花腐し(映画)のあらすじや結末を原作小説よりネタバレ!見どころやキャストと役どころも

 

映画『花腐し』が、2023年11月10日(金)に公開されます。

 

原作は、松浦寿輝の芥川賞受賞した同名小説。廃れていくピンク映画業界

で生きる映画監督、脚本家志望の男、そして2人が愛した1人の女優による

切なくも純粋なラブストリー。

 

この記事では、映画『花腐し』のあらすじや結末を原作小説よりネタバレ

また見どころやキャストと役どころについてもまとめました。

 

 

「花腐し」予告編(11月10日(金)全国公開)

 

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花腐し(映画)のあらすじ

 

廃れつつあるピンク映画業界でもう5年も映画を撮れていない監督を務める

栩谷は、デザイン事務所を共同経営していた友人に騙され事務所の借金を

背負わされてしまう。

 

毎日を鬱々と暮らし、今は亡き恋人の祥子のことを忘れられずにいた。

今でも記憶の中に浮かんでくるのは恋人との雨の日の思い出で「傘を

さすのが下手」だと言っていたことを思い出すのだった。

 

祥子が亡くなってから10年以上も経っているにも関わらず、未練がましく

心に残っていた。今まで努力して来たつもりだったが、傘もまともにさす

こともできないで今日に至っているのではないかと考えていた。

 

そんなある日、新宿の消費者金融の社長・小坂という老人から、借金返済の

代わりにと取り壊しが決まっている小坂の所有する古アパートで唯一立ち

退かない伊関という男性を立ち退かせるというものだった。

 

伊関の部屋を訪れ、なんとか部屋に入れてもらった栩谷は、部屋でマジック

マッシュルームを栽培し、それを使い若い女に悪用していた。

 

女がマジックマッシュルームをしているのを発見した栩谷は、伊関に好きな

ようにされているのを見てウンザリ。アパートを出て新宿の夜の街を歩いた。

 

そして街の中の料理店へと入った。

 

そこでまた、祥子のことを考えていた。交際していた頃、祥子のアパートに

よく入り浸っていた。そして祥子と結婚したいという想いをほのめかせていた。

 

ところが祥子は、栩谷が言うことを冗談として紛らわしていた。

 

二人はあやふやな関係を続けていたが、次第に彼らの関係は腐っていき、やがて

祥子は亡くなってしまった。

 

栩谷は、祥子をうしなったことで、それからとずっと精神的に追い詰められていた。

 

 

 

花腐し(映画)の結末を原作小説よりネタバレ!

 

新宿の街の料理店で、栩谷が祥子のことを思い出していたところ、そこに

予期せぬ2人が姿を現した。1人で伊関でもう1人は、あの伊関のアパート

の部屋でマジックマッシュルームをしていた女だった。

 

女は、アスカという名前だった。アスカは、二人と少し話をした後、

夜の仕事のため、店を出た。

 

一方、料理店に残された栩谷と伊関は、世間話をすることに。

 

伊関は金のことを亡霊に例えた。伊関は、栩谷に世の中の人々は、

耐え忍び少ない金を稼ぎ、庶民的な生活に甘んじて、それで憂さを

晴らすのが関の山だと語ります。

 

人間の一生なんてそんなもんだと自分に言い聞かせながら諦めているんだ

ということでした。話を聞いていた栩谷は、自身の祥子との過去を回想して

いくことになる。

 

酔っ払った栩谷は、伊関の家へと誘われるままに入っていきました。

 

その後、酔った栩谷は、マジックマッシュルームを栽培している部屋に

寝かされました。気がつくとアスカが栩谷の上にまたがり、2人は関係を

結ぶことに。

 

栩谷は、マジックマッシュルームにより新宿が燃えてしまい、自身にも火が

つくという幻想や、体が腐っていく幻想を見る。

 

栩谷は、祥子と出会ったときのことを思い出しそのまま深い眠りに落ちた。

 

目が覚めると、伊関もアスカもいません。アパートを出ようとした栩谷は、

そこでいないはずの祥子の幻を階段の踊り場で目撃する。

 

実は祥子は自殺していた。

 

何があっても自分のことを見捨てなかった、そして常に自分を許してくれる

存在だった。今の栩谷は、そんな過去もあり、もうこれ以上失うものも恐れる

ものも何もないと思った。

 

栩谷は、祥子の幻を追いかけようとして、またアパートへと戻るのでした。

 

 

 

花腐し(映画)の見どころ

 

映画『花腐し』は、松浦寿輝さんの同名小説が原作で芥川賞を受賞したことで

話題になりました。監督を務めるのは『この国の空』『火口のふたり』などを

手掛けた荒井晴彦。

 

2人の男が偶然に出会い、共に愛情を注いだ女優・祥子との切なく純粋な愛が

どのように描かれているのか見どころ。

 

綾野剛、柄本佑、さとうほなみ、マキタスポーツ、奥田瑛二など豪華俳優陣

の演技も見どころと言える。

 

綾野剛、柄本佑の一人の女性を忘れられずにいる、未練がましい?純粋?

