【映画】燃えよ剣のたたみいわしとは?エピソードシーンやお雪についても
映画『燃えよ剣』が2020年5月22日(金)に公開されます。
司馬遼太郎さんの同名小説が有名だけに、かなり注目されるでしょう。
さてそんな映画『燃えよ剣』のに登場するお雪とは?いったいどんな女性だったのか?
そして物語で土方歳三におねだりする「たたみいわし」とは?またそのエピソードに
ついてもまとめてみました。
※新型コロナウイルスの影響で公開延期になりました。
公開日が決定次第、追記します。
※公開が延期になっていましたが、2021年10月15日(金)に公開が決定しました。
映画『燃えよ剣』新予告映像(90秒)10月15日(金)公開!
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【映画】燃えよ剣のあらすじ
ときは、幕末。
それまで存続してきた幕藩体制が揺らいで、国が大きく変わろうとしていました。
明治天皇を頂点とする新政府を樹立しようとする討幕派と、徳川慶喜率いる江戸幕府を
守ろうとする佐幕派が、日々対立を深めていたのです。
農民の土方歳三は、武士になりたいと考えていて、やがて近藤勇や沖田総司とともに
京都へと行くことにしました。そんな土方歳三、近藤勇、沖田総司らは佐幕派で、
江戸幕府によって後押しを受けています。
やがて彼らは、芹沢鴨を局長とする新選組を結成することに。
その後、土方歳三は新選組の副長となり、その実力を見せつけ活躍。
こうして新選組は、討幕派との戦いに明け暮れていくようになりました。
そんな中、土方歳三はお雪という女性と出会い、お互いに惹かれ合うようになって
いくのです。
やがて徳川慶喜が大政奉還(1876年)を行い、また戊辰戦争が勃発したことによって、
新選組も本格的な戦乱の中に巻き込まれていくことになります。
新選組、そして土方歳三。彼らの行く末は、どうなっていくのでしょうか。
【映画】燃えよ剣のたたみいわしのエピソード(シーン)
このように、映画『燃えよ剣』は、ほぼ史実を基に、幕末の動乱や戊辰戦争を描いて
いくという野心作。原作小説も、司馬遼太郎さんの作品の中でも、代表的なものと
なっています。
さて、原作小説でも数々のエピソードが登場するわけですが、そんな中でも読者に
親しまれているものとして、たたみいわしのエピソードなるものが。
とても興味深いですが、はたしてどのようなエピソードだったのでしょうか。
たたみいわしのエピソードとは、土方歳三と後でご紹介するお雪とのワンシーン
でした。
土方歳三は、公用で江戸に行くついでに、お雪に言づてがないかを訪ねます。
お雪のためであれば、飛脚の役を務めると語る。
するといきなり「たたみいわし」と答えた。
そう言ってしまってから、思わず恥ずかしがるお雪。
お雪は、たたみいわし(江戸にしかない)が好物だったのです。
土方はこれを聞いて「いいひとだな」と思わず笑ってしまいます。
土方とは違って、お雪は武士階級の出身でしたが家格はそこまで高くなかったため
いかにも庶民的だと土方は好ましく思ったのでした。土方はお雪に、たたみいわしが
好きなのかと、改めて問いかけます。するとお雪は「大好き」と答えるのでした。
たたみいわしのエピソードは、なんとも心が温まるシーンではありますが
このことから二人は結ばれるのでした。
【映画】燃えよ剣のたたみいわしとは?
「たたみいわし」のワンシーンは、戦いに明け暮れる中、ほんの一時の暖かさを
感じますね。
ところで「たたみいわし」とは、何なのでしょうか。いわしとあることから魚に関係
していることは分かりますが、関西出身のゆうすけは知りませんでした。
たたみいわしとは、
カタクチイワシの稚魚(シラス)を洗い、生のままあるいは一度ゆでてから、葭簀(よしず)や木枠に貼った目の細かい網で漉いて天日干しし、薄い板状(網状)に加工した食品。神奈川県・静岡県の沿岸部で作られるものが有名で、特に相模湾沿いの神奈川県鎌倉市材木座海岸~藤沢市片瀬漁港にかけては特産品として知られ、古くから鶴岡八幡宮への神饌として奉納されている。軽くあぶり、そのまままたは醤油をつけて食べる。パリパリした食感が特徴で、酒の肴として珍重される。マヨネーズと七味(もしくは一味)で食べても美味。
引用元:Wikipedia
当時は江戸にしかない「たたみいわし」が今はなぜ東京ではなく神奈川の名産に?
