ストロベリームーン(映画)のキャストと役どころ!あらすじや結末を原作小説よりネタバレ
映画『ストロベリームーン余命半年の恋』が、2025年10月17日(金)に
公開されます。
原作は、芥川なおの純愛小説「ストロベリームーン」。夜空に浮かぶ、ひときわ
赤みを帯びた満月。それは「ストロベリームーン」。この月の下で、運命は静かに、
しかし確実に動き始める。
主人公は、都会の喧騒と孤独に疲れた青年。ある夜、偶然出会った女性との
不思議な再会が、彼の人生のページを鮮やかに塗り替えていく。
笑いと涙、切なさと希望が交錯する瞬間、月明かりは二人の心を優しく照らす。
愛と友情、過去と未来、選択と偶然――すべてが絡み合うひと夏の物語。
この記事では、映画『ストベリームーン余命半年の恋』のキャストと役どころ
またあらすじや結末を原作小説よりネタバレします。
映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』予告編【2025年10月17日(金)公開】
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ストロベリームーン(映画)のキャストと役どころ
役名 | 桜井 萌 |
役どころ | 15歳、高校1年生。幼少期から病弱で、余命半年を宣告される。病気を抱えながらも、「ストロベリームーンを見ること」という夢を叶えるために学校に通おうと決意する。 |
演者 | 當真あみ |
生年月日 | 2006年11月2日 |
出身地 | 沖縄県 |
出演作品 | 『雪風YUKIKAZE』『水は海に向かって流れる』『おいしくて泣くとき』など |
役名 | 佐藤日向 |
役どころ | 萌のクラスメイトで恋人になる男子。誠実で優しい性格。萌からの告白を受け入れ、萌と共に“ストロベリームーン”を見に行くことを約束する。13年後も萌との過去・約束を引きずってきた人物 |
演者 | 齋藤 潤 |
生年月日 | 2007年6月11日 |
出身地 | 神奈川県 |
出演作品 | 『366日』『からかい上手の高木さん』『瞼の転校生』など |
役名 | 佐藤日向 |
役どころ | 13年後の佐藤日向 |
演者 | 杉野遥亮 |
生年月日 | 1995年9月18日 |
出身地 | 千葉県 |
出演作品 | 『風の奏の君へ』『バイオレンスアクション』『やがて海へと届く』など |
役名 | 高遠 麗 |
役どころ | 日向の幼なじみ。萌の親友でもある。友情や複雑な感情を抱えながら、萌と日向の関係に関わっていく存在。13年後は麗自身も別の人生を歩んでいる |
演者 | 池端杏慈 |
生年月日 | 2007年9月8日 |
出身地 | 東京都 |
出演作品 | 『オールドルーキー』(テレビドラマ)『矢野くんの普通の日』『白い花実』など |
役名 | 高遠 麗 |
役どころ | 13年後の高遠 麗 |
演者 | 中条あやみ |
生年月日 | 1997年2月4日 |
出身地 | 大阪府 |
出演作品 | 『あまろっく』『♯真相をお話しします』『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』など |
役名 | フーヤン(福山凛太郎) |
役どころ | 日向の親友。明るくてお調子者だが、友情に厚い |
演者 | 黒崎煌代 |
生年月日 | 2002年4月19日 |
出身地 | 兵庫県 |
出演作品 | 『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』『見はらし世代』『アフター・ザ・クエイク』など |
役名 | フーヤン(福山凜太郎) |
役どころ | 13年後のフーヤン |
演者 | 泉澤祐希 |
生年月日 | 1993年6月11日 |
出身地 | 千葉県 |
出演作品 | 『ベートーベン捏造』『ゴールデンカムイ』『ウェディング・ハイ』など |
役名 | カワケン(川村健二) |
役どころ | 日向のクラスの人気者でリーダー格 |
演者 | 吉澤要人 |
生年月日 | 2003年7月12日 |
出身地 | 東京都 |
出演作品 | 『BLUE FIGHT~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』『バレエ男子』(テレビドラマ)『家政婦クロミは腐った家族を許さない』など |
役名 | カワケン(川村健二) |
役どころ | 13年後のカワケン |
演者 | 伊藤健太郎 |
生年月日 | 1997年6月30日 |
出身地 | 東京都 |
