【映画】バイスで歴代アメリカ大統領と副大統領のまとめ!関連作品や演じた俳優についても
2019年4月5日(金)映画『バイス』が公開されます。
公開に先立ち気になるところをまとめてみました。
ということで今回は、アメリカ大統領と副大統領に関するトリビア、
大統領に昇格した副大統領、実在のアメリカ大統領を演じた俳優、
アメリカ大統領を題材にした映画をご紹介します。
【公式】『バイス』日本語字幕付き海外版予告4月5日(金)全国公開
スポンサードリンク
アメリカ大統領と副大統領に関するトリビア
その行動と発言がアメリカ国内のみならず世界中からも注目を集める大統領。
アメリカで最も権力を持つ存在である。一方、大統領の陰に隠れ「大統領の
死を待つことが仕事」であると揶揄される副大統領。
よほどの政治マニアではない限り注目することがない副大統領とアメリカと
世界から注目を集める大統領に関するトリビアを紹介します。
アメリカ大統領が登場する飛行機は「エアフォース・ワン」と
呼ばれています。大統領はアメリカ軍の最高司令官の役割がある。
つまり「空軍のナンバーワン」ということ。
ちなみに「エアフォース・ワン」はコールサインであり、大統領が搭乗した
航空機はそのように呼ばれます。
大統領が搭乗した航空機は「エアーフォース・ワン」と呼ばれるが、
副大統領が搭乗した航空機は「エアフォース・ツー」と呼ばれます。
同じ目的地に向かう際も、副大統領と大統領は同じ航空機に搭乗する
ことはありません。なぜなら万が一、航空機が墜落した場合に政権存続が
不能になることを防止するため。
ホワイトハウスから数マイル離れた場所にアメリカ海軍天文台があり、
副大統領邸がそこに設けられていて、副大統領が移動する際には空軍機を
使用している。
アイゼンハワー行政府ビル内に副大統領の執務室が設けられているが、
ホワイトハウス内にある西側の棟「ウェストウィング」に執務室を持つ
場合もある。
ちなみにマイク・ペンス副大統領はホワイトハウス内に執務室を持っている。
なお、大統領の警護も副大統領の警護もシークレット・サービスが担う。
大統領に昇格した副大統領
「副大統領はお飾りの仕事」と映画『バイス』でチェイニーが発言している
通り、アメリカ副大統領は大統領の陰に隠れてしまう存在。
アメリカの初代副大統領を務め、後に第2代大統領を務めたジョン・アダムズ
は「人類の作った最も不要な職」と嘆いたほど、政治に強い興味や関心が
ある者でなければ注目されることはない役職だ。
また、南部出身者が大統領となった場合は、北部出身者を副大統領に選び、
北部出身者が大統領となった場合には副大統領に南部出身者を選ぶように、
支持者のバランスを取るという役割もある。
しかし、ひとたび大統領が亡くなった時や辞職、免職した場合は副大統領
が大統領に昇格して、アメリカのトップに立つことになるのである。
過去に何人の副大統領が大統領に昇格したのか見てみましょう。
ジョン・タイラー
Wikipediaより引用
1人目はジョン・タイラー。ウィリアム・ハリソン大統領が就任からわずか
30日で亡くなったことにより副大統領から大統領に昇格した。
ミラード・フィルモア
Wikipediaより引用
2人目はミラード・フィルモア。ザッカリー・テイラーが病死したことにより
大統領に昇格した。
アンドリュー・ジョンソン
Wikipediaより引用
3人目はアンドリュー・ジョンソンで、1865年に第16代大統領エイブラハム・
リンカーンが暗殺されたことにより副大統領から大統領に昇格した。
リンカーンがやり残した南北戦争の戦後処理を務めた。黒人奴隷の処遇に
ついては南部諸州の判断に委ねて、大統領特赦によって多くの南部人指導者
の政治的権利を復活させた。
なお、アンドリュー・ジョンソンはビル・クリントン同様に弾劾訴追によって
弾劾裁判に掛けられた大統領である。
