【映画】グリーンブックのような人種差別に関連した作品は?黒人オスカー受賞者についても

2019年3月1日(金)公開の映画】グリーンブック。

 

腕っぷしの強さとハッタリで家族や周囲に頼りにされるイタリア系用心棒

トニー・”リップ”・バレロンガとホワイトハウスで演奏したこともある

天才黒人ピアニストのドクター・ドナルド・シャーリーが差別で根深い南部へと

コンサートツアーへ向かう姿を描いた【映画】グリーンブック。

 

ということで今回は、この映画のように人種差別に関連した作品や

黒人アカデミー賞受賞者についてまとめてみました。

 

【公式】3/1公開『グリーンブック』 特報

 

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【映画】グリーンブックのような人種差別に関連した作品

夜の大捜査線

1本目は1967年の映画『夜の大捜査線』第40回アカデミー作品賞を受賞している。

主演は1963年の映画『野のユリ』でアカデミー主演男優賞を受賞したシドニー・

ポワチエ。公民権運動が大きな盛り上がりを見せていた時期に製作された映画。

 

映画の舞台は、人種差別が根深いアメリカ南部ミシシッピ州の小さな町。

その町で有力者の殺人事件が発生し、夜行列車から降り立った黒人男性を

容疑者として地元の警官が拘束する。

 

しかし拘束された男はペンシルベニア州フィラデルフィア市警の殺人課の刑事

バージル・ティップスだとわかる。殺人事件に手を焼く田舎町の警察は屈辱感を

覚えつつも、都会の刑事バージルに捜査協力を依頼するのであった。

 

人種差別を露わにする警察署長ビル・ギレスピーが黒人刑事バージルの能力に

次第に尊敬の念を抱くようになる姿と人種差別が根深い町で困難に直面しながらも

殺人事件を解決していく過程が見どころです。

 

この映画で警察署長役を演じたロッド・スタイガーはアカデミー主演男優賞を

受賞している。

 

 

アラバマ物語

2本目は1962年の映画『アラバマ物語』。

グレゴリー・ペックが弁護士役を演じてアカデミー主演男優賞を受賞して、

大根役者としての評価を覆した。

 

映画の舞台は、人種差別が根深く残るアメリカ南部のアラバマ州。

妻に先立たれた弁護士アティカス・フィンチは息子ジェムと娘スカウト

2人の子供を男でひとつで育てていた。

 

ある日、アティカスは白人女性へ暴行容疑で訴えられた黒人青年トム・

ロビンソンの弁護を引き受けることになる。

 

人種差別に対して敢然と立ち向かう弁護士アティカスの姿を描いた法廷映画

であると同時に子供の視点から見た大人たちの世界がノスタルジックに

描かれている。

 

 

ドライビング・Missデイジー

3本目は1989年の映画『ドライビング・Missデイジー』。

主演はイギリス人女優ジェシカ・タンディはこの映画でデイジーを演じて、

アカデミー主演女優賞を受賞している。受賞当時は80歳で、アカデミー史上

最高齢での受賞となった。

 

映画の舞台はアメリカのジョージア州。ユダヤ系の老婦人デイジーはある日、

愛用のキャデラックを運転して買い物に行こうとするが、運転を誤ってしまう。

見かねた息子が初老の黒人ホークを運転手として雇うことになった。

 

当初は頑なにホークを拒否していたが、ホークの誠実な姿を見るにつれて、

次第に心を動かされていく。

 

頑固な老婦人デイジーと初老の黒人運転手ホークの交流が描かれていくと同時に、

アメリカ南部に根深く残る黒人に対する差別とユダヤ人に対する偏見も描かれている。

 

 

ジム・クロウ法

ジム・クロウ法とは、1876年から1964年まで存在していた人種差別的内容を

含んでいるアメリカ合衆国南部諸州の州法の総称である。

 

「ジム・クロウ」とは、白人が黒人に扮して歌うコメディのヒット曲

『ジャンプ・ジム・クロウ』に由来している。

 

主に黒人に対する一般公共施設の利用を制限、禁止が定められていたが、

黒人だけではなく黒人の地が混じっている者、アメリカ先住民、黄色人種と

いった白人以外の人種も対象となっていた。

 

以下3つの州で実際に施行されていた。

アラバマ州では、白人女性看護師がいる病院には、黒人男性は患者として

立ち入ることができなかった。

 

