テネット(映画)のタイトルの意味は?ポスターのデザインや時間の逆転との関係についても

 

映画『テネット』が、2020年9月18日(金)に公開されます。

 

クリストファー・ノーラン監督・脚本・制作の国際的なスパイの世界を描く作品で

主演をジョン・デヴィッド・ワシントンが務める。

 

どのような内容になっているのか?興味深いところ。

 

ということでこの記事では、映画『テネット』のこの「TENET」というタイトルの意味

やポスターのデザインや時間の逆転との関係についてもまとめました。

 

 

時間が“逆転”する!クリストファー・ノーラン新作映画『TENET テネット』最新予告

 

 

テネット(映画)のあらすじ(内容)

 

満席となっていたウクライナにあるオペラハウスでテロ事件が勃発した。

何の罪もない人々の大量虐殺を阻止するために特殊部隊がオペラハウス内に突入した。

 

特殊部隊に加わっていた名もなき男は、仲間の命を救うために身代わりとなり捕えられ、

毒薬を飲まされてしまった。

 

しかし毒薬と思っていたものは実は鎮静剤であり、昏睡状態から目覚めた名もなき男は

フェイと名乗る男から「ある任務」の遂行を命じられる。命じられたその任務とは、

未来から来た敵と戦い、世界を救うというものだった。

 

未来では「時間の逆行」と呼ばれる装置が開発され、人や物が過去へ移動することが

可能となっていた。

 

そして任務のキーワードとして名もなき男に伝えられたのは

「TENET(テネット)」

 

このキーワードの使い方次第で未来が決まる。

 

この謎に満ちたキーワードを使って世界を第三次世界大戦の危機から人類を

救い出すということを命じられる。

 

突然、巨大な任務に巻き込まれてしまった名もなき男。

彼は命じられた任務を遂行することができるのか。

 

やがて彼の名前が明らかになる時、大いなる謎が解き明かされる。

 

「時間」から脱出し、「未来」に起こるべく第三次世界大戦を防ぐ。

世界7か国を舞台した驚異のスケールで放たれる未知なる映像と極限のタイム

サスペンスを描いた超大作。

 

映画『テネット』がどのようなあらすじなのか?まだ明らかになっていません。

概要としては、スパイが国際的に活躍するストーリーとされています。

 

 

 

テネット(映画)の見どころ

映画『テネット』は、クリストファー・ノーラン監督作品。

 

 

クリストファー・ノーラン監督は、1970年7月30日、イギリス出身の49歳。

ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンに入学して、文学を学び、

映画にも関わり始めます。

 

そして1998年、映画『フォロウィング』によって、本格的に映画監督としてデビュー。

映画『メメント』で大ブレイクしロサンゼルス映画批評家協会賞やインディペンデント

・スピリット賞などを受賞し大成功を収めました。

 

さらに映画『バットマン』シリーズでは、世界興行収入において、なんと歴代4位を

記録することに。一連の作品の中においても『ダークナイト』は、ハリウッド史に

残ることになりました。

 

他にも『インソムニア』『プレステージ』『インセプション』『インターステラー』

といった作品を手掛けています。

 

 

 

 

主演はデンゼル・ワシントンの息子のジョン・デヴィッド・ワシントン。

ジョン・デヴィッド・ワシントンは、1984年7月28日、アメリカ出身の35歳。

 

モアハウス大学に通った後、アメリカンフットボール選手として、スポーツ界で

大活躍しました。アスリートを引退してから、ドラマ『Ballers/ボウラーズ』への

出演により、俳優に転身。

 

『マルコムX』『青いドレスの女』『ブラック・クランズマン』『さらば愛しきアウト

ロー』といった作品に登場しています。

 

また今作品では、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ディンプル・

カパディア、アーロン・テイラー=ジョンソン、クレマンス・ポエジー、マイケル

・ケイン、ケネス・ブラナー、ヒメーシュ・パテル、デンジル・スミス、マーティン

・ドノヴァンといった豪華俳優陣の演技も見どころの一つ。

 

 

 

テネット(映画)のタイトルの意味とは?

