Arcアーク(映画)のタイトルの意味とは?原作者の意図やメッセージについても
映画『Arc アーク』が、2021年6月25日(金)に公開されます。
世界的に注目されているSF作家のケン・リュウの小説が原作ということで、
話題になっています。
ということでこの記事では、映画『Arc アーク』のタイトルの意味やタイトルに
込められた原作者ケン・リュウの意図やメッセージについてもまとめました。
映画『Arc アーク』本予告 2021年6月25日(金)公開
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Arcアーク(映画)のタイトルの意味とは?
SF作家ケン・リュウの『もののあはれ ケン・リュウ短篇傑作集2』の
「円弧(アーク)」が原作。
まずは、映画『Arc アーク』のあらすじを確認しておきましょう。
近未来、17歳のリナはまだ幼い息子と離れた後、放浪生活を送っていた。
やがて19歳になったリナは、師となるエマという女性と出会ったことにより彼女の元で
成長していきます。そして大手化粧品会社エターニティ社に入社。
そこでボディワークスという、遺体を生前の姿のまま保存するという特殊な仕事に従事
していくことになる。
一方、エマの弟である科学者の天音は、エマと対立しながらもボディワークスの技術を
発展させた不老不死の研究を進めていた。
やがて30歳になったリナは天音と共に不老不死の処置を受け人類史上初めて
永遠の命を得ることに。
ところが世界で不老不死が当たり前になっていったことで、大きな問題が起こるように
なるのであった。
さて映画『Arc アーク』ですが、タイトルが目を惹きますよね。はたしてこのタイトル
には、どういう意味があったのでしょうか。
「Arc アーク」には「弧を描くような成長曲線」という意味がありました。
さて物語とどのように関連するのか楽しみです。
原作者ケン・リュウについて
1976年、中国出身の45歳。アメリカのマサチューセッツ州在住。
ハーバード大学ロースクール修了後、弁護士、コンピュータープログラマー、
翻訳者など、様々な仕事に従事。
やがて作家デビューを果たし、2012年「紙の動物園」でネビュラ賞、ヒューゴー賞、
世界幻想文学大賞を全て受賞するという快挙を成し遂げる。
日本語に翻訳された作品には、2011年の『紙の動物園』『どこかまったく別な場所で
トナカイの大群が』、2012年の『良い狩りを』『もののあはれ』。そして2014年の
『輸送年報』の「長距離貨物輸送飛行船」がありました。
映画『Arc アーク』は、とてもキャリアのある作家の小説が原作となっていただけに、
大いに期待することができるのではないでしょうか。
原作者ケン・リュウがタイトルに込めた意図とは?
原作者ケン・リュウが映画『Arc アーク』のタイトルに込めた意図とは?
何だったのでしょうか。
こちらは不明ですが、石川慶監督は「登場人物の内面の変化を重視していました。
他人との関わり、自分の運命によって見せていく内面の変化を観客に共有させることを
目指した」というのです。
映画『Arc アーク』は、かなり哲学的な作品のようです。
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原作者ケン・リュウがタイトルに込めたメッセージとは?
原作者ケン・リュウが映画『Arc アーク』のタイトルに込めたメッセージも
確認していきましょう。
こちらも明かされていませんが、石川慶監督のメッセージの解釈は掴むができました。
「不老不死になった身体に対して、自分たちの知識や価値観が追随できているのかを
問いかけている」というのです。
こうしたことを意識したうえで映画『Arc アーク』を鑑賞することで、何か感じるものも
変わって来るのではないでしょうか。鑑賞する際には、ぜひ石川慶監督のメッセージを
振り返ってみてはいかがでしょうか。
こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
映画『Arc アーク』は、ストーリーもさることながら、見どころ満載の作品です。
主演の芳根京子さん、寺島しのぶさん、岡田将生さん、清水くるみさん、井之脇海さん、
中川翼さん、中村ゆりさん、倍賞千恵子さん、風吹ジュンさん、小林薫さんといった
豪華俳優陣が出演しています。
彼らの演技、またどのように表現されているのか楽しみです。
公開日は、2021年6月25日(金)
最後までありがとうございました。
ゆうすけ