潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断(映画)のあらすじや見どころ!潜水艦コマンダンテ・カッペリーニについても

 

映画『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』が、2024年7月5日(金)

公開されます。

 

第二次大戦中、イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニが沈めた

敵国船の乗組員を救助したという実話を基に、戦時下においても決して

失われることのない海の男たちの誇りと絆を描いた重厚な戦争秘話。

 

この記事では、映画『潜水艦コマンダンテ誇り高き決断』のあらすじや

見どころ、また潜水艦コマンダンテ・カッペリーニについてもまとめました。

 

 

映画『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』本予告 2024年7月5日(金)公開

 

スポンサードリンク

 

映画『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』のあらすじ

 

1940年10月第二次世界大戦中、イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ

はイギリス軍への物資補給を絶つために地中海からジブラルタル海峡を抜けて

大西洋へと向かっていた。

 

潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは作戦行動中に船籍不明の貨物船に遭遇し、

艦砲を装備し、戦争地帯で灯火管制による航行であったことから撃沈した。

 

ところが撃沈した貨物船は中立国であったはずのベルギー船籍の自衛武装を

備えた貨物船カバロ号だった。

 

潜水艦コマンダンテ・カッペリーニの艦長サルバトーレ・トーダロはカバロ号の

乗組員を救助して最寄りの港まで送り届けることを決断する。

 

しかしその決断は艦長自身の命だけではなく、部下の命までも危険にさらす覚悟

でイギリス軍が支配する海域を潜航することなく航行することを意味していた。

 

 

 

映画『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』の見どころ

 

第二次世界大戦中にイタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニが敵国船

の乗組員を救助した驚くべき実話を題材にし、戦争中においても失われることが

なかった海の男たちの誇りと絆を描き出した戦争映画である。

 

イタリア海軍が全面協力して実物大の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニを再現

されて行われた。

 

潜水艦という閉ざされた空間が否応なく緊張感を生み出すと同時に乗組員が

置かれている過酷な環境の描写は潜水艦映画の傑作と名高い『Uボート』に

匹敵すると言える。

 

コンピュータグラフィックスでは表現できない潜水艦が持つ質感に第二次世界

対戦という生と死の隣り合わせの状況も緊張感を生み出していく。

 

公開された予告では、迫り来る敵の飛行機、機雷の襲来、敵が乗っていると

思われる船が映し出され、観る者を瞬く間に戦時下へと引き込んでいく。

 

予告と共に公開されたポスタービジュアルには、荒れ狂う海を進む潜水艦

コマンダンテ・カッペリーニ、強い信念を宿した眼差しを持つ艦長サルバ

トーレ、救助された敵の乗組員、敬礼する敵船の艦長が切り取られている。

 

1枚のポスタービジュアルから戦争下の過酷な状況のみならず、海の男の

誇りと信念が強く伝わり、胸が熱くなる。

 

「イタリア海軍一番の無謀な少佐」と呼ばれるサルバトーレ・トーダロ艦長

を演じているのはイタリア人俳優ピエルフランチェスコ・ファビーノ。

 

イタリア・ローマ出身の俳優であるピエルフランチェスコ・ファビーノはアカ

デミー監督賞を手にした監督ロン・ハワードが手掛けた映画『ラッシュ/

プライドと友情』『シチリアーノ 裏切りの美学』『炎の戦線エル・アラメイン』

に出演するなど、イタリアとアメリカ両国の映画で活躍している。

 

軍規に反することを意味しながらも、敵国の兵士を潜水艦コマンダンテ・

カッペリーニに搭乗させ、安全な港まで移動させる実在の艦長サルバトーレ

・トーダロを演じる。

 

撃沈という苦渋の決断を下しながらも、自らの決断がもたらす危険を承知した

上でもなお、戦時下でも失われることがなかった海の男としての揺るぎない

信念が伝わってくる。

 

スポンサードリンク

 

 

潜水艦コマンダンテ・カッペリーニについて

 

映画『潜水艦コマンダンテ誇り高き決断』に登場する潜水艦が「コマンダンテ・

カッペリーニ」である。

 

イタリア海軍が誇る潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは1939年9月23日

に就役した。

 

第二次世界大戦の初めは地中海に配備されていたが、1940年9月に大西洋へ

配備されて任務に就いた。

 

1941年1月5日、フリータウン沖でイギリスの貨物船「シェイクスピア」を撃沈し、

9日後に武装商船「ユーミーアス」を撃沈した。またイギリスの貨物船「ミゲル・

デ・ラリネガ」に損傷を与えている。

 

1943年にドイツ海軍の指導下に入った後に「アキラ3号」という仮の名称が

付けられ、同年9月8日、第二次世界大戦でイタリアが降伏したことに伴い

日本海軍に接収される。

 

日本の同盟国であったドイツ海軍に引き渡され、ドイツ海軍潜水艦「UIT24」

と名前を変えた。

 

1945年5月上旬にドイツが第二次世界大戦に降伏したことによって日本海軍の

「伊号第五百三潜水艦」という名称に変更され、同年7月15日に日本海軍に

編入された。

 

特殊警備を担う潜水艦として「伊号第五百三潜水艦」と名称を変えたコマン

ダンテ・カッペリーニは1945年8月15日、日本の降伏によって神戸港に停泊

していたところ、アメリカを主体とする連合軍に接収されて武装解除された後、

1946年4月16日に紀伊水道において海没処分された。

 

 

 

まとめ

3日間水上で航行することを余儀なくされ、船は敵の格好の標的となった

潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ、無事に最寄りの港にたどり着くことは

できるのか?

 

日本でも2022年に二宮和也主演でドラマ化されているということで、興味深い

ところ満載。

 

公開は、2024年7月5日(金)

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 




コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