 

予告編では『TENET テネット』というワードが人類滅亡を阻止する鍵のようですが、

どいった意味があるのか?気になります。

 

「テネット」とは英語で信条、主義、原則、教義を意味する。

 

なお劇中においては、「テネット」は、暗号として登場し、生還と危険という意味を

持っているといいます。

 

特殊部隊に参加した「名もなき男」が仲間を救うために身代わりになって捕らえられる。

そこには仲間を救うという己の信条を見ることができる。特殊部隊という組織の面から

見たとき、そこには組織の主義、原則、教義が存在する。

 

任務遂行のためには命を惜しまない。仲間を助けるために自分が身代わりになる。

それらの教義を「名もなき男」に教えていく組織が見えてくる。

 

任務を遂行するためには命を惜しまないという特殊部隊の主義が「名もなき男」に

教義や原則として教えられ、そして教えられた男の信条となっていく。

 

「原則」という意味を「時間の原則」に当てはめてみる。

 

時間の原則といえば、一度過ぎてしまった時間は戻らない。時間は止まることなく進み

続けていく。過ぎてしまった時間を戻すことはできない。人は誰でも過去に戻ることは

できない。

 

現在にそのまま留まることもできない。現在の時間が経過して過去になり、やがて時間

が経過することで未来がやって来る。人が立ち止まっていたとしても、時間は確実に

過ぎていく。

 

人間の行動と時間の原則を当てはめてみる。

 

例えば銃から発射された弾丸は決して戻ることはない。引き金を引いて発射された

弾丸は目標に向かっていく。銃を撃たなければよかったと思っても、撃った事実を

変えることはできない。

 

銃を撃つ前の時間に戻ることはできないのだ。

 

 

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なぜTENETが回文なのか考察

 

 

さて映画『TENET』では、タイトルが回文、つまり逆から呼んでも同じことも注目

されていました。確かに逆から読んでも『TENET』。

 

これには意味があったのでしょうか?

 

詳しいことは分かっていませんが、本作は時間という概念が大きく関わる展開

になっています。

 

つまり主人公の男が、時空を超えて第三次世界大戦阻止のため、任務を遂行して

いくことになります。

 

英語で主義や教義、信条、原則を意味する「TENET」。

人は誰しもが己の信条や教義、原則を変えることを簡単にはしない。

 

仮に変えることができたとしても、やがては元の原則や信条、教義に戻ることを意味

する。未来に起こるかもしれない第三次世界大戦を食い止めたとしても、人類の歴史

を見れば主義や教義、信条の違いから争いを繰り返してきた。お互いに歩み寄った

としても、根底にある考え方は変わることがない。

 

結局は再び人類は考え方の違いから争いへと突き進んでしまう。

歴史は繰り返されていくことを暗に示している。侵略と戦争を繰り返してきた人類

への批判かもしれない。

 

以上のこと踏まえれば、映画『TENET』が回文なのは、ただ単純に時空を超えると

いうことで、時計を表しているのか、それとも悪い歴史を変えても結局、元に戻って

しまうといった『歴史は繰り返される』というネガティブな意味があるのかもしれない。

 

 

 

「生還」「危険」という相反する意味、暗号としての役割について

 

このように、何かと謎に満ちた映画『TENET』。

しかし劇中では、タイトルの「TENET」が暗号として登場するとのこと。

 

おまけに、この暗号には、「生還」、「危険」という意味もあるというのです。

 

「生還」、「危険」という相反する意味や、暗号としての役割も気になりますが、

両方とも時間の超越が関わっていたのかもしれません。

 

「生還」、「危険」は危険な過去を変えるよう尽力し、無事に生還しろということを

意味し、これを暗号にしたのは、第三次世界大戦を阻止する上で、このことを

主人公の男に守らせるためだったのでしょうか。

 

「TENET」という言葉は人類を救うためのキーワードとしての役割があり、

「名もなき男」が命じられた任務遂行のために教えられる。

 

未来から来た敵と戦い、第三次世界大戦を阻止することは命の危険を伴う。

 

彼に与えられた任務には危険が伴い、その任務を遂行する中で自分自身の命が

危険にさらされることを教えたのではないか。

 

