ガール・ウィズ・ニードル(映画)のキャストと役どころ!あらすじや見どころについても
映画『ガール・ウィズ・ニードル』が、2025年5月16日(金)に
公開されます。
1919年のデンマーク・コペンハーゲンを舞台に、貧困と絶望の中で生きる
若い女性カロリーネの物語を描いた歴史的サイコロジカル・ホラー作品。
この記事では、映画『ガール・ウィズ・ニードル』のキャストと役どころ
またあらすじや見どころについてもまとめました。
その街では、よく人が消える――『ガール・ウィズ・ニードル』本予告|5.16(金)公開
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ガール・ウィズ・ニードル(映画)のキャストと役どころ
役名 | カロリーネ |
役どころ | お針子として働きながら貧困から抜け出そうと必死にもがく女性 |
演者 | ビクトーリア・カーメン・ソネ |
生年月日 | 1994年4月23日 |
出身地 | デンマーク |
出演作品 | 『ゴッドランド/GODLAND』『MISS OSAKAミス・オオサカ』『ビッチ・ホリデイ』など |
役名 | ダウマ |
役どころ | キャンディショップ経営の裏で秘密の養子縁組帰還を運営する女性 |
演者 | トリーネ・デュアホルム |
生年月日 | 1972年4月15日 |
出身地 | デンマーク |
出演作品 | 『消えた声が、その名を呼ぶ』『ピエロがお前を嘲笑う』『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』など |
役名 | ペーター |
役どころ | |
演者 | ベシーア・セシーリ |
生年月日 | 1990年7月6日 |
出身地 | デンマーク |
出演作品 |
役名 | ヤアアン |
役どころ | |
演者 | ヨアキム・フェルストロプ |
生年月日 | 1987年9月25日 |
出身地 | デンマーク |
出演作品 | 『Tove’s Room』(原題)『The Blue Orchid』(原題)『Itsi Bitsi』(原題)など |
役名 | |
役どころ | 判事 |
演者 | アンダース・ホブ |
生年月日 | 1956年1月16日 |
出身地 | デンマーク領グリーンランド |
出演作品 | 『Winter Brothers』(原題)『Skyscraper』(原題)『Subspecies V:Blood Rise』(原題)など |
役名 | フリーダ |
役どころ | |
演者 | テッサ・ホッダー |
生年月日 | 1997年7月4日 |
出身地 | デンマーク |
出演作品 |
役名 | エレーナ |
役どころ | |
演者 | アーボ・ノックス・マーティン |
生年月日 | 不明 |
出身地 | デンマーク |
出演作品 |
役名 | スベンセン |
役どころ | |
演者 | アリ・アレクサンダー |
生年月日 | 1990年9月17日 |
出身地 | デンマーク |
出演作品 | 『Bedre tider』(原題)『Toscana』(原題)『Erna i Krig』(原題)など |
ガール・ウィズ・ニードル(映画)のあらすじ
第一次世界大戦後のデンマークの首都コペンハーゲン。
お針子として働くカロリーネはアパートの家賃を払うことができずに困窮
していた。
勤め先の工場長と恋に落ちたものの身分が違う者同士の恋が実るはずはなく、
彼女は捨てられてしまい、挙げ句の果てに職を失ってしまう。
既に妊娠していたカロリーナはもぐりの養子縁組斡旋所を経営し、望まれない
子どもたちの里親探しを手助けする女性ダウマと出会う。
他に頼れる場所がないカロリーナは乳母の役割を引き受け、2人の間には
強い絆が育まれていく。
しかしカロリーナは知らないうちに入り込んでしまった悪夢のような真実
を知ることになるのだった。
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ガール・ウィズ・ニードル(映画)の見どころ
「幸せの国」として知られる北ヨーロッパの国デンマークで暗黒時代に発生
した連続殺人事件を基にした映画が『ガール・ウィズ・ニードル』である。
漆黒の映像美で連続殺人事件を描いていく本作は、2024年のカンヌ国際映画
祭コンペティション部門で上映され、予想できない衝撃的なストーリー展開と
心理的恐怖をあおる音響や美術セットが話題を振りまいた。
映像のアカデミー賞と呼ばれるカメリマージュ映画祭にて最高賞に輝き、
ポーランド映画祭では過去最多11冠に輝くなど各国の映画祭を席巻した。
さらに第97回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネートされるなど
話題性充分な作品である。
第一次世界大戦後のデンマークの首都コペンハーゲンを舞台にお針子として
働くひとりの女性カロリーネが、もぐりの養子縁組斡旋所を経営する女性
ダウマと出会ったことにより悪夢のような真実に直面する姿が描かれる。
2度のアカデミー賞に輝くオーストラリア人女優ケイト・ブランシェットは
「息もできない緊張感」と本作を評し、映画『ライトハウス』で監督を
務めたロバート・エガースは「繊細で力強く、感動的」と評するなど著名人
から高い評価を得ていることから傑作であることの期待が大きくなる。
公開された予告には不気味な音楽が響き渡り、白黒の映像が言い知れぬ恐怖
と不安に包み込まれ、息苦しささえ覚えるほど。
北ヨーロッパ史上最も物議をかもし出した連続殺人事件の裏側に潜む真実
とは何か? 本当の罪とは何か、怪物は誰なのか?
人間が持つ光と闇に迫ったゴシック・ミステリーに映画を観る者は惹き込ま
れていく。
監督を務めたのはマグヌス・フォン・ホーン。
スウェーデン系ポーランド人であり、本作で監督のみならず脚本も手掛けて
いるフォン・ホーンは映画『波紋』と『スウェット』における鋭い視点の
作品で世界的な注目を集める若き鬼才。
ブース・マリーとして音楽活動に従事するフレゼレケ・ホフマイアが奏でる
音楽が心理的恐怖を高め、その不気味さは強制収容所横に暮らす一家を
描いた映画『関心領域』を想わせる。
映画『リアル・ペイン~心の旅~』『EOイーオー』で撮影を担当した
ミハウ・ディメクが漆黒の中にある美を映し出し、妖しくも魅力的な世界
を魅せる。
映画『ビッチ・ホリデイ』で注目されたビクトーリア・カーメン・ソネが主人公
カロリーネを演じ、もぐりの養子縁組斡旋所を経営する女性ダウマをトリーネ
・デュアホルムが演じており、2人の熱演は多くの評論家から絶賛された。
まとめ
本作は、1915年から1920年にかけてデンマークで実際に起きたダグマール
・オーヴァービーによる乳児連続殺人事件に基づいています。
オーヴァービーは、望まれない赤ん坊を引き取り、養子に出すと偽って
殺害し、1921年に死刑判決を受けました。
本作は、女性の貧困や社会的孤立、そして人間の狂気といったテーマを深く
掘り下げた作品で、重厚なストーリーと美しい映像が融合した、心に残る
映画となっている。
公開は、2025年5月16日(金)
最後までありがとうございました。
ゆうすけ