バス停留所には白人用と有色人種用の待合所があり、乗車券の売場も白人用と

有色人種用に分けられていた。また座席も分けられていた。電車でも人種ごとに

車両が分けられていて、電車内でも人種ごとに座席が分けられていた。

さらにレストランでは白人と有色人種が同じ場所で食事ができるレストランは

ジム・クロウ法に違反するとさえ言われた。

 

 

フロリダ州では、黒人と白人との結婚が禁止されていた。交際に関しては、

未婚の黒人と白人は同居が禁じられ、ひとつの部屋で夜を過ごしてはならなかった。

違反した場合は12カ月以上の禁錮刑、もしくは当時で500ドルの罰金が科された。

学校は黒人用と白人用に厳密に分けられていた。

 

 

ミシシッピ州では、パンフレット、出版、公共の場での演説で社会的平等、

異人種間の結婚を奨励した場合は6か月以下の懲役、もしくは500ドル以下の

罰金が科された。

 

 

ジョージア州、ルイジアナ州、ノースカロライナ州、ワイオミング州にも

アラバマ州、フロリダ州、ミシシッピ州に酷似した法律が存在していた。

 

また南部のほとんどの州が過剰な投票税を課して、黒人の投票を防ごうとしていた。

やがて公民権運動の高まりと共にジム・クロウ法に対する裁判闘争が行われていった。

 

そして1964年7月2日、当時の大統領リンドン・ベインズ・ジョンソンが公民権法を

制定し、ジム・クロウ法は即時廃止された。

 

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黒人のアカデミー賞(オスカー)受賞者

90年以上の歴史を持つアカデミー賞において、オスカー像を手にしているのは

圧倒的に白人が多い。その受賞者の多数を白人が占める中で一体何人の黒人たちが

オスカー像を手にしているのか調べてみました。

 

ハティ・マクダニエル

アカデミー賞を黒人で初めて受賞したのはハティ・マクダニエル。

1939年の映画『風と共に去りぬ』でアカデミー助演女優賞を黒人で初めて受賞

しました。ビビアン・リー演じる主人公スカーレットの乳母であるマミー役を

演じての受賞です。

 

しかし、その後黒人がオスカー像を手にするのは24年後のことであった。

 

シドニー・ポワチエ

1963年の映画『野のユリ』でシドニー・ポワチエが黒人で初めてアカデミー主演男優賞

を受賞した。教会建設に取り組む放浪の青年役を演じての受賞でハティ・マクダニエル

がオスカー像を手にしてから実に24年ぶりのことだった。

 

ルイス・ゴセット・ジュニア

その後、1982年の映画『愛と青春の旅だち』でルイス・ゴセット・ジュニアが

アカデミー助演男優賞を受賞している。ゴセット・ジュニアが演じたのは

海軍士官学校に入学した士官候補生に厳しい訓練を課す軍曹役。

 

デンゼル・ワシントン

そして1989年にデンゼル・ワシントンが『グローリー』でアカデミー助演男優賞を

受賞した。南北戦争に参戦する黒人兵士役を演じての受賞だ。これにより、ルイス・

ゴセット・ジュニアに続く黒人俳優としては2人目のアカデミー助演男優賞受賞者

となった。

 

ウーピー・ゴールドバーグ

1991年の映画『ゴースト/ニューヨークの幻』でインチキ霊媒師役を演じた

ウーピー・ゴールドバーグがアカデミー助演女優賞を受賞した。

ハティ・マクダニエルに続く2人目のアカデミー助演女優賞の受賞者となった。

 

暴漢に襲われて命を落とした銀行員サムと彼の恋人モリーの間を取り持つインチキ

霊媒師役をコミカルに演じている。

 

キューバ・グッディング・ジュニア

1996年の映画『ザ・エージェント』でキューバ・グッディング・ジュニアが

アカデミー助演男優賞を受賞した。ルイス・ゴセット・ジュニア、

デンゼル・ワシントンに続くアカデミー助演男優賞の受賞となった。

 

トム・クルーズ演じる有能なスポーツエージェントの唯一のクライアントとなる

落ち目のアメリカンフットボール選手を演じている。

 

デンゼル・ワシントン

そして2001年の映画『トレーニング デイ』ではデンゼル・ワシントンが

アカデミー主演男優賞を受賞している。ロサンゼルス市警察の麻薬取締役課の

刑事を演じた。

 

1963年の映画『野のユリ』で黒人で初めてアカデミー主演男優賞を受賞した

シドニー・ポワチエに続くアカデミー史上2人目の受賞となった。

なお、シドニー・ポワチエはアカデミー名誉賞を受賞した。

 

