メガロポリス(映画)のキャストと役どころ!あらすじや見どころについても

 

映画『メガロポリス』が、2025年6月20日(金)に公開されます。

 

​フランシス・フォード・コッポラ監督が40年の歳月をかけて完成させた作品で、

現代アメリカと古代ローマを融合させた架空の都市「ニューローマ」を舞台に、

理想主義と現実主義の対立を描いた壮大なSF叙事詩。

 

この記事では、映画『メガロポリス』のキャストと役どころ、また

あらすじや見どころについてもまとめました。

 

 

映画『メガロポリス』予告編 6.20(金)全国公開 フランシス・フォード・コッポラ監督最新作がついに日本上陸!

 

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メガロポリス(映画)のキャストと役どころ

 

役名 シーザー・カティリナ
役どころ 天才建築家にして発明家
演者 アダム・ドライバー
生年月日 1983年11月19日
出身地 アメリカ
出演作品 フェラーリ』『最後の決闘裁判』『ハウス・オブ・グッチ』など

 

役名 フランクリン・キケロ
役どころ 大都市ニューローマの市長
演者 ジャンカルロ・エスポジート
生年月日 1958年4月26日
出身地 デンマーク
出演作品 『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』『アビゲイル』『メイズ・ランナー:最期の迷宮』など

 

役名 ワウ・プラチナ
役どころ シーザーの愛人で報道アナウンサー
演者 オーブリー・プラザ
生年月日 1984年6月26日
出身地 アメリカ
出演作品 『オペレーション・フォーチュン』『エミリー・ザ・クリミナル』『ベスト・セラーズ』など

 

役名 ジュリア・キケロ
役どころ キケロの愛娘
演者 ナタリー・エマニュエル
生年月日 1989年3月2日
出身地 イギリス
出演作品 『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』『デ・ヴィル家への招待』『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』など

 

役名 ハミルトン・クラッスス3世
役どころ シーザーの伯父にして資産家
演者 ジョン・ボイト
生年月日 1938年12月29日
出身地 アメリカ
出演作品 『Mercy/マーシー』『奇跡の絆』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』など

 

役名 クローディオ・パルチャー
役どころ シーザーのいとこで狡猾な性格
演者 シャイア・ラブーフ
生年月日 1986年6月11日
出身地 アメリカ
出演作品 『私というパズル』『ハニーボーイ』『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』など

 

役名 ファンディ・ロメイン
役どころ シーザーの運転手兼アシスタント
演者 ローレンス・フィッシュバーン
生年月日 1961年7月30日
出身地 アメリカ
出演作品 アマチュア』『サンダーボルツ*』『ジョン・ウィック:コンセクエンス』など

 

役名 コンスタンス・クラッスス・カティリナ
役どころ シーザーの母親
演者 タリア・シャイア
生年月日 1946年4月25日
出身地 アメリカ
出演作品 『シャオ夫人のお葬式大作戦!』『ハッカビーズ』『シーズ・ソー・ラブリー』など

 

役名 ジェイソン・サンダーズ
役どころ フランクリン・キケロの側近
演者 ジェイソン・シュワルツマン
生年月日 1980年6月26日
出身地 アメリカ
出演作品 『セカンドステップ僕らの人生第2章』『ハンガー・ゲーム0』『アステロイド・シティ』など

 

役名 テレサ・キケロ
役どころ フランクリン・キケロの妻
演者 キャサリン・ハンター
生年月日 1957年4月9日
出身地 アメリカ
出演作品 哀れなるものたち』『The Front Room』(原題)『真夏の夜の夢』など

 

役名 ベスタ・スウィートウォーター
役どころ ポップスター
演者 グレース・バンダーウォール
生年月日 1946年4月25日
出身地 アメリカ
出演作品 『シャオ夫人のお葬式大作戦!』『ハッカビーズ』『シーズ・ソー・ラブリー』など

 

役名 スタンリー・ハート
役どころ コミッショナー
演者 D・B・スウィーニー
生年月日 1961年11月14日
出身地 アメリカ
出演作品 『囚われた国家』『エクストラクション』『タイム・トゥ・ラン』など

 

役名 アラム・カザンジアン
役どころ クローディオ・パルチャーの右腕
演者 バルサザール・ゲティ
生年月日 1975年1月22日
出身地 アメリカ
出演作品 『The FEAST/ザ・フィースト』『炎のメモリアル』『デュースワイルド』など

 

役名  
役どころ 記者
演者 ロミー・マーズ
生年月日 2006年11月28日
出身地 アメリカ
出演作品  

 

役名 ヌシュ・バーマン
役どころ フィクサー
演者 ダスティン・ホフマン
生年月日 1937年8月8日
出身地 アメリカ
出演作品 『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』『疑惑のチャンピオン』『ボーイ・ソプラノただひとつの歌声』など

 

 

他、クロエ・ファインマン、イザベル・クスマン、ベイリー・アイブス、マデリン・ガーデラ、サニー・ホープ・カティリナ、ジェームズ・レマー

 

 

 

メガロポリス(映画)のあらすじ

 

大都市ニューローマ。

 

天才建築家にして発明家のシーザー・カティリナは衰退期を迎えた大都市の

再生を目指して「メガロポリス」構想を提唱した。

 

志が高いシーザーは自身が開発した画期的な建材「メガロン」を用いて

構想実現に取り組んでいく。

 

一方、大都市ニューローマを治める市長キケロはシーザーが提唱する現実離れ

した構想を毛嫌いしていた。

 

キケロはシーザーが提唱する荒唐無稽な「メガロポリス」構想ではなく、

カジノ誘致計画による経済再生が未来を形作ると市民に説いていく。

 

かつて栄華を誇った大都市ニューローマの再生は叶うのか?

