赤い闇スターリンの冷たい大地で(映画)のガレスジョーンズとは?出演者と役どころも

 

映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』2020年8月14日(金)に公開される

ことになっています。

 

タイトルからもそのシリアスさが伝わってくる本作は、その名のとおりスターリンが

大きく関わった作品。スターリンが支配していたころのソビエトに潜入して取材を

したイギリス人のジャーナリストを描いた伝記映画。

 

ということで、そんな映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のキャストや

役どころ、また主人公であるイギリス人のジャーナリスト、ガレスジョーンズ

についてまとめました。

 

 

8月14日(金)公開『赤い闇』予告編

 

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赤い闇スターリンの冷たい大地で(映画)のガレス・ジョーンズとは?

 

映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』の主人公・ガレス・ジョーンズ

彼はいったい、どのような人物だったのでしょうか。

 

ガレス・ジョーンズはウェールズ出身のジャーナリスト。

ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーに取材した最初の外国人記者として知られている。

 

ロシアで教師を務めていた母親アニーからの話の影響を受けて、ソ連に興味を

持つようになっていく。世界恐慌の嵐が吹き荒れる状況の中、彼の抱いていた

大きな疑問に答えを出すために単身、ソ連へと渡る。

 

その疑問とは

「世界恐慌に覆われた状況の中で、ソ連だけがなぜ繁栄を謳歌しているのか?」

 

その疑問に対する答えがあるとされるウクライナへと向かったガレスは、想像を

絶する衝撃的な光景を目にする。それは繁栄とは程遠い飢餓に苦しみ極限状態

にある人々の姿だった。

 

ウクライナは豊穣な大地を持つ国であるが、外貨獲得のために全作物をソ連に

搾取され、農民たちは土地に縛り付けられていた。結果的に人工的な飢饉により

多くの命が失われていったのだ。

 

飢餓に苦しむ人々の姿は外国人記者たちには知られておらず、ソ連側から見せられ

ているものをただ世界に発信しているだけだった。

 

そのような状況の中、ガレスは自身の命を懸け厳しい監視の目が光る独裁国家の

偽りを世界に発信し、ソ連が謳歌していた「偽りの繁栄」がアメリカやイギリスの

新聞などに掲載されたのだった。

 

 

 

ガレス・ジョーンズのプロフィール・経歴

ガレス・ジョーンズは1905年8月13日、ウェールズ生まれ。

 

父親はエドガー・ジョーンズ、母親はアニー・グウェン。父親のエドガーは軍人で

学校長を務め、母親のアニーはロシアで教師を務めていた人物。

 

ガレスは母親からロシアやウクライナの話を聞かされており、これがガレスをソ連と

ウクライナへ足を運ばせることになった。

 

1926年にアベリストウィス大学のフランス語学科を首席で卒業する。卒業後も、

ストラスブール大学やケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジでも学業に励み、

フランス語だけではなくドイツ語やロシア語でも優れた成績を残した。

 

大学卒業後、ケンブリッジ大学で短期間教壇に立った後、イギリスの首相デビッド

・ロイド・ジョージの外交顧問の地位を得て、政治の世界とのつながりを持った。

 

 

 

そしてウエスタンメールの記者となったガレスは1933年2月、アドルフ・ヒトラーへの

取材記事を書いた初めての外国人記者として一躍その名を知られることになった。

 

1933年、ガレスはソ連へと渡り、ソ連当局の監視の目をくぐり抜けてウクライナへ

と向かう。そしてその場所でガレスは飢餓に苦しむ人々の姿を目の当たりにするの

だった。

 

同年3月29日ベルリンへと戻ったガレスは、プレスリリースを行い、ウクライナで

目にした惨状がニューヨーク・ポストやマンチェスター・ガーディアンなど多くの

新聞に掲載された。

 

ソ連の「偽りの繁栄」を世界に知らしめたジャーナリスト、ガレスだったが、

1935年8月12日、29歳で死去。

 

遺体から3発の銃弾が発見されており「偽りの繁栄」を世界に知らしめたガレスに

対するソ連の報復と考えられている。

 

 

 

赤い闇スターリンの冷たい大地で(映画)の出演者と役どころ

ガレス・ジョーンズ(ジェームズ・ノートン)

役名:ガレス・ジョーンズ

演者:ジェームズ・ノートン

 

独裁国家ソ連に単身で潜入した若きウェールズ生まれのジャーナリスト。

ソ連繁栄に疑問を抱き、その答えがあるとされるウクライナで衝撃的な光景を

目にする。

 

ジェームズ・ノートンは、1985年7月18日、イギリス出身の34歳。

映画では『17歳の肖像』『チャタレイ夫人の恋人』『フラットライナーズ』

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物』などに出演しています。

 