出演作品 | 『少年と犬』『あの花が咲く丘で、君とまた会えたら』『今日から俺は!!劇場版』など |
役名 | 高遠晴美 |
役どころ | 麗の母親 |
演者 | 池津祥子 |
生年月日 | 1969年11月4日 |
出身地 | 福島県 |
出演作品 | 『愛されなくても別に』『さよならモノトーン』『朝が来る』など |
役名 | 桜井美代子 |
役どころ | 萌の母。娘の願いや想いを尊重し、そばで支える存在 |
演者 | 田中麗奈 |
生年月日 | 1980年5月22日 |
出身地 | 福岡県 |
出演作品 | 『ナイトフラワー』『カーリングの神様』『雪風YUKIKAZE』など |
役名 | 桜井康介 |
役どころ | 萌の父。娘の病気と向き合い、萌の願いをできる限り叶えようとする |
演者 | ユースケ・サンタマリア |
生年月日 | 1971年3月12日 |
出身地 | 大分県 |
出演作品 | 『ぼくが生きてる、ふたつの世界』『アキラとあきら』『沈黙の艦隊』など |
役名 | 佐藤 修 |
役どころ | 日向の父。息子との関係や家庭の事情が、日向の性格や選択に影響を与える。妻は早くに亡くしており、一人で息子を育ててきた |
演者 | 橋本じゅん |
生年月日 | 1964年2月25日 |
出身地 | 兵庫県 |
出演作品 | 『ラストマイル』『四月になれば彼女は』『カラオケ行こ!』など |
役名 | 山下先生 |
役どころ | 萌と日向たちの高校の担任。学生たちの様子を見守る教師として、萌に対して配慮を見せる |
演者 | 西洋亮 |
生年月日 | 1988年7月25日 |
出身地 | 京都府 |
出演作品 | 『家出レスラー』『水平線』『中山教頭の人生テスト』など |
ストロベリームーン(映画)のあらすじ
桜井萌は子供の頃から病弱で家の中だけで過ごしてきた。15歳の冬、萌は医師
から余命半年と宣告され両親が悲しみに暮れる中、高校に通うことを決める。
萌は同じクラスにいる佐藤日向に突然告白し、恋人同士になった。
少しずつお互いに距離を縮めていく2人は萌の誕生日にストロベリームーンという
「好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという満月」を見に行く夢を叶えた。
しかしその日を境にして萌は音信不通となってしまう。
萌が日向の前から姿を消した理由とは何か? そして、13年の時を経て明かされる
萌の思いとは何か?
ストロベリームーン(映画)の結末を原作小説よりネタバレ
学校を休み続けている萌のことを日向は担任教師に聞くと、入院していると
聞かされた。ところが入院先は教えることはできないと言われた。
川村健二と福山凛太郎は市内や近隣の大きな病院を日向と手分けして周り、
萌の入院先は隣の市にある大きな総合病院であることが判る。
心配で仕方ない日向は、萌が入院している病院へ自転車に乗って片道1時間
掛けて訪れた。
萌の母親は驚きながらも、あまりに真剣な日向の様子に好感を示し、萌のいる
病室へと案内し、面会を許可した。
萌は中学3年生の時に心臓の病気によって余命が1年と医師から宣告されて
いたが、高校に行きたいという萌の強い思いを尊重し、高校へ進ませた。
始まった萌の高校生活はとても楽しそうであり、萌を笑顔にしてくれた日向に
対して萌の母親は感謝していた。
安静にしている必要があるのに普通の高校生活を送っていたが、病気は少し
ずつ悪化していった。萌の命は燃え尽きようとしていたのだ。
日向はショックで自暴自棄になり、病院からの帰り道を自転車で暴走して転倒
してしまう、ボロボロになって横たわる日向を助けたのは彼の幼なじみである
高遠麗だった。
麗は日向のことが本当は好きだったが、彼は麗のことを女子としてではなく友人
として見ていた。
大丈夫だから、と日向は麗から逃げるようにその場から走り去り、帰宅する。
それから日向は落ち込んだ日々をしばらく過ごしていく。
7月4日、萌の母親から病院に来て欲しいと連絡があり、日向は急いで病院へ
向かっていった。萌の病状が悪化し、今日か明日が山場であるという。
日向は意識がなくなるまで萌がつけていた日記を渡された。日記には萌が初めて
自分の余命を知った時のことやゲームセンターで知らない女子にゲームで獲得し
たぬいぐるみをあげている日向を見て一目惚れしたことが書かれていた。
日向に会いたいと思っていたら同じ航行を受験していた彼を見かけ、こっそり
と名前を調べたこと、そして晴れて高校生になったら日向と同じクラスになり、
彼女にしてもらったことも書かれていた。