 

今や貧富の格差は拡大し、治安も悪化したニューローマを救うのは

理想主義者シーザーなのか、それとも現実主義者キケロなのか?

 

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メガロポリス(映画)の見どころ

 

 

マフィアの知られざる愛憎劇を格調高く描き上げた映画『ゴッドファーザー』

シリーズ3部作で知られる御年85歳の巨匠フランシス・フォード・コッポラが

監督のみならず脚本と製作も兼任した渾身の力作が『メガロポリス』。

 

苦節40年の末に大予算を費やして完成させた超大作でもある。

 

映画『メガロポリス』の構想を練り始めたのは1977年。コッポラ自身が数多く

のインタビューの中で本作に言及し続け、映画化の機会を伺ってきたものの

大手スタジオは全く乗り気にならなかったという。

 

そのため、コッポラ自身が1億2000万ドル、日本円に換算して200億円近い

製作費を自身で集め、経営するワイナリーの一部を売り払ったという裏話

がある。

 

完成に至っても大手映画会社の重役に向けた試写会でも買い手が全くつかず、

カンヌ国際映画祭で招待作品となったが、アメリカ国内で買い手がつくこと

はなかった。

 

そのためコッポラは自身で製作費に加えて映画の宣伝費までも捻出することに

なり、ライオンズゲートだけが北アメリカの配給を嫌々ながら引き受けたという。

 

大手スタジオから見向きもされず、莫大な製作費と宣伝費の捻出に加え、

コッポラ自身の撮影現場での不適切な言動が報道されて謝罪する出来事

があった。

 

また、公開された映画の予告に付けられたキャッチコピーが人工知能によって

ねつ造されたものであると発覚。

 

宣伝担当をコッポラがすぐに解雇し、新しい予告を製作したものの、映画

業界内で失笑を買う結果となった。

 

企画から製作、宣伝、公開に至るまで本作『メガロポリス』は話題に事を

欠かない映画『メガロポリス』は理想主義と現実主義の対立、未来志向と

現在志向の対立軸が込められている。

 

また富める者と貧しい者との格差、個人の堕落と組織の腐敗なども映画に

込められている。

 

 

天才建築家にして発明家シーザー・カティリナを演じているのはアダム・

ドライバー

 

アメリカ海兵隊から俳優に転身したという異色の経歴を持つアメリカ出身

の俳優である。

 

2015年公開の映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『スター・ウォーズ

/最後のジェダイ』『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で悪役

カイロ・レン/ベン・ソロ役を演じた。

 

2018年に公開された映画『ブラック・クランズマン』では主人公の黒人刑事

と行動を共にするユダヤ人刑事を演じ、第91回アカデミー賞で助演男優賞に

ノミネートされた。

 

2019年には映画『マリッジ・ストーリー』でスカーレット・ヨハンソンと

離婚裁判を争う夫役を演じてアカデミー主演男優賞にノミネートされた。

 

男の映画を撮らせれば右に出る者はいない」と言われるマイケル・マン監督

による映画『フェラーリ』に出演したことで知られている。

 

ドライバーはイタリアのみならず世界で有名な自動車会社フェラーリの創設者

エンツォ・フェラーリを演じ、オスカー女優ペネロペ・クルスと共演した。

 

他にもクリント・イーストウッド監督作『J・エドガー』、スティーブン・

スピルバーグ監督作『リンカーン』、マーティン・スコセッシ監督作『沈黙-

サイレンス-』、リドリー・スコット監督作『最後の決闘裁判』と『ハウス・

オブ・グッチ』と有名監督が手掛ける作品に出演し、幅広い役柄を見事に

演じ切っている。

 

有名映画監督が手掛ける作品に起用される希有な俳優アダム・ドライバー

の出演に加え、2人のオスカー俳優が出演している。

 

1人目はジョン・ボイト。1978年公開の映画『帰郷』に出演し、ベトナム戦争

で負傷した兵士役を演じてアカデミー主演男優賞を受賞した経歴を持つ。

 

アダム・ドライバー演じるシーザー・カティリナの裕福な伯父であり国立銀行

の頭取を演じている。

 

 

2人目はダスティン・ホフマン

1979年公開の映画『クレイマー、クレイマー』では慣れない子育てと家事に

奮闘する仕事人間の父親役を演じてアカデミー主演男優賞を受賞した。

 

1989年公開の映画『レインマン』では自閉症患者役を演じて2度目のアカデミ

ー主演男優賞を受賞した経歴を持つ。

 

往年の映画ファンであれば1969年公開の映画『真夜中のカーボーイ』で

ジョン・ボイトとダスティン・ホフマンが共演していたことを思い出すと

同時に本作『メガロポリス』でも名優2人の共演があることに期待が高まる。

 

目もくらむような圧倒的な映像、有名監督が手掛ける作品で異なる顔を見せ

つけるアダム・ドライバー、オスカー俳優ジョン・ボイトとダスティン・ホ

フマンの他にナタリー・エマニュエル、オーブリー・プラザ、タリア・シャ

イア、ジェイソン・シュワルツマンらも出演している。

 

御年85歳でありながらも製作意欲が衰えない巨匠フランシス・フォード・

コッポラの思いをスクリーンを通して感じよう。

 

 

 

まとめ

この映画は、都市の再生と人類の未来に対する深い問いを投げかける作品で

あり、視覚的にも思想的にも刺激的な体験を味わうはずです。

 

コッポラ監督が自らの資産を投じて制作した意欲作であり、そのビジュアル

やテーマ性は高く評価されています。​しかし興行的には成功せず、公開後の

収益は制作費を大きく下回ったそうです。

 

公開は、2025年6月20日(金)

さて日本では、どのような反応をみせるのか興味深いところ。

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 




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