未来から来た敵はどのような技術を持っているのかもわからない。

 

また、第三次世界大戦を阻止できなかった場合は、全人類を救うことができずに、

破滅をもたらす。さらに、未来から来た敵と戦う際の武器としての役割も「TENET」

にあるのだろう。

 

これから自分が就く任務がいかに危険であるかを強調する意味も「TENET」に

あるのではないか。

 

キーワードである「TENET」は「名もなき男」を危険な任務から生還させるために

組織が教えた。

 

危険な任務遂行を命じながらも、生還するための暗号の役割も持つキーワード

「TENET」。

 

他にも人類が信じ続けてきた時間のルールから脱出するためのキーワードの役割も

あるのだろう。時間を逆行させることも危険を伴う行為だとすれば、そこから生還する

ための暗号としての役割もあるのだろう。

 

 

 

左右上下反転しているポスターのデザインに何か理由があるのか?

 

映画『TENET』は、ポスターのデザインが左右上下反転していることもポイント。

過去にも変わったポスターの映画はたくさんありましたが、この映画の場合、

内容が内容だけに、何か不思議に感じで、気になります。

 

スーツ姿の男と酸素マスクを着け、戦闘服のようなものを身に着けている。

視線の先には未来から来た敵がいるのか、と想像力を刺激される。

 

左右と上下が逆転しているポスターはこれまでの常識を覆す意味が見て取れる。

未知なる映像体験へと観る者を誘う監督クリストファー・ノーランの挑戦を想わせる。

 

過去の監督作品を見ていくとわかる。

 

『ダークナイト』では正義とは何か、悪とは何かを観る者に鋭く問いかけた。

『インセプション』では人の夢の中へと潜入し、その映像化で観客の度肝を抜いた。

また『インターステラー』では未知なる宇宙空間を見せた。

そして『ダンケルク』では陸、空、海の3つの視点で戦場を体験させた。

 

作品ごとにこれまでの常識を覆してきたクリストファー・ノーラン監督が今度は時間の

原則を覆す。止まることなく、戻ることもなく進んでいく時間。その常識をことごとく

覆す。

 

行けるはずのない過去へ行ける装置「時間の逆行」が登場する。

人や物が過去へ移動するという、これまで人類が不可能と考えてきた常識を覆される。

 

さらに、銃から放たれた弾丸が弾倉に戻り、横転して壊れたはずの車が元通りになる

映像からもこれまで信じてきた常識を否が応でも覆される。

 

いかにもクリストファー・ノーラン監督らしいと言えるかもしれません。

 

 

 

時間の逆転に関係してる?

 

すでに何度も述べましたが、映画『TENET』は時間が関わった物語です。

「時間の逆転」ということも見られるようですが、これは、本筋とどのように絡んで

くるのか考えてみましょう。

 

主人公の男はこれから訪れるであろう第三次世界大戦を阻止しようとするだけなら

タイムスリップする必要があるのか?

 

また未来では、『時間の逆行』と呼ばれる装置が開発され、人や物が過去に

移動できるようになっているが、なぜその必要があるのか?それを考えたとき、

過去に起きた何かを変えるためにその装置が必要で、その何かを変えることが

できれば、第三次世界大戦が防げるのだろうか。

 

これは単なる時間遡行ではなく、歴史を巡るアイロニーとか、もっと複雑な

何かが隠されているのかもしれません。

 

それとも、さらに想像もつかないような別の意図があったのでしょうか?

さてどのような結末が待っているのか?楽しみです!!

 

 

こちらも合わせてご覧ください。

 

 

 

まとめ

今のところ情報が少ない状況ですが、「エマ(妻でプロデューサーのエマ・トーマス)

と僕はたくさんの大規模な撮影をしてきたが、国際的という観点で言えば、間違いなく

今回が最大のものになっている。僕たちは7か国に行き、たくさんのキャストと巨大な

セットで撮影をした」とコメントしているように、かなりな規模の作品のようです。

 

公開は、2020年9月18日(金)

期待度&注目度はマックスです^^見逃すわけにはいききませんね。

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 




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