麗から「どうして日向と付き合うのか。日向のことは自分がよく知っている」
と言われたことがあった。
萌は麗に「日向君がどんなに優しくても周りのことを考える人だということは
私もよく知っているの」ということも日記に書かれていた。
日向は萌の気持ちを知り、2人で過ごした日々を改めて愛おしく思った。
萌にあるプレゼントをしようと日向は病院から飛び出した。
ひまわり畑のおじさんに頼んで軽トラックの荷台いっぱいのひまわりをもらって
病室へ行った。
「変わらぬ思い」という花言葉を持つひまわりで萌の病室をいっぱいにした。
「萌ちゃん、一緒に見に行こうと言っていたひまわりをもらってきたよ」、と
日向は萌に呼びかける。その必死の呼びかけに萌は意識を少しだけ取り戻し、
「ひまわり、きれいだね」とつぶやいた。そして萌は亡くなった。
2週間経っても日向は涙に暮れる毎日を過ごしていた。
そんな時、8月15日は日向の誕生日だから、と萌の母親が現代美術絵画展の
優秀作品展連れていった。
萌からのプレゼントとして現代美術絵画展の優秀作品「題名:あなたの幸せな
未来 桜井萌」と題名が付けられた1枚の絵を日向は萌の母親から見せられた。
日向らしき男性を中心にしていかにも幸せそうな4人家族の絵だったが、
女性の顔だけ描かれていない。
日向には自分のことを忘れて幸せになって欲しいのに、萌は女性の顔を描く
ことができなかったという。そこだけ未完成のままである絵を前にして日向
は改めて萌の気持ちを知った。
そして11年後、この年のストロベリームーンは6月4日だった。
今は医師として忙しい毎日を送る日向は病院の屋上で美しい月を見上げている。
「萌ちゃん、僕も何も変わっていないよ。僕はずっと君を想っている。あの絵
の横にいるのは萌ちゃんであって、他の誰でもないんだよ」日向は萌のことが
大好きである。ずっとその気持ちは変わらないままである。
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ストロベリームーン(映画)の見どころ
2023年に刊行され「令和イチ泣ける」と大きな反響を巻き起こした芥川なお
によるベストセラー小説「ストロベリームーン」の実写化。
本作は「高校時代」と「13年後」という二つの時間軸で進行します。
前半は、余命半年を宣告された少女・桜井萌と、彼女を支える佐藤日向の純粋で
切ない恋。
後半は、13年後に大人へと成長した日向と、その周囲の人々の姿を描くことで、
“短い恋の記憶が、その後の人生をどう変え続けるのか”を浮かび上がらせます。
単なる“病気ものの純愛”ではなく、時間を越えて残り続ける記憶と絆が、観客に
長い余韻を与える構成になっています。
余命半年と医師から宣告されながらも前向きに生きる桜井萌を演じているのは
當真あみ。
大河ドラマ「どうする家康」、ドラマ「ちはやふる-めぐり-」に出演したこと
で知られる。
當真あみ演じる桜井萌が恋をする佐藤日向を演じているのは2024年公開の
映画『カラオケ行こ!』で第48回日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた齋藤潤。
13年後の佐藤日向を若手俳優の杉野遥亮、13年後の高藤麗を中条あやみが
演じている。
他にも伊藤健太郎、黒崎煌代、ベテランのユースケ・サンタマリア、田中麗奈も
出演するなど人気と実力を兼ね備えた豪華な出演陣の演技に注目が集まる。
2022年公開の映画『余命10年』や2004年公開の映画『いま、会いにゆきます』
で知られる岡田惠和が脚本を務め、2021年公開の映画『美しい彼~eternal~』
で知られる酒井麻衣が監督を務めた。
時間が限られている中、全力で恋をする主人公の桜井萌と佐藤日向の姿に胸が
締めつけられるラブストーリーであると同時に自分らしく人生を駆け抜けた
桜井萌を見守る両親と友人たちの葛藤と優しさも胸に迫るヒューマンドラマに
仕上がっている。
まとめ
映画『ストロベリームーン』は、「限られた時間の中で人はどれだけ愛せるのか」
という問いに真正面から向き合った作品。ストロベリームーンを一緒に見るという
小さな願いが、萌と日向にとっては人生を変えるほどの大きな意味を持つ。
萌の消失と、その後に明かされる真実は観るものに深い余韻を残し、恋愛映画
でありながら「恋の記憶は時間を超えて残り続ける」という普遍的なテーマを
描いた作品。
切なくも温かいラストは、観客に「愛は決して終わらない」という余韻を残す
に違いない。
公開は、2025年10月17日(金)
最後までありがとうございました。
ゆうすけ