たたみいわしは元来、映画『燃えよ剣』の原作小説で描かれていたように、江戸にしか
ないものでした。それでは、いったい、どうして、たたみいわしは東京都ではなく、
神奈川県の名産品になったというのでしょうか。
実は、江戸時代には江戸で生産されていましたが、明治時代に入ると、全国津々浦々で
見られるようになっていったのです。そんな中、神奈川県の湘南エリアで特にたたみいわ
しの生産業者が見られるようになっていったとか。
因みに、神奈川県だけではなく、となりの静岡県でもよく生産されています。
これらはやはり、両県が太平洋に面しているという地理的な条件が影響していたので
しょうか?とにかく神奈川県以外では生産されていないというわけではなかったのです。
今はどんな人たちが食べている?
映画『燃えよ剣』の原作小説でお雪に好んで食べられていた、たたみいわし。
さてこのお雪の身分ですが、土方歳三が農民出身だったのに対して、武士階級。
そのため、たたみいわしは、高級品でお金持ちの食べ物なのか、それともどこの家庭
でも食べられているものなのかが気になります。
結論から言うとたたみいわしは、一般の消費者からも普通に食べられているものです。
因みに、映画『燃えよ剣』の原作小説で、土方歳三がお雪のたたみいわし好きを知って、
笑ってしまったのは、お雪が武士階級にも関わず、下級武士クラスでも関係なく食すこと
ができる、たたみいわしが好きだと言ったところが可愛く、また愛おしく感じたので
しょうね。
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実際の味はどんなかんじ?
たたみいわしは、かなり庶民的な食べ物だったようです。
それでは、肝心の味のほうは、どういったものだったのでしょうか?
ご説明したとおり、たたみいわしとは、カタクチイワシの稚魚を加工したもの。
そのため、魚肉特有の風味もさることながら、食感は固く、とても歯触りがよく、
おつまみとしての需要も少なくありません。
そのまま食べてもいいですが、多くはしょうゆをつけて食べるため、いっそう風味は
引き立てられることになります。
実際に今も購入できる?値段は?
それでは、購入方法や値段はどうなっているのでしょうか。
神奈川県の名産品とはいえ、この周辺以外での購入ができないわけではありません。
当然通販でも購入できます。値段は商品によって異なって来ますが、一般的な相場は
500円~1000円くらいということが多いようです。
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【映画】燃えよ剣のお雪とはどんな女性なのか?
雪が土方歳三の恋人なのは説明した通り。ところが土方が実在する人物なのに対して
お雪は実在していません。架空の人物なんです。
物語では、お雪は美濃国大垣藩に仕える男の嫁でしたが、夫に先立たれ、未亡人に。
その後、上洛し負傷した土方を助けたことで知り合います。そしてやがて二人は
恋愛関係に発展。
鳥羽・伏見の戦いの直前「武士らしく会わずに戦場へゆきたい」と書いた手紙を送り
別離の挨拶に代えようとしたが、土方を追いかけ幕軍本営の大阪の訪れ、二人は
土方が江戸へ出発するまでのわずか二日だけ夫婦として過ごします。
蝦夷共和国樹立後には、新選組と懇意にしていた大阪の豪商・鴻池善右衛門の協力で
北海道へ送ってもらい、すでに死を覚悟していた土方と最後の時を過ごし、官軍の
上陸直後に、土方は市村鉄之助にその身を託し、戦地から落ち延びさせた。
戦いに生きた土方らしくなんとも切なくてささやかなぬくもりなのでしょうか。
原作者司馬遼太郎が鬼と恐れられた男の人間味を魅せたかったのかもしれません。
またお雪が土方を思う熱量がとても伝わりました。
映画『燃えよ剣』では、そんなお雪を柴咲コウさんが演じますので楽しみです^^
こちらも合わせて御覧ください。
まとめ
時代劇といえば、江戸時代、特に幕末を舞台にした作品には人気作が目立ちます。
映画『燃えよ剣』も、新選組をメインにした作品で、主演は岡田准一さんということで
大ヒット間違いなしです^^
公開は、2021年10月15日(金)
また見逃せない作品が登場してしまいました。
公開が待ち遠しいです。
最後までありがとうございました。
ゆうすけ