映画『ありふれた教室』が、2024年5月17日（金）に公開されます。

 

第73回ベルリン国際映画祭で上映されW受賞を果たしたのを皮切りに、

ドイツ映画賞主要5部門受賞、アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートなど、

世界の映画祭を席巻した。

 

教育現場のリアルな現実に根ざし、世界中の学校やあらゆるコミュニティーで

いつ暴発しても不思議ではない“今そこにある脅威”を見事にあぶり出す。

 

現代社会の縮図というべき“学校”を舞台に描く極限のサスペンス・スリラー。

この記事では、映画『ありふれた教室』のあらすじや見どころ、またキャスト

と役どころについてもまとめました。

 

 

5.17公開『ありふれた教室』本予告

 

 

ありふれた教室(映画)のあらすじ

 

女性教師のカーラ・ノヴァクは、新たに赴任先となった中学校において、

1年生のクラスの担任を務めることになりました。

 

カーラは、仕事熱心で正義感が強く、教師たちはもちろん生徒たちからも

慕われるようになっていく。

 

ところがそんなある日、校内で盗難事件が立て続けに発生する。そして

こともあろうに盗難事件の犯人として疑われたのは、カーラの教え子だった。

 

これを受け校長らは、盗難事件の真相究明のため、強引な調査をする。

カーラはこれに反感を抱き、彼らとは別に自ら犯人探しを開始した。

 

その後、職員室を撮影した映像に盗難事件の犯行が映っていたという事実が

発覚する。

 

ところが盗難事件に対するカーラや学校側の対応は、やがて保護者の批判、

生徒の反発、同僚教師との対立といった深刻な事態へと発展していく。

 

後に引けないカーラは、次第に誰からも助けてもらえず、孤立無援の状況に

陥ってしまう。

 

 

 

ありふれた教室(映画)の見どころ

 

映画『ありふれた教室』は、イルケル・チャタク監督作品。脚本は

イルケル・チャタク監督とヨハネス・ドゥンカーが担当。

 

学校で盗難事件が起こることは、どこでも多少はあるのかもしれません。

 

しかしその余波が校内中に広がっていくさまが興味深いところ。カーラが

どうなるのか、盗難事件がどういう解決を見るのかが見どころと言える。

 

今作は、ドイツの新鋭監督イルケル・チャタクの長編4作目。これまで手掛けた

作品本数が少ない中、今作は世界的に高評価を受けていてアカデミー賞では、

国際長編映画賞にノミネート。

 

ベルリン国際映画祭では、パノラマ部門CICAE（国際アートシネマ連盟）賞、

ヨーロッパ・シネマ・レーベルを受賞。ドイツ映画賞では、作品賞、監督賞、

脚本賞、主演女優賞、編集賞を受賞しました。

 

これだけの成功を収めたイルケル・チャタク監督の今後の活躍も気になるところ。

2024年見逃せない作品の1つであることは間違いないといえるでしょう。

 

 

 

ありふれた教室(映画)のキャストと役どころ

 

役名	カーラ・ノヴァク
役どころ	赴任した中学校で1年生のクラスの担任を務める女性教師
演者	レオニー・ベネシュ
生年月日	1991年4月22日
出身地	ドイツ
出演作品	『白いリボン』『ペルシャンレッスン戦場の教室』『バビロンベルリン』『ザクラウン』『80日間世界一周』など

 

役名	オスカー
役どころ
演者	レオナルト・シュテットニッシュ
生年月日
出身地	ドイツ
出演作品

 

役名	フリーデリーケ・クーン
役どころ
演者	エーファ・レーバウ
生年月日
出身地
出演作品	『イングロリアスバスターズ』『アンノウン』など

 

役名	トーマス・リーベンヴェルダ
役どころ
演者	ミヒャエル・クラマー
生年月日
出身地	イタリア
出演作品	『異端児ファスビンダー』など

 

役名	ミロス・ドゥデク
役どころ
演者	ラファエル・シュタホビアク
生年月日	1981年
出身地
出演作品	『水を抱く女』『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』『ヒトラーのための虐殺会議』など

 

 

 

まとめ

現代社会の縮図<学校>に潜む“光”と“闇”――。これは、不寛容な世界で

生きる<わたしたち>の物語。

 

舞台が中学校という限られた空間の中、発生した事件が取り返しの

つかない方向へと進んでいくのが、興味深いところ。

 

はたしてどのような結末を迎えるのか、楽しみ。

 

レオニー・ベネシュをはじめ、レオナルト・シュテットニッシュ、エーファ

・レーバウ、ミヒャエル・クラマー、ラファエル・シュタホビアクなど、

情報が少ない俳優陣たちの演技に注目。

 

公開は、2024年5月17日（金）

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