後、俳優活動を

休止した。

 

1993年に実の兄であり俳優リバー・フェニックスの急死に伴ってメディアに

よる過剰な取材攻勢にさらされて一時期は映画界から距離を置くようになった。

 

友人の勧めによって1994年に映画界へ復帰し、1995年に『誘う女』に出演し、

オリバー・ストーン監督による1997年公開の映画『Uターン』に出演して憂鬱

な雰囲気を持つ青年を演じた。

 

1997年公開の映画『秘密の絆』で再度、主演を務めた。2000年に公開された

歴史大作『グラディエーター』ではローマ帝国皇帝の座を狙う皇子を演じた。

 

主演の務めたラッセル・クロウとローマ帝国皇帝を演じたアイルランド出身の

名優リチャード・ハリスを相手に堂々たる演技を見せてアカデミー助演男優賞

にノミネートされた。

 

その後もルワンダ虐殺を題材にした映画『ホテル・ルワンダ』『サイン』

『ヴィレッジ』などに出演する一方、2003年公開のディズニーアニメ映画

『ブラザー・ベア』では声優を務めた。

 

2006年には実在のカントリー歌手を演じた『ウォーク・ザ・ライン/君につづ

く道』に出演して自ら歌を披露し、アカデミー主演男優賞にノミネートされた。

他にも消防士を演じた映画『炎のメモリアル』『ザ・マスター』『ゴールデン

・リバー』『ビューティフル・デイ』などにも出演した。

 

2019年公開の映画『ジョーカー』ではコメディアンを夢見る心が優しくも

常軌を逸した行動を取る青年を演じてアカデミー主演男優賞を受賞した。

 

映画『カモンカモン』では甥と共に取材旅行を通じて絆を深めるラジオ

ジャーナリストを演じ、映画『ナポレオン』ではフランス皇帝に上り詰める

軍人ナポレオン・ボナパルトを演じた。

 

屈折した役から狂気を感じさせる役、さらに実在の人物など幅広い役柄を

演じており、演技派俳優と言ってよい。

 

今回は小さな町の保安官として「正義」と「狂気」の境界線を踏み越える男

を体現。アリ・アスター監督との初タッグにより、静かな絶望と爆発的な暴力

が交錯する圧倒的な心理ドラマが誕生しています。

 

フェニックスの目の動きや沈黙の表情だけで、観る者に崩壊する精神を伝える

演技はまさに圧巻。

 

 

個性的かつ高い演技力を持つホアキン・フェニックスの他にエマ・ストーン

 

がホアキン・フェニックス演じる保安官ジョーとの関係に苦しみ、次第に

陰謀論とカルト的思想へ傾く姿を、痛々しくも妖しく演じます。

 

とくに“スマホの画面越しに精神を蝕まれていく”演出は、アリ・アスター

ならではの現代ホラー的美学。

 

ストーンは映画『ラ・ラ・ランド』と『哀れなる者たち』でアカデミー主演

女優賞を受賞した経歴を持っている。

 

 

過激な動画配信者にしてカルト教団の教祖バーノンを演じているのはオース

ティン・バトラーである。

 

彼の映像配信や信者の集会シーンは、もはや伝統的ホラーではなく情報の

恐怖そのもの。

 

「見えない悪」「信じたい悪」が増殖していく様子は、アスター監督の新境地

と言えます。

 

2022年公開の映画『エルヴィス』では伝説のロック歌手エルビス・プレスリー

を演じてアカデミー主演男優賞にノミネートされたことが記憶に新しい。

 

他にもペドロ・パスカル、ルーク・グライムス、マイケル・ウォードらも

出演しており、どのような役を演じているのか気になるところ。

 

 

監督を務めたのは『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』『ボーはおそれ

ている』を世に送り出したアリ・アスター

 

これまでホラーや不穏な人間ドラマを手掛けてきたことで知られ、本作でも

“普通の町の日常”が徐々に狂気へと変容していく様を映し出しています。

 

監督はこれら現実の問題を、架空の町〈エディントン〉に凝縮。

 

「ロックダウンをめぐる小さな論争が、なぜ暴力へと発展するのか?」

という疑問を通じて、現代社会の病理をリアルに映す。

 

どの人物も“正義”を掲げながら破滅していく構図は、観客自身にも問いを

突きつけます。

 

撮影監督パヴェウ・ポゴジェルスキ(『ミッドサマー』)による広角映像が、

アメリカの田舎町を不穏で閉ざされた空間として描き出します。

 

一見美しい夕陽や教会の鐘の音が、物語が進むにつれて「異様な静けさ」

に変わっていく。その変化だけでも恐ろしい。アリ・アスターらしい“日常の

中の狂気”を体感できる、隅々まで緻密な演出。

 

そしてラストに待つのは、言葉を失った主人公と、暴力の果てに沈黙する町。

 

SNSもニュースも役に立たない画面の外の現実を突きつける終幕は、観客に

深い余韻を残すでしょう。

 

 

 

まとめ

映画『エディントンへようこそ』は、単なるコロナ禍の政治劇ではなく、

「真実とは何か」「人はなぜ信じるのか」という普遍的なテーマを描いた

重厚な作品。

 

主人公ジョー(ホアキン・フェニックス)の暴走と崩壊は、アメリカだけで

なく世界中の「分断された社会」に対する警鐘として描かれています。

 

SNSで拡散される偽情報、陰謀論、政治的ポジション争い、そして個人の孤独。

 

アスター監督はそれらを田舎町というミクロな世界に凝縮し、やがて現実の狂気

へと転じていく過程を冷徹に見せつけます。

 

最後には、言葉も理屈も通じない暴力と沈黙だけが残り、観客に「私たちは

いま、どこへ向かっているのか」という重い問いを投げかけます。

 

映像美と演技の緊張感、そして寓意の深さが融合した本作は、アリ・アスター

の新たな代表作と呼ぶにふさわしい衝撃作です。

 

公開は、2025年12月12日(金)

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 

 



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