窮鼠はチーズの夢を見る(映画)のタイトルの意味とは?原作者の意図やメッセージも

 

映画『窮鼠はチーズの夢を見る』が、9月11日(金に公開されます。

水城せとなさんの同名コミックが原作で大倉忠義さん、成田凌さん出演で話題です。

 

7年ぶりに再会した2人の男性が禁断の関係になっていくというストーリーを大胆かつ

繊細に描かれる。原作コミックでは、かなりリアルな性描写で読者を驚かせた。

 

それだけに映画『窮鼠はチーズの夢を見る』ではそのリアルな世界観をどこまで魅せる

のか?またどのように仕上がっているのか?気になるところ。

 

さて今回は、今作品の一度見たら忘れられないタイトルについて、タイトルの意味、

タイトルに込めた原作者の意図、またタイトルに込められたメッセージについて

まとめてみました。

 

 

9月11日(金)公開/映画『窮鼠はチーズの夢を見る』90秒予告

 

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窮鼠はチーズの夢を見る(映画)のタイトルの意味とは?

 

あまりにも衝撃的な内容の映画『窮鼠はチーズの夢を見る』。

しかしそれ以前の問題として、この意味が分かりにくいタイトルの存在があります。

 

まず「窮鼠はチーズの夢を見る」の「窮鼠」ですが、こちらは「キュウソ」と読み、

こちら「窮鼠」とは、追い詰められ、窮地に立たされたネズミのことです。

 

「窮鼠猫をかむ」という言葉がありますが、どれだけ弱い者でも、また敵わない相手

だとしても、逃げ場がないなど窮地に立たされると向かっていく(戦う)ということ

を意味します。

 

映画『窮鼠はチーズの夢を見る』のタイトルは、一般的な映画のタイトルとは異なり

かなり意味深だと言えます。

 

追い詰められたネズミは、自分の好きなもの(チーズ)の夢を見るということで、

人は追い詰められると、自分にとって都合の良い方向へ逃げるという意味から

転じて、人は追い詰められると本当に好きなもの大切なものに気づくという

意味ではないでしょうか。

 

窮鼠は「恭一」、チーズは「今ヶ瀬」だと考えられる。

 

 

 

窮鼠はチーズの夢を見る(映画)のタイトルに込めた原作者の意図とは?

 

『窮鼠はチーズの夢を見る』とはとても気になるタイトルなのですが、原作者の

水城せとなさんは、このタイトルにどのような意図があったのか?気になります。

 

この作品は2人の男性が繰り広げる、リアリティのある世界観と心理描写で同性愛を

描いた恋愛物語。

 

妻のいる大伴恭一が、大学時代の後輩である今ヶ瀬渉から理不尽な要求を突きつけ

られながらも、やがてそれを受け入れるようになっていく、というものなのでした。

 

恭一が大学時代の後輩である今ヶ瀬から理不尽な要求を突きつけられ、最初は抵抗

しつつも、やがて逃げ道もなくなり徐々に抵抗を弱めることから「窮鼠」は「恭一」「人」、

「チーズ」は「今ヶ瀬」「好きなもの」「都合よく」、「夢をみる」は「想う」「動く」「逃げる」に

例えたのではないでしょうか。

 

恭一が言い寄られと断れず、常に受け身の恋愛をしてきたことから、言い寄られる

ことが追い詰められる(窮地に立たされる)ということになり、そのだらしなさを

チーズの夢を見る(都合よく、こだわりなく)流されるというようにも解釈できる。

 

映画にとってタイトルは重要です。そのことからも『窮鼠はチーズの夢を見る』

というタイトルは、かなりハイセンスだと感じます。

 

 

 

窮鼠はチーズの夢を見る(映画)のタイトルに込めたメッセージとは?

 

この作品のタイトルは、ある有名なSFの作品のタイトルに倣ったものとみられます。

それは、フィリップ・K・ディックの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』。

 

あまりにも有名な作品ですから、このタイトルを目にしたことがある方は、けっして

少なくないものとみられます。

 

因みにこの作品のタイトルもかなり印象的なものであるため、似たようなタイトルを

持ったパロディの作品などを数多く生み出すことになりました。

 

映画『窮鼠はチーズの夢を見る』に関しても同様で、小説『アンドロイドは電気羊

の夢を見るか?』を匂わせることによって、ある程度は話題性を狙ったところもある

のかもしれません???

 

 

またタイトルの意味からも『人は追い詰められると自分の都合の良い方向へ逃げる』

というメッセージが込められたのではないでしょうか?

 

また恭一と今ヶ瀬との恋愛関係から、恭一はどんな窮地(誰と付き合おうが)、

結局、今ヶ瀬のことを想うということから、人はどんなに追い詰められても、

結局、自分の好きなものしか目がいかない、追い詰められて初めて好きなものが

はっきりするというメッセージが込められているだと感じた。

 

 

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窮鼠はチーズの夢を見る(映画)のあらすじ(内容)

 

広告代理店勤務の大伴恭一は、これまで言い寄られると断りきれず、簡単に不倫を

繰り返して来ました。

 

そんなある日、恭一は、大学の後輩だった今ヶ瀬渉と7年ぶりに再会しますが、

今ヶ瀬は、興信所に務めていて、恭一妻の依頼で恭一の不倫を調査していたのでした。

 

今ヶ瀬は、条件付きで不倫を追うのをやめることを示唆します。

今ヶ瀬は、恭一のことを想っていて、彼が自身と肉体関係を持つことを求めたのです。

恭一は、そんな今ヶ瀬に抵抗しますが、やがて2人の関係はまんざらでもない感じに

なっていくのでした。

 

 

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まとめ

映画『窮鼠はチーズの夢を見る』は、予想を遥かに超え、驚かされます。

しかもなんといっても、そのタイトルが興味深いところ。またこの激しい同性愛を

大倉忠義さんと成田凌さんはどのように演じ、どう魅せてくれるのか?気になる

ところ満載です。

 

公開日は、今のところはっきりしていませんが、公開が待ち遠しい作品。

 

最後までありがとうございました。

ゆうすけ

 




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