 

エイダ(ヴァネッサ・カービー)

役名:エイダ

演者:ヴァネッサ・カービー

 

ニューヨーク・タイムズのモスクワ支局の記者。

 

ヴァネッサ・カービーは、1988年4月18日、イギリス出身の32歳。

映画では『ジュピター』『ミッション:インポッシブル/フォールアウト

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などに出演しています。

 

 

ウォルター・デュランティ(ピーター・サースガード)

役名:ウォルター・デュランティ

演者:ピーター・サースガード

 

ニューヨーク・タイムズのモスクワ支局長。

 

ピーター・サースガードは、1971年3月7日、アメリカ出身の49歳。

映画では『仮面の男』『K-19』『フライトプラン』『ブラック・スキャンダル』

『マグニフィセント・セブン』などに出演。

 

 

デビッド・ロイド・ジョージ(ケネス・クラナム)

役名:デビッド・ロイド・ジョージ

演者:ケネス・クラナム

 

イギリス人政治家。1916年から1922年まで首相を務めた。陸軍大臣、軍需大臣、

大蔵大臣、通称大臣も歴任した。第一次世界大戦中に首相となり、強力な戦争

指導体制と総力戦体制を構築してイギリスを勝利に導いた。

 

ケネス・クラナムは、1944年12月12日、イギリス出身の75歳。

映画では『プロヴァンスの贈りもの』『ワルキューレ』『マレフィセント』

などに出演。

 

 

ジョージ・オーウェル(ジョセフ・マウル)

役名:ジョージ・オーウェル

演者:ジョセフ・マウル

 

イギリス人作家。本名はエリック・アーサー・ブレア。監視社会を描いた小説

『1984年』の作者として知られている。スターリンへの痛烈な批判を寓話的に

描いた小説『動物農場』の作者としても知られている。

 

ジョセフ・マウルは、1974年3月21日 、イギリス出身の46歳。

映画では『ハートレス』『リンカーン 秘密の書』『マッド・ドライヴ』

『アンダー・ザ・ウォーター』などに出演。

 

 

マシュー(ケリン・ジョーンズ)

役名:マシュー

演者:ケリン・ジョーンズ

 

ケリン・ジョーンズは、1979年6月4日、イギリス出身の41歳。

これまでに映画では『エジソンズ・ゲーム』『世界の涯ての鼓動』などに出演。

 

 

ユリア(ミハリーナ・オルシャンスカ)

役名:ユリア

演者:ミハリーナ・オルシャンスカ

 

ミハリーナ・オルシャンスカさんは、1992年6月29日、ポーランド出身の27歳。

映画では『マチルダ 禁断の恋』『ヒトラーと戦った22日間』などに出演。

 

 

 

赤い闇スターリンの冷たい大地で(映画)のあらすじ(内容)

 

1933年アドルフ・ヒトラーを取材した経験を持つ若きイギリス人ジャーナリスト、

ガレス・ジョーンズは大きな疑問を抱いていた。その大きな疑問とは世界恐慌に

世界各国が苦しむ中で「なぜソ連だけが繁栄を謳歌しているのか」ということ

だった。

 

その疑問に対する答えを見つけ出すべく、ジョーンズは単身でモスクワへと向かう。

外国人記者を監視する厳しい当局の目をくぐり抜け、全ての答えが隠されている

ウクライナへ向かう汽車に乗り込む。

 

やがて凍てつくウクライナの大地にたどり着いたジョーンズは、想像を絶する

悪夢のような光景を目にすることになる。

 

若きジャーナリスト、ガレスは苦労の末にどのようにして独裁者スターリンによる

「偽りの繁栄」を暴いたのか?執拗なソ連当局による妨害工作に阻まれながらも、

その事実を世に知らしめることができたのか?巨大な権力に屈することなく、己が

信じる正しい道を選ぼうとした名もなき男の姿が描かれていく。

 

秘密主義の独裁国家ソ連に単身で潜入した無名のジャーナリストを主人公に、

息もつかせない緊迫感溢れる語り口、陰影豊かな映像、自身の命の危険を

顧みることなく真実を追い求める男のドラマに観る者の魂が揺さぶられるだろう。

 

予告編で子どもたちが何かを食べているとき「何の肉?」と訪ねたところが、

かなり気になる。何の肉か想像はつくが、それほど常軌を逸した状態だった

という描き方が興味深い。

 

 

 

まとめ

今作は、スターリン政権下で実際に起った出来事を若きジャーナリストの命を賭けた

取材が基に作られています。何がガレスをそこまでさせるのか?いったいどのような

結末になるのか?とても興味深い作品。

 

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でも注目された

ジェームズ・ノートンの演技にも期待したい。

 

公開は、2020年8月14日(金)

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 




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