ハル・ベリー

さらに2001年の映画『チョコレート』でハル・ベリーが黒人として初めての

アカデミー主演女優賞を受賞した。死刑囚の夫を持つ妻の役を演じての受賞で

黒人として初めてのアカデミー主演女優賞となったが、その後はアカデミー

主演女優賞を受賞した黒人女優は未だいない。

 

モーガン・フリーマン

2004年の映画『ミリオンダラー・ベイビー』でモーガン・フリーマンがアカデミー

助演男優賞を受賞した。製作、監督、主演を務めたクリント・イーストウッドの

友人役を演じての受賞となった。

 

ちなにみイーストウッドが監督を務めた映画『許されざる者』と『インビクタス/

負けざる者たち』にも出演している。

 

ジェイミー・フォックス

2004年の映画『Ray/レイ』でジェイミー・フォックスがアカデミー主演男優賞を

受賞した。偉大な歌手レイ・チャールズになり切った演技での受賞。

まるでレイ・チャールズ本人が乗り移ったかのような演技を見せていた。

 

フォレスト・ウィテカー

フォレスト・ウィテカーは2006年の映画『ラスト・キング・オブ・スコットランド』

でアカデミー主演男優賞を受賞。ウガンダの独裁者イディ・アミン鬼気迫る演技を

見せての受賞となった。

 

ジェニファー・ハドソン

ジェニファー・ハドソンが2006年の映画『ドリームガールズ』でアカデミー助演女優賞

を受賞。ハドソンにとってはこの映画がデビュー作であり初めての受賞となった。

 

モニーク

2009年の映画『プレシャス』でモニークがアカデミー助演女優賞を受賞した。

実の娘に対して容赦なく虐待をする母親役を演じた。これまではコミカルな役を

多く演じてきたが、それとは正反対の役を演じての受賞。

 

オクタビア・スペンサー

2011年にオクタビア・スペンサーが映画『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で

アカデミー助演女優賞を受賞した。この映画ではパワフルな黒人のメイド役を演じて、

強い印象を残している。

 

ルピタ・ニョンゴ

2013年の映画『それでも夜は明ける』ではルピタ・ニョンゴがアカデミー助演女優賞

を受賞した。奴隷として囚われた壮絶な12年間を生き抜いたソロモン・ノーサップの

実話の映画化で彼女はこの作品が長編映画デビューだった。

 

マハーシャラ・アリ

マハーシャラ・アリが2016年の映画『ムーンライト』でアカデミー助演男優賞を

受賞している。孤独な主人公に愛を持って接する麻薬ディーラーを演じている。

2018年の映画『グリーンブック』では有名なピアニスト役を演じている。

 

ビオラ・デイビス

2016年の映画『フェンス』でビオラ・デイビスがアカデミー助演女優賞を受賞

している。ちなみにこの映画で監督を務めたのはアカデミー主演男優賞と助演男優賞

を受賞したデンゼル・ワシントン。

 

 

アカデミー助演女優賞を受賞したのは、

ハティ・マクダニエル、ウーピー・ゴールドバーグ、ジェニファー・ハドソン、

モニーク、オクタビア・スペンサー、ルピタ・ニョンゴ、ビオラ・デイビスの7人。

 

アカデミー助演男優賞を受賞したのは、

ルイス・ゴセット・ジュニア、デンゼル・ワシントン、キューバ・グッディング・

ジュニア、モーガン・フリーマン、マハーシャラ・アリの5人。

 

アカデミー主演男優賞を受賞したのは、

シドニー・ポワチエ、デンゼル・ワシントン、ジェイミー・フォックス、

フォレスト・ウィテカーの4人。そしてアカデミー主演女優賞を受賞したのは、

ハル・ベリー1人だけである。

 

ということで黒人でアカデミー賞を受賞しているのは、計17人

 

こちらも合わせてご覧ください。

 

 

まとめ

【映画】グリーンブックを通じて気になる人種差別に関連した作品や

黒人アカデミー賞受賞者についてまとめてみました。

 

なんと!黒人アカデミー受賞者は、たった17人。

この数字がどう意味するのか?何も言わなくても分かると思います。

 

今回【映画】グリーンブックのおかげで知ることができました。

作品についても俳優陣についても、まともに評価されているのかどうか?

少しガッカリな思いをしています。

 

こういうことに少し触れることで、いつもと違った角度や感覚で映画を観ることが

できそうです。また作品から受ける感情も変わってくるのかなって感じます。

 

本当は、あまり何も考えず純粋に楽しみたいですけどね^^

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 



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