チェスター・アラン・アーサー
Wikipediaより引用
4人目は、チェスター・アラン・アーサー。第20代大統領ジェームズ・
ガーフィールドが暗殺されたことにより副大統領から大統領に昇格した。
セオドア・ルーズベルト
Wikipediaより引用
5人目はセオドア・ルーズベルト。1901年にウィリアム・マッキンリー大統領
が暗殺されたことにより史上最年少の42歳で大統領に就任した。
テディベアの由来にもなった大統領で、日露戦争の停戦を仲介し、ポーツマス
条約締結に力を尽くした。この功績により、1906年にアメリカ人で初めて
ノーベル平和賞を受賞している。
Wikipediaより引用
6人目はカルビン・クーリッジ。1923年にウォーレン・ハーディング大統領が
遊説先で急死したことにより副大統領から大統領に昇格した。
熟練した演説家として知られていたが、私生活は無口であったことから
「無口なカル」と呼ばれていた。
ハリー・トルーマン
Wikipediaより引用
7人目はハリー・トルーマン。フランクリン・ルーズベルト大統領の病死に
伴って副大統領から大統領に昇格した。当時、秘密裡に開発されていた
原子爆弾については大統領に昇格してから初めて知らされたという。
リンドン・ジョンソン
Wikipediaより引用
8人目はリンドン・ジョンソンは、ケネディ大統領の暗殺によって副大統領から
大統領に昇格した。宣誓は大統領専用機「エアフォース・ワン」で行なった。
かつて大統領選挙に立候補し、ケネディと熾烈な選挙戦を繰り広げた。
未だ多くの謎に包まれているケネディ大統領暗殺事件は、軍やCIAによる陰謀が
ささやかれているが、リンドン・ジョンソンによる陰謀ではないかとも
言われている。
ジェラルド・フォード
Wikipediaより引用
9人目はジェラルド・フォード。リチャード・ニクソンがウォーターゲート事件
で辞任したことで副大統領から大統領になった。1973年に副大統領であった
スピロ・アグニューの辞任に伴い、上下両院の承認によって副大統領に選ばれた。
また、ケネディ暗殺事件の調査を担当するウォーレン委員会の委員に選出された。
スポンサードリンク
実在のアメリカ大統領を演じた俳優
アメリカ映画を見ていると大統領がよく登場する。単に大統領として登場する
こともあれば、名前を持つ架空の大統領、そして実在の大統領としても映画に
登場することがあります。
数多くの俳優がアメリカ大統領を演じてきましたが、その中でも演技力
のみならず本人と外見の酷似のバランスが良い俳優を紹介します!
ダニエル・デイ=ルイス
1人目はイギリス出身の俳優ダニエル・デイ=ルイスで、映画『リンカーン』
で第16代大統領であるリンカーンを演じた。俳優業を辞めて一時期は靴職人
として働いていたこともある。
実在の脳性麻痺の画家を演じた『マイ・レフトフット』と石油を掘り
当てた山師を演じた『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でアカデミー主演
男優賞を受賞した経歴を持つ。
そして『リンカーン』で3度目のアカデミー主演男優賞を受賞した。
アカデミー史上で唯一、主演男優賞を3度受賞した俳優となった。
徹底した役作りで知られ、『リンカーン』では髪とひげを伸ばして、
リンカーンに関連した書物を読み込んだ。さらに夫人役のサリー・
フィールドと19世紀の文体で手紙の交換を4か月間行い、
南部訛りを習得して撮影に臨んだという。
2017年の映画『ファントム・スレッド』での主演を最後に俳優業から
引退した。
フランク・ランジェラ
2人目はフランク・ランジェラ。映画『フロスト×ニクソン』で第37代大統領
リチャード・ニクソンを演じている。映画と同名の舞台劇の映画化で、
ランジェラは舞台に引き続きニクソンを演じている。
