映画『正欲』が、2023年11月10日（金）に公開されます。

朝井リョウの同名小説が原作。かなり深い作風で彩られている人間ドラマ。

 

家庭環境、性的指向、容姿など個々に異なった「選べない」背景を持つ人たち

を生きていくために模索する姿を描写し、またその中で「人が生きていくため

の推進力になるのは何なのか」というテーマを炙り出していくという衝撃的な

ストーリー。

 

ということで今回は、映画『正欲』のキャストと役どころ、またあらすじや

結末を原作小説よりネタバレします。

 

 

稲垣吾郎×新垣結衣『正欲』60秒予告

 

 

正欲(映画)のキャストと役どころ

 

 

役名	寺井啓喜
役どころ	横浜地方検察庁に勤務する検事
演者	稲垣吾郎
生年月日	1973年12月8日
出身地	東京都
出演作品	『クソ野郎と美しき世界』『半世界』『海辺の映画館―キネマの玉手箱』『ばるぼら』『窓辺にて』など

 

 

役名	桐生夏月
役どころ	岡山のショッピングモールの寝具店で働く
演者	新垣結衣
生年月日	1988年6月11日
出身地	沖縄県
出演作品	『トワイライト ささらさや』『くちびるに歌を』『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』『ミックス』『コードブルー -ドクターヘリ緊急救命-』など

 

 

役名	佐々木佳道
役どころ	桐生夏月の中学の同級生。大手食品会社に勤務
演者	磯村勇斗
生年月日	1992年9月11日
出身地	静岡県
出演作品	『劇場版 きのう何食べた?』『彼女が好きなものは』『ビリーバーズ』『異動辞令は音楽隊!』『さかなのこ』など

 

 

役名	諸橋大也
役どころ	心を誰にも開かずに日々を過ごすイケメン大学生。とあるダンスチームに所属
演者	佐藤寛太
生年月日	1996年6月16日
出身地	福岡県
出演作品	『わたしに××しなさい!』『青夏 きみに恋した30日』『走れ!T校バスケット部』『今日も嫌がらせ弁当』『花束みたいな恋をした』など

 

 

役名	神戸八重子
役どころ	金沢八景大学1年生。大学祭の実行委員
演者	東野絢香
生年月日	1997年11月9日
出身地	大阪府
出演作品	映画初出演

 

 

役名	高見優芽
役どころ	大学生で諸橋大也が所属するダンスチームの代表を務める
演者	坂東希
生年月日	1997年9月4日
出身地	東京都
出演作品	『虹色デイズ』『3人の信長』『八王子ゾンビーズ』『ダンシング・マリー』など

 

 

役名	寺井由美
役どころ	寺井啓喜の妻。専業主婦
演者	山田真歩
生年月日	1981年9月29日
出身地	東京都
出演作品	『Bの戦場』『架空OL日記』『すばらしき世界』『あなたの番です 劇場版』『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』『最後まで行く』など

 

 

役名	右近一将
役どころ	NPO法人の男性職員
演者	鈴木康介
生年月日	1997年12月19日
出身地	愛知県
出演作品	『クソみたいな映画』など

 

 

役名	那須沙保里
役どころ	桐生夏月が務めるショッピングモールの別のテナント店舗の店員
演者	徳永えり
生年月日	1988年5月9日
出身地	大阪府
出演作品	『フラガール』『コンフィデンスマンJP -英雄編-』『犬も食わねどチャーリーは笑う』『クモとサルの家族』など

 

 

役名	越川秀己
役どころ	寺井啓喜の事務官
演者	宇野祥平
生年月日	1978年2月11日
出身地	大阪府
出演作品	『嘘八百』『嘘八百 京町ロワイヤル』『ハードコア』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『事故物件 恐い間取り』『星の子』『罪の声』『花束みたいな恋をした』『バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜』『前科者』『とんび』『ビリーバーズ』『“それ”がいる森』『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』など

 

 

役名	西山修
役どころ	夏月と佳道の同級生
演者	渡辺大知
生年月日	1990年8月8日
出身地	兵庫県
出演作品	『ギャングース』『見えない目撃者』『わたしは光をにぎっている』『ノイズ』など

 

 

役名	谷田部陽平
役どころ	小学校の非常勤講師
演者	岩瀬亮
生年月日	1980年11月10日
出身地	茨城県
出演作品	『THE BAND’S NEW STAGE』『一週間フレンズ』『シスターフッド』『見えない目撃者』『猿楽町で会いましょう』など

 

 

役名
役どころ	夏月と佳道の中学時代の担任教師
演者	山本浩司
生年月日	1974年8月11日
出身地	福井県
出演作品	『居眠り磐音』『人間失格 太宰治と3人の女たち』『ソワレ』『朝が来る』『ひらいて』『弟とアンドロイドと僕』など

 

 

 

正欲(映画)のあらすじ

 

信じられない事件が報じられる。公園で小児性愛者たちがパーティーをして、

3人の男たちが逮捕された。その男たちは、子供の画像や動画を撮影しては、

仲間内で楽しんでいた。

 

そしてこれまで世間に犯罪がバレないように工夫をしていたが、1人の

メンバーが、未成年の少年と肉体関係を持ったことにより、あえなくバレて

しまうことに。

 

それら男たちの素性は、イケメン大学生など、一般的な犯罪者のイメージとは

ほど遠いようなものだった。

 

男たちのリーダーの佐々木佳道は、自らにかけられた容疑を認めてはいなかった。

マスコミが佐々木佳道の自宅の周辺に張り込み佐々木佳道の妻に取材をします。

 

ところが夫の起こした事件のことを訊こうとすると妻は自宅に逃げ込んでしまい

取り付く島もない状況だった。

 

私達が普段生活をしている場所でそんなことをするように思えない人たちが

そのような犯罪を行っていたという事実にショックを隠せないでいた。

 

 

 

正欲(映画)の結末を原作小説よりネタバレ

 

検事の寺井啓喜は、容疑者の妻の桐生夏月から事情聴取を行います。

 

しかし桐生夏月は夫のことを信じきっていて検事が何を聞いても無駄だとして、

一切話に応じようとしませんでした。

 

こうして事情聴取は平行線を辿っていくことになる。

 

実は寺井啓喜は、自身の家庭では妻とうまくいってなく、妻からは、家庭を

顧みない夫、父親として責められていた。

 

しかし寺井啓喜は、自分の言うことは正しいと思っていたが、このような現実に

直面し、どこがまずかったのか分からないでいた。

 

すると寺井啓喜に桐生夏月が自分は別れないとと夫に伝えて欲しいと告げた。

寺井啓喜は、桐生夏月が夫とどのように繋がっているのか不思議に思い始める

のだった。

 

自分の夫が小児性愛者で犯罪者なのに、どうしてこんな感情でいられるのか、

寺井啓喜には理解できなかった。

 

桐生夏月は、寺井啓喜の部下から夫への伝言は弁護士に頼むように伝えられます。

これに応じる桐生夏月。

 

一方で寺井啓喜は、桐生夏月の事情聴取をこのまま終了していいのかどうか

分からなくなり、どうしていいのか動けなくなってしまう。

 

 

 

まとめ

映画『正欲』は、意味深なタイトルといい、その内容といい、興味深いところ

満載です。多様性をテーマにしながら、その多様性を問うような作風は、かなり

斬新だと言えるのではないでしょうか。

 

キャストには稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香など豪華俳優陣

を迎え、その演技に注目です。

 

「人が生きていくための推進力になるのは何なのか」劇場で確かめてみては

いかがでしょうか。

 

公開は、2023年11月10日（金）

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