百花(映画)のあらすじや結末ネタバレ!菅田将暉(葛西泉)の最後についても

 

映画『百花』が、2022年9月9日(金)に公開されます。

 

認知症の母親と向き合う息子を描いたヒューマンドラマ。原作は、映画プロデューサー

としても有名な川村元気の小説で監督も原作者本人が務めている。そして認知症の

母を持つ息子の葛西泉を菅田将暉、認知症の母親・百合子を原田美枝子が演じる

という豪華なキャスティング。

 

ということで映画『百花』のあらすじや結末ネタバレ、また菅田将暉演じる葛西泉

の最後について原作小説を参考にまとめました。

 

 

『百花』超特報【2022年9月9日(金)公開決定】

 

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百花(映画)のあらすじ

 

家を出て15年、音楽ディレクターで妻の香織と二人暮らしの葛西泉は、大晦日に

母親の百合子が独りで暮らす実家に帰省した。元旦が百合子の誕生日ということも

あり、毎年大晦日は2人で過ごすようにしていた。

 

泉は父親のことは一切知らず、ピアニストだった百合子が自宅でピアノ教室を開き、

シングルマザーとして泉を育てあげた。

 

泉が実家に帰ると百合子の姿はなく、近所を捜したところ、夜の公園で寒い中、

コートも羽織らず1人でいるところを発見する。

 

声をかけると百合子は「買い物に行ったら少し疲れた」と言いますが、その手には

買い物袋さえ持っていませんでした。泉は、百合子の異変に気づき、彼女の記憶が

怪しいということに至ります。

 

そんななか泉の元に百合子がスーパーで万引きをしたと警察から連絡を受け、

急いでスーパーに行くと警察官から百合子を病院に連れて行くよう勧められた。

 

早速、百合子を病院に連れていき検査を受けるとアルツハイマー型認知症だと

診断された。

 

ところが百合子は半年前に、アルツハイマー型認知症の疑いがあると、医師から

告げられていた。そして泉にそのことを告げようと何度も電話をしていた。

 

泉は、頻繁に電話がかかっていたにも関わらず、忙しさにかまけて百合子のことを

顧みなかったことに責任を痛感することに。半年前に百合子が1人で検査を受けに

行く様子を思い浮かべ、泉は自己嫌悪に陥ってしまうのだった・・・。

 

 

 

百花(映画)の結末ネタバレ

百合子はヘルパーを雇い、一人暮らしすることになります。

 

そんなある日、ヘルパーから百合子がいなくなったと知らされ、泉が捜すと百合子

は小学校の教室で見つけた。百合子は迷子になった息子を探していると説明する。

 

そんな母を見ながら、昔の自分は母を心配させて探して欲しくてわざと迷子になって

いたことを思い出しました。

 

泉は、百合子を施設に入れることにします。入居日、百合子の荷物をまとめ入居準備

を済ませ、そして片付けのため施設に百合子を残し、実家に戻った泉。部屋を整理

していく中、小さなメモをみつけた。

 

それには食材を買いすぎないこと、ヘルパーの来る時間、泉の名前、泉の好物、

泉の仕事、泉に迷惑をかけないことなどが書かれていた。

 

そしてその最後には「泉、ごめんなさい」とあった。それを見た泉は溢れる涙を

抑えきれませんでした。

 

入所後、百合子は半分だけの花火を見たがり、泉は花火大会に連れて行った。

ところが、ここで百合子は、とうとう泉が誰なのかが分からなくなってしまう。

 

その後、百合子は亡くなり、泉は、花火の音を聞くと百合子といっしょに実家に

引っ越した日に、家から花火が見えたときの記憶が蘇った。

 

そのときの花火は、家の前に大きな団地があったため、泉は半分だけしか見ることが

できなかった。

 

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菅田将暉(葛西泉)の最後

泉は、一人で半分だけの花火を見ていました。

 

百合子は、半分だけの花火を忘れていたということを花火見学に行ったときに

思い出していた。

 

泉は、百合子が見たいと思っていた花火を、とうとう見せてあげることが出来な

かったことを後悔していました。しかしその一方で、泉の心の中には、半分だけの

花火の美しさで百合子と過ごしてきたこれまでの歳月が次々と甦ってきた。

 

泉は、生前百合子が自分にしてくれたことや自分がそうした百合子に感謝していた

のに忘れてしまっていたことを悔やんでも悔やみきれなかった。

 

そして打ち上げられていく半分だけの花火は、次第に消えていった。それはあたかも

泉と百合子が共に暮らしていた実家に咲いていた花のようだった。あの花と同じよう

に半分だけの花火は、美しい記憶のみを残していくのだった。

 

泉は、涙で景色がよく見えなくなっていたが、半分だけの花火が百合子の姿を

ずっと想い出として浮かび上がらせていたのだった。

 

 

 

まとめ

原作者の川村元気さんは、認知症になった自身の祖母をはじめとするたくさんの

認知症患者、認知症患者の家族、そして医療関係者、介護関係者などを取材して

原作小説を執筆したとのこと。菅田将暉、原田美枝子の演技も気になるところ。

 

自身の母親とリンクさせ、思いを馳せ、大切なものは失ってはじめてその大切さ

に気づくものだと、あらためて考えさせられる感涙必至の作品。

 

公開は、2022年9月9日(金)

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 




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