ウォーターゲート事件で辞任したニクソン大統領とイギリス人司会者デイビッド・
フロストとのインタビュー番組を描いている。
監督は『ビューティフル・マインド』でアカデミー監督賞と作品賞を受賞した
ロン・ハワード。
アンソニー・ホプキンス
3人目はアンソニー・ホプキンス。『羊たちの沈黙』でハンニバル・レクター
博士を演じてアカデミー主演男優賞を受賞した。オリバー・ストーン監督の
『ニクソン』で『フロスト×ニクソン』でフランク・ランジェラと同様に
第37代大統領リチャード・ニクソンを演じた。
また、スティーブン・スピルバーグ監督作『アミスタッド』でも実在のアメリカ
大統領ジョン・クインシー・アダムズを演じている。
ニクソン大統領の半生が描かれ、特に辞任のきっかけとなったウォーターゲート
事件、そして精神的に追い込まれていく大統領自身の姿に焦点が当てられている。
ジョン・ボイト
4人目はジョン・ボイト。『帰郷』でベトナム戦争からの帰還兵を演じて
アカデミー主演男優賞を受賞している。
娘はアンジェリーナ・ジョリーで、『17歳のカルテ』でアカデミー助演女優賞
を受賞している。
ボイトは2001年の映画『パール・ハーバー』で第32代大統領フランクリン・
ルーズベルトを演じている。出演シーンはわずかだが、日本軍の真珠湾攻撃に
断固立ち向かう大統領を熱演している。
ウディ・ハレルソン
5人目はウディ・ハレルソン。『LBJ ケネディの意志を継いだ男』でリンドン・
ベインズ・ジョンソンを演じている。ケネディ大統領暗殺によって副大統領
から大統領に昇格したジョンソン大統領の知られざる苦悩する姿を見事に
表現している。
ジョンソン大統領本人の話し方や仕草を完璧に身につけ、特殊メイクによって
本人になり切った。
アメリカ大統領を題材にした映画
デーヴ
1本目は『デーヴ』。『ワンダとダイヤと優しい奴ら』でアカデミー助演男優賞
を受賞したケビン・クライン主演の政治コメディー。クラインはアメリカ大統領
ビル・ミッチェルとミッチェルのそっくりさんのデーブを演じている。
副大統領役を『ガンジー』でインド独立の父マハトマ・ガンジーを演じた
ベン・キングズレーが演じている。
一度だけ大統領の代役を演じることになったデーブだが、本物の大統領が病気で
倒れてしまい、代役を演じ続けることになる。右も左もわからないホワイトハウス
の中で、デーブは持ち前の行動力で職務を精力的にこなしていく姿を描いている。
13デイズ
2本目は『13デイズ』。アメリカと世界を核戦争の瀬戸際にまで追い込んだ
キューバ危機の発生から回避までを描いた緊迫感あふれる政治映画。
若き大統領ジョン・フィッツジェラルド・ケネディが未曾有の危機に立ち向かう
姿が描かれていく。女優マリリン・モンローとのロマンスがささやかれるなど、
プレイボーイとしての一面もあると言われるケネディ大統領だが、この映画は
未曾有の危機に立ち向かう強い大統領としての姿を見ることができる。
3本目は『フロスト×ニクソン』。監督は『ビューティフル・マインド』で
アカデミー監督賞と作品賞を受賞したロン・ハワードだ。ウォーターゲート事件
で歴代大統領として初めて辞任したリチャード・ニクソンへのインタビューを
行ったデイビッド・フロストとの緊迫感あふれるやり取りが描かれていく。
同名の舞台劇の映画化。
こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
【映画】バイスの公開に先立ち、気になるところをまとめてみました。
完全な自己満なので、悪しからず^^
【映画】バイスの公開は、2019年4月5日(金)
アメリカの内政や軍事、外交までも支配した男、ディック・チェイニー
を名優クリスチャン・ベールが渾身の役作りとその演技が見どころです。
公開が待ち遠しいです^^
最後までありがとうございました。
ゆうすけ