二人の男をどのように魅せてくれるのか興味深いところ。

 

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花腐し(映画)のキャストと役どころ

 

役名 栩谷修一
役どころ 廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督。恋人と死別している
演者 綾野剛
生年月日 1982年1月26日
出身地 岐阜県
出演作品 『パンク侍斬られて候』『楽園』『影裏閉鎖病棟 -それぞれの朝-』『ドクターデスの遺産 -BLACK FILE-』『ヤクザと家族 The Family』『ホムンクルス』『最後まで行く』など

 

役名 伊関貴久
役どころ 脚本家志望だった男。栩谷と出会いお互いが愛した女(祥子)が同じだったことに衝撃を受ける
演者 柄本佑
生年月日 1986年12月16日
出身地 東京都
出演作品 居眠り磐音』『青くて痛くて脆い』『アルキメデスの大戦』『真夜中乙女戦争』『ハケンアニメ!』『川っぺりムコリッタ』『夜明けまでバス停で』『シン仮面ライダー』など

 

役名 桐岡祥子
役どころ 栩谷と伊関が愛した女優
演者 さとうほなみ
生年月日 1989年8月22日
出身地 東京都
出演作品 『ここからの景』『窮鼠はチーズの夢を見る』『愛なのに』『Sexual Drive「麻婆豆腐」』『恋い焦れ歌え』など

 

役名 桑山篤
役どころ ピンク映画の監督
演者 吉岡睦雄
生年月日 1976年7月11日
出身地 広島県
出演作品 『64 -ロクヨン-』『スマホを落としただけなのに』『楽園』『漫画誕生』『ファンシー』『シュシュシュの娘』『とんび』など

 

役名 寺本龍彦
役どころ ピンク映画の監督
演者 川瀬陽太
生年月日 1969年12月28日
出身地 神奈川県
出演作品 『菊とギロチン』『億男』『走れ!T校バスケット部 』『おっさんのケーフェイ』『AI崩壊』『農家の嫁は、取り扱い注意!』『激怒』など

 

役名 リンリン
役どころ 中国からの留学生
演者 MINAMO
生年月日 2000年5月10日
出身地 京都府
出演作品 『花腐し』、2021年にSOFT・ON・DEMANDOよりAV女優デビュー

 

役名 ハン・ユジョン
役どころ 韓国からの留学生
演者 Nia
生年月日 2000年10月10日
出身地 台湾
出演作品 『花腐し』、2021年よりAV女優デビュー

 

役名 金昌勇
役どころ 栩⾕が⾝を寄せるビルのオーナー
演者 マキタスポーツ
生年月日 1970年1月25日
出身地 山梨県
出演作品 『そらのレストラン』『さよならくちびる』『さんかく窓の外側は夜』『劇場版 きのう何食べた?』『前科者』『ミンナのウタ』など

 

役名 韓国のスナックのママ
役どころ 韓国のスナックのママ
演者 山崎ハコ
生年月日 1957年5月18日
出身地 大分県
出演作品 『押絵と旅する男』『ヘブンズストーリー』『脳男』『グラスホッパー』『64 -ロクヨン-』『雪子さんの足音』など

 

役名 小倉多喜子
役どころ ピンク映画の製作会社社⻑
演者 赤座美代子
生年月日 1944年2月10日
出身地 愛知県
出演作品 『美味しんぼ』『陽炎』『恋人はスナイパー』『理由』『いぬばか』『デンデラ』『キセキの葉書』など

 

役名 沢井誠二
役どころ ピンク映画の脚本家
演者 奥田瑛二
生年月日 1950年3月18日
出身地 愛知県
出演作品 『64 -ロクヨン-』『散り椿』『洗骨』『居眠り磐音』『Diner ダイナー』『唐人街探偵 東京MISSION』『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』『アキラとあきら』など

 

 

 

まとめ

映画『花腐し』は、松浦寿輝の芥川賞受賞の同名小説が原作ということで

独特な世界観で物語の展開がとても興味深い作品。

 

この記事でご紹介しましたように綾野剛、さとうほなみ、柄本佑という演技派

で知られているキャストの顔ぶれにも、期待することができるでしょう。

 

原作小説とは、登場人物に設定の違いがあるようですが、原作を読んだ方は、

違和感は隠せないかもしれませんね。物語の展開にどのように影響するのか?

またそれも楽しみ。

 

公開は、2023年11月10日(